こんばんは。
こばかずです。
先日の6月3日、billboard classics 玉置浩二 LEGENDARY SYMPHONIC CONCERT 2023 “Navigatoria”@沖縄コンベンションセンター公演に参加しました。
1. 公演前の様子
会場の写真です。
(公演翌日に撮影したものを含みます。)
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普段のコンサートホールと異なるのが、公演前は会場内に外の陽が差し込んでいたことです。
4枚目の写真が会場を横から撮影したもので、エメラルドグリーンのカーテンがかかっていることが確認できます。
このカーテンが開演前は上がっていて、ホールの中に直射日光が降り注いでいました。
また、会場の入場口から座席までの距離がとても短く、外の音も聴こえてきたことから、野外劇場の雰囲気も感じました。
この日の座席は、前から5列目の右側でした。
スピーカーが目の前にあり、玉置さんの動きもよく見える位置です。
これまで参加した通算のシンフォニックコンサートの中でも、最も良席だったと思います。
開演時間の17時になると、緑のカーテンが降りてきて、外の光を遮断していきます。
それと同時に、会場内はオレンジにライトアップされました。
17時05分、琉球交響楽団、大友さんの順にステージへ入場してコンサートスタート。
2. 公演の様子・各曲の感想
1. 歓喜の歌
演奏中はコンサートまでの1週間を思い出して、涙腺が緩くなりました。
台風で開催が危ぶまれましたが、目の前で大好きな音楽を聴くことができている喜びに浸りながら、この曲を聴きました。
2. あこがれ
玉置さんが登場します。
観客席からは既に大きな拍手が起こっていました。
シンフォニックコンサート初の沖縄公演、無事に玉置さんの姿を見ることができた皆さんの喜びの想いが、この拍手から伝わってきます。
玉置さんのスタンバイができるのを確認して、大友さんの指揮がスタート。
いつもと同じように、玉置さんは右手を左胸に当ててこの作品に入り込んでいました。
3. ロマン
あこがれからの流れでロマンがスタート。
目の前に音響があるため、玉置さんの息づかいまでもが鮮明に聴こえてきます。
これのまた美しいこと!
曲序盤の語りかけるようなAメロ・Bメロで、特にそれを確認できました。
この曲では、大友さんとのアイコンタクトの多さも印象に残っています。
この日はステージ上の様子がよく伺えたため、2人のやり取りがしっかりと見えました。
お互いに何度も振り返り、歌い始めのポイントを合わせる姿を確認しました。
私の好きなところは「寄り添い 眠ろう」のジェスチャー。
大友さんの指揮に、うなずきながら応える玉置さんの姿が良いです。
4. GOLD
玉置さんのジェスチャーを2つ見ることができました。
「真夜中に 出る舟で」で手を前に出す動作。
「今日までの2人に 手を振って」で手を横に振る動作がありました。
この日の玉置さんの歌声は絶好調で、抑えて歌うところも、強く歌うところも、見事な歌声でした。
5. キラキラ ニコニコ
やはりこの曲は、途中で何度も見られる間奏中のフェイクが印象に残っています。
席から玉置さんがよく見えたため、マイクを口から離したときの絶妙な距離感を確認できました。
右手で持ったマイクを、右胸の横まで遠ざけて「Yeah~ Oh~」や「全力」といった発声。
コンサートならではの臨場感を肌で感じることができました。
6. MR.LONELY~All I Do~サーチライト(メドレー)
ツアーの中盤で、裏声を使った歌い方や、原作通りのメロディーで歌う姿が目立ったMR.LONELYですが、5/25@東京ガーデンシアター公演では近年よく見る歌い方に戻っていました。
この日もどのように歌うのか、注目して見ていましたが、やはりいつも通りの歌い方でした。
All I Doで印象に残っているのが、「All I Do うつむかないで」のところです。
昨年のArcadia公演では、「うつむかないで〜〜⤴︎⤴︎」と、最後のトーンが2段階音程を上げる歌い方であったと記憶しています。
それが昨年の故郷楽団ツアーの途中からここまで、この歌い方をすることはあまり無かったように思います。
それがこの日は、音を2段階上げる歌い方をしていました。
個人的にここのアレンジが好きなポイントだったので、沖縄で聞くことができて良かったです。
サーチライトは「君なんだ、君なんだ」のジェスチャーが印象に残っています。
玉置さんが左手にマイクを持ち替えて、右手を観客席の方に出して会場を覆う動作。
この日の席が前方だったため、自分に向かって手を向けられているような感覚で、思わずドキッとしてしまいました。
7. あなたがどこかで
最後の歌唱に向かうところの間奏で、激しいシャウトを目にしました。
3月の玉置浩二ショーでこの曲が演奏されたときは、とてもエネルギッシュなシャウトを見ることができたため、その後の公演でもこの部分に注目していました。
しかしながら、それほど大きく叫ぶシーンは多くなかったと記憶しています。
それがこの日は一変、聞いているこちらが感傷的になるまで叫び、吠えていました。
8. Friend
この曲は本当に何度聞いても良いですね。
2015年の公演初期から歌われているこの曲、シンフォニックコンサートの代名詞とも言えると思います。
最大の見どころはサビのロングトーン、とても大きな口を開けて歌っていることを確認できました。
あの歌声は、こんなに大きな口から出ているのか!と驚いた瞬間です。
曲の終了後は、いつもと同じようにマイクを丁寧に置いて、退場していきました。
9. 沖縄交響歳時記 第三楽章 夏
20分の休憩後、コンサート再開。
いつものように、ドビュッシー 行列のポップなメロディーを頭に思い浮かべていましたが、始まったのは激しい演奏。
そう、管弦楽のセットリストが変更になりました。
1番印象的だったシーンが、ある打楽器がソロで単調なリズムを取っている間に、楽団の方々が一斉に楽譜をめくるところ。
全員がササっと素早くめくっていたのが面白かったです。
この楽器音、シンフォニックコンサートではあまり聞き馴染みのない音だったため、調べてみると「三板(さんば)」という沖縄の民謡音楽で用いられる小型の打楽器のようです。
※私の耳と記憶が頼りなので、間違っている可能性もあります。
一応、沖縄交響歳時記(CD)の内容紹介には、「録音時の楽器編成では、沖縄の伝統楽器である三板(さんば)や島太鼓を取り入れ、独自のアンサンブルを構築しました。」といった記載がありました。
三板(さんば)の音と、第三楽章 夏のロングバージョン(三板のパートが入っていないのが惜しい)は下記で確認できます。
10. 愛の戦友
玉置さんが紫の衣装にチェンジして再登場。
ステージが赤くライトアップされ、バイオリンの前奏で愛の戦友がスタートします。
この曲も、中盤にある間奏中のシャウトが普段よりも大きい感じがしました。
そこからのラストサビは、玉置さんと大友さんにしか入り込めない空間へ。
「愛のせいで 僕が先に 倒れて そのまま 動かなくなったら」
大友さんが玉置さんの方を向いて指揮をして、見事に歌声を引き出していました。
この掛け合いは、Navigatoriaの象徴だったと思います。
11. 行かないで
地声と裏声の切り替えが見事なこの曲、何度聞いても鳥肌が立ちます。
特に1番の「いつまでもずっと 離さないで~~~」を強烈に歌い上げてから「Ah~」の裏声。
逆に鳥肌が立たなかった日がないくらいです。
2番とラストのサビは力強く歌い上げた姿が印象的でした。
「いつまでもずっと~ は~〜なさないで~」というように、「は」の入りを一拍早めたアレンジをしていました。
こういうアレンジが大好きです。
12. ワインレッドの心~じれったい~悲しみにさよなら(メドレー)
ワインレッドもツアー中盤では裏声を使った歌い方をするなど、多様性のある歌い方を見せていましたが、この日は聞き馴染みのある歌唱スタイル。
それとは少し異なるのがラストサビの部分。
「あの消えそうに燃えそうな ワインレッドの」で叫ぶようなフェイクがありませんでした。
からのじれったい。
前奏中のフェイクがいつもよりも多かったと感じました。
曲中はリズムをよく取って歌う姿が目立ち、とても楽しそうに歌っていました。
悲しみにさよならでは、これまでの公演と同じように、Aメロ・Bメロは抑えめに、サビは力強く歌っていました。
定番のアレンジは、この日も「愛を世界の平和のために」です。
13. JUNK LAND
5月の東京公演でスピード感が増したように感じたこの曲、この日も疾走感あふれるリズムでした。
玉置さんの歌唱が始まると、観客の手拍子が大きくなり、とあるハプニングも起こりました。
大友さんがこちらに背を向けたまま、手拍子を制止するようなジェスチャーをしたのです。
両腕を腰の高さでぶら下げ、両手のひらを客席に向けて振り、「やめて、やめて」という動作。
その後も1度、指揮を振りながら左手を右脇に通して「STOP」のサイン、念押しが入りました。
シンフォニックコンサートではリズム感を取ることが非常に難しいと思われるJUNK LAND、加えていつもよりもスピードが早かったため、観客の手拍子でリズムが乱れることを懸念したのでしょうか。
ステージの指揮が第一優先にも関わらず、これには大友さんの必死のプレーを見ました。
特筆すべきは玉置さんと琉球交響楽団、その間もペースが乱れることなく歌唱・演奏が続けられていました。
すっかりとシンフォニックコンサートでも定番になったこの曲、ツアーの終盤からはリズム感が早くなったこともあり、来年以降に向けても色々と試しているのかな?といったことを思い浮かべていると、ラストのスキャットへ。
大友さんの指揮にピッタリと合わせてマイクを引っ込める玉置さんの動作。
その瞬間に観客席から大きな拍手。
この曲、拍手から拍手で曲が終わりました。
14. 夏の終りのハーモニー
1番の「忘れずに〜〜〜」と永遠に続くロングトーン、沖縄でも見ることができました。
最後のサビはノーマイクへ。
ノーマイクに入る直前の「Yeah〜」のあとに「Oh〜〜⤴︎⤴︎」という遊びが加わっていることを確認しました。
この日の玉置さん、いつもよりもこういうフェイクが多かったように感じます。
その後のノーマイクは、良席のおかげでいつもよりも歌声がハッキリと聞こえてきました。
その後、観客席から見て玉置さんが右、大友さんが左に整列。
大友さんは一歩引いた位置で玉置さんを讃えていました。
この立ち位置、指揮者の方は少し引いたところに立つことが多いのでしょうか。
これまで参加したコンサートでは、やや後方の席に座ることが多かったため、てっきり横並びに並んでいると思っていました。
1度2人が退場して、また戻ってくると拍手&指笛の嵐。
指笛のすごい音量に「これが本場の指笛か~!」と感動しました。
15. 田園
玉置さんの退場後、大友さんが指揮台に上がり、コンサート再開。
ベートーヴェンの“田園”からスタートして、途中玉置さんの“田園”が織り交ぜられると観客席から拍手。
当日券も発売された本公演、沖縄の方も多かったのかな?と感じました。
その後、前奏と同時に玉置さんがステージに戻ってきました。
観客総立ちでリズムに合わせて拍手。
ここは大友さん、止めません。
そのままサビへ突入し、お待ちかねのご当地アレンジ。
「愛はここにある 沖縄にある」でした。
聞きたかったアレンジが聞けて感動!
そして最後のスキャットは、いつも通り激動そのもの。
大友さんの指揮が終わった直後に観客から拍手が起こりましたが、それ以降も声が出ていたんじゃないかと思うほどに、なお後ろへ仰け反っていました。
16. メロディー
玉置さんと大友さんが1度退場。
2人がいない間も拍手が鳴り止みません。
そんな中、2人が再入場してメロディースタート。
ここの入りがいつもよりもすんなりと入った感じがして、「これはダブルアンコールあるか!?」という期待が走りました。
正直、メロディーの記憶があまりありません。
玉置さんのコンサートはいつもそうで、この頃になると頭が真っ白になってしまうのです。
気付いたら曲の終盤へ。
ちょっとしたアレンジを最後のノーマイクで確認しました。
「メロディー 泣かないで~〜〜」のところ。
「メ~ロ⤴︎ディー」という歌い方をしていました。
5月の東京公演でもこの歌い方だったと再確認。
玉置さんの歌い方、細かく変化を付けてくるのでこれからも目が離せません。
曲の終了後は、また玉置さんが右、大友さんが左の立ち位置。
玉置さんが退場すると、その姿を追うように大友さんも退場。
その途中、コンサートマスターの森下さんに何かを話しかけていました。
そのときの森下さん、これから何かをするのかしないのか、大友さんが明言していないようなじれったさそうな表情をされていたように見えました。
そこでもう1度、玉置さんがステージに戻ってきます。
観客席に向かって手を伸ばし、ゆっくりと全体を覆うようにスライドさせた後、エアハグが出ました。
そこから再び玉置さんと大友さんが退場し、森下さんが起立をして舞台袖に戻ろうとしているとき、その横を玉置さんが通り抜けてまた戻ってきました。
ここで拍手がさらに強まり、玉置さんがバックヤードに手を上げる動作に引かれて、大友さんも再登場。
玉置さんの指揮で大友さんが登場するとは!
普段とは全くの逆パターンを見ました。
その後、玉置さんと大友さんが退場し、終演のアナウンスも終わったにも関わらず、拍手は鳴り止みませんでした。
楽団の方々が自らの楽器を片付けている中、なんとなんと玉置さん再登場!
これで3度目です。
ステージの後ろを向き、楽団員にもお辞儀・拍手をしていました。
その後、玉置さん・楽団員が退場をして終演。
公演後の熱気、本当に凄まじかったです。
以下、楽曲のセットリストです。
3. セットリスト
billboard classics
玉置浩二
LEGENDARY SYMPHONIC CONCERT 2023
“Navigatoria”
6月3日
沖縄コンベンションセンター
セットリスト
【一部】
1. 歓喜の歌(管弦楽)
2. あこがれ(Instrumental)
3. ロマン
4. GOLD
5. キラキラ ニコニコ
6. MR.LONELY〜All I Do〜サーチライト(メドレー)
7. あなたがどこかで
8. Friend
【二部】
9. 沖縄交響歳時記 第三楽章 夏(管弦楽)
10. 愛の戦友
11. 行かないで
12. ワインレッドの心〜じれったい〜悲しみにさよなら(メドレー)
13. JUNK LAND
14. 夏の終りのハーモニー
【アンコール】
15. 田園
16. メロディー
4. 公演後の様子
公演後の様子です。
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5. 全体の感想
沖縄初のシンフォニックコンサート、玉置さんの調子は絶好調。
とても楽しそうに、軽快なリズムを刻みながら、身体の動きとフェイクでそれを表現する姿が印象的でした。
個人的には、前から5列目という良席で、普段は確認できないような細かい玉置さんの所作や、ステージ上の振る舞いが見れたことは良い経験になりました。
また後日、その翌日に行われた千秋楽、那覇文化芸術劇場なはーと公演の様子も書きたいと思います。
こばかず
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