先日の12月19日、玉置浩二 クリスマスディナーショー2024@ホテルニューオータニ公演に参加しました。
※本投稿では、会場内の様子をはじめ、提供されたディナーのメニューやショーのセットリスト・演出を記載します。これからディナーショーに参加される方や、ネタバレに抵抗のある方はご注意ください。
1. タイムスケジュール
タイムスケジュールは以下の通りです。
・受付:17:00
・ディナー:18:00
・ショー:19:30
今回はホテル枠でチケットを入手しました。そのため、FC先行の電子チケットとは異なり、12月上旬に案内とチケットが郵送されてきました。
高級感の溢れるクリスマスディナーショー仕様で、紙の良さを実感しました。
2. 公演前の様子
公演前の会場の様子です。
ディナーショーらしく、金と銀がメインの配色でした。入口を抜けると、左側にはグッズ販売のブースがあり、宴会場までの道が広がります。
その先には、銀の飾り物が施された記念ボードが設置されていました。
ここは記念撮影スポットになっており、ディナー前は多くの人で列ができていました。その左手がとうとう宴会場の入口で、ディナーとショーを楽しむ場になります。
3. ディナー
テーブルの様子です。カトラリー・ナフキンが綺麗に配置され、玉置さんの写真が表紙となったメニュー表も置かれていました。
ディナー開始の18時、メニュー表の上から順に料理が提供されていきます。
お酒はシャンパンの他に「クリスタルレッド」と名付けられたカクテルを注文しました。主催のホテルニューオータニが、玉置さんのイメージに着想を得て作られたカクテルのようです。赤ワインに紅茶がブレンドされた味でした。
以下、ディナーのメニューリストです。
ディナーのメニューリスト
玉置浩二
クリスマスディナーショー2024
12月19日
ホテルニューオータニ 鶴の間
Menu
ひと口のお愉しみ
ビーフパテとサーモンコンフィ キャビア添え 珠玉なるデリスは美食のハーモニー
滑らかなマッシュルームのクリームスープ パイ包み焼き
国産牛背肉の華麗なるローストビーフ 彩り野菜の庭園風 特製グレイヴィーソース
苺のクープ仕立て 八丈島ジャージーミルクジェラートとともに
オリジナルブレンドコーヒー 又は 紅茶
パン職人が手掛けるホテル特製ブレッドとフランス産発酵バター
【Drink】
ドラピエ プルミエ クリュ オータニ ブリュット
シャトー ラ フルール レスクール(白)
シャトー ド レスクール(赤)
スコッチ・ウイスキー
コニャック
バーボン・ウイスキー
焼酎(芋・麦)
クリスタル レッド(アルコール)
ミルキー ギフト(ノンアルコール)
ビール
オレンジジュース
ウーロン茶
コーラ
ノンアルコールビール
4. ショー
公演前に撮影したステージの写真です。
演奏者のポジションは今年のソロツアーと同じでした。この日、参加したサポートメンバーは以下の通りです。
サポートメンバー
玉置浩二
クリスマスディナーショー2024
12月19日
ホテルニューオータニ 鶴の間
サポートメンバー
キーボード:トオミヨウ
ギター:秋山浩徳
パーカッション:中北裕子
ベース:千ヶ崎学
サックス:門田 “JAW” 晃介
1stバイオリン:吉田宇宙
2ndバイオリン:白澤美佳
ヴィオラ:大辻ひろの
チェロ:ロビン・デュプイ
スタート
19時30分、定刻通りにショーの幕が上がりました。客電が暗転され、ステージ下手からサポートメンバーが入場します。それぞれの位置に着くと、短編のインストゥルメンタル曲で公演がスタート。その曲が終わると、玉置さんが全身黒の衣装で上手から登場し、大きな拍手が会場を包みました。
以下、曲名は文中に記載します。
1曲目
門田さんのサックスが前奏を演奏する1曲目は【夜想】でした。ディナーショーにピッタリの選曲で、個人的にも好きな曲だったのでとても嬉しかったです。
クライマックスに向かっていくCメロ、
時が何を 連れ去ろうと
守りたいものは 分かってたのに
から、ストリングスが小刻みな演奏でリズムを生み出しているのが印象的でした。ここから玉置さんの歌声もどんどん力強さが増していき、感動的な名曲が終了に向かいました。
2曲目
2曲目もサックスの前奏で【月のあかり】がスタート。この曲は、サビで地声と裏声を使い分ける玉置さんの歌声が印象に残りました。
(1番 裏声)
長い旅になりそうだし さよならとは違うし
この街から 出てゆくだけだよ
(2番 地声)
わがままは生まれつきさ お前も気づいてたよ
愛しているのさ はじめて言うけど
(ラスト 裏声)
長い旅になりそうだし さよならとは違うし
この街から 出てゆくだけだよ
3曲目
中北さんの、
1・2・3・4
のコールから、この曲もまたサックスの前奏で【むくのはね】がスタート。ここからは、門田さんがその場に立ち上がって演奏が進みました。
この曲は、サポートメンバーによる前間奏の楽器演奏の多様性がよく目立ちました。
(前奏)
門田さんのソプラノサックス
千ヶ崎さんのベースで歌唱パートにイン
(1番終了後の間奏)
門田さんのテナーサックス(前奏からは楽器を持ち替えて)
(2番終了後の間奏)
吉田さんのバイオリン
秋山さんのアコースティックギターで歌唱パートにイン
玉置さんの歌は、全体的に力強くも滑らかな歌声が際立ちました。綺麗なメロディーラインに沿った見事な歌声で、楽曲の良さが存分に引き出されていました。
4曲目
中北さんの、
1・2・3
のコールで曲が始まります。ステージの照明がオレンジになり、4曲目は定番曲の【サーチライト】でした。演奏の構成は、ソロツアーとほとんど変化なく進行しました。
2番を終えてラストサビに入る、
サーチライトは そうなんだ
君なんだ 君なんだ
では、玉置さんが客席に手を伸ばし、上手側から下手側の隅々に向けて、まっすぐとスライドさせていました。目力強く、ひたむきに手を当てがう姿に、ディナーショーらしさをよく感じました。
5曲目
続いての曲は【微笑みに乾杯】です。この曲もまた、ディナーショーによくマッチする曲選だと思いました。それと同時に、今の玉置さんの歌声で聴くことができて、大変感激しました。
この曲は、玉置さんのロングトーンが素晴らしかったです。
① もう〜〜〜 涙拭いて〜
② このまま ずっとずっと〜〜〜
③ もう〜〜〜 振り向かない〜
各パートで見事な歌声が響き渡りました。
ラストは、
もう振り向かない
Ah〜
微笑みを
とフェイクを入れる歌い方。玉置さんらしさが全開に出ており、最高に痺れました。後奏が始まると、直ちにステージ上手側へ玉置さんが退場。コンパクトながらも濃い前半が終了しました。
6曲目
トオミさんのピアノで、インストゥルメンタル曲がスタート。昨年のクリスマスディナーショーでも実演され、そのクオリティーの高さに感銘を受けた【夢のつづき】が始まります。照明は暗めのオレンジで、夕暮れ時を連想させる演出でした。
歌唱パートでは、
あなたがいるから
いつもあたたかいから
大切なことがよくわかる
にあたる箇所からは、1stバイオリンの吉田さんが主旋律を演奏。高く綺麗な音色の演奏が、我々を神秘的な空間に誘いました。
後奏は、まず門田さんのサックスで始まり、曲調が変わるポイントからストリングスの演奏にチェンジ。この演奏がやはり秀逸で、原作と全く変わらない上質なサウンドでした。
なお、本曲の演奏中、係員がステージに上がり、テーブルのセットやマイクスタンドの設置をしていました。
7曲目
ロック調な前奏で【じれったい】から後半がスタート。その最中に、玉置さんがギターを肩にかけて再登場します。アウターがグレーに変わり、垢抜けた雰囲気が出ていました。
1番のサビでは、
じれったい 心を溶かして
じれったい 体も溶かして
もっと もっと ニューオータニを知りたい
と、歌詞アレンジをして歌っていました。
2番は、
傷付くほど
愛して・愛して・愛してるのに
と詞を強調し、その一言一言に合わせて客席に指を差していく玉置さんのサービスがありました。
続くサビでは、
止まらない 2人の続きを
止まらない ニューオータニの夜を
ずっと 夢を見せて
と、ここでも会場を歌詞に入れて歌うパフォーマンスを見ることができました。
その後の間奏をストリングスが担当。ここで玉置さんが弦カルテットの位置取る下手側に移動し、指を差して演者を引き立てていました。続けて、今度は中北さんによるパーカッションのソロ演奏が始まります。ここでも玉置さんが上手まで移動して、その演奏にフォーカスした動きをしていました。
ディナーショーはショーが約60分のため、全体的に非常にコンパクトな編成となっています。その中で、サポートメンバーのパフォーマンスがよく目立つ楽曲は、本曲が唯一と言っても良かったです。
8曲目
玉置さんの、
好きさ
といった歌声で曲が始まります。ここで、瞬発的な黄色い声援が各方面から上がりました。後半の2曲目は【好きさ】でした。
この曲は、曲中に多く現れる歌詞の
好きさ
で、玉置さんが歌声に合わせて客席に手を伸ばすと、その先にいる観客が次々に反応し、どんどん盛り上がっていきました。ラストは玉置さんの歌声が爆発。
好きさ〜!
と叫んだ後にフェイクを入れて終了しました。
9曲目
玉置さんがスタッフとギターを交換して始まる、安全地帯を代表するロックチューンの3連発目は【熱視線】です。前2曲に引き続き、この曲も非常に盛り上がりました。
ラストサビに入る前、
全てを失くしても
あなたを愛していたいだけ
踊ろう…
の後に、打楽器音に合わせて時が止まるシーンが3回ありました。その度に客席からは歓声が上がり、白いライトが玉置さんを強調して、神々しさを放っていました。
後奏では、玉置さんがステージの上手から下手まで移動するファンサービスがありました。ともに端まで歩いていき、やはりここでも観客席が大いに沸きました。
10曲目
会場のボルテージが上がり切ったところで、クールダウンと言わんばかりに【月に濡れたふたり】がスタート。ここでこの曲をチョイスするとは、渋い選曲だと思いました。また、個人的にも大好きな曲なので、聴けて嬉しかったです。
本曲では、ステージの真後ろにミラーボールが置かれ、終始クルクル回りながら曲が進行しました。そこから放たれる光が宴会場の天井に当たり、明かりがずっと回転するといった幻想的な雰囲気が醸し出されていました。
この曲は、少し早めのテンポで展開されていきました。その中、玉置さんは一言一言、一音一音を正確なピッチで歌い進めていたのが印象に残りました。
2番とラストの、
何よりも優しく
涙よりも早く
好きだと伝えたくて
では、ともに歌声を張り上げていくシャウトアレンジがありました。
11曲目
玉置さんがギターを持って曲がスタート。ショーも佳境に入り【田園】が始まります。ステージがオレンジの照明で飾られ、客電もうっすらと点く演出。舞台上のストリングスチームもその場に立ち上がってのパフォーマンスで、会場全体が非常に盛り上がりました。
1番サビの歌詞アレンジは、
愛はここにある ニューオータニにある
でした。この日3回目の会場名を入れたアレンジで、さらに熱気が高まりました。
演奏の構成はソロツアーと変わらず、2番は門田さんによるサックスの助奏がよく目立つパフォーマンスから、盛況を持続してラストサビに向かいました。最後は後奏のメロディーを玉置さんが口ずさみ、ギターのネックをサポートメンバーに向けて下げる動作が合図となり、代表曲が終了しました。
〜メンバー紹介〜
玉置さんがマイクスタンドからマイクを外して、ステージ上手サイドのメンバーから順に、楽器と名前を呼び上げていきます。
パーカッション・中北裕子
サックス・門田 "JAW" 晃介
ベースギター・千ヶ崎学
ギター・秋山浩徳
1stバイオリン・吉田宇宙
2ndバイオリン・⽩澤美佳
ヴィオラ・大辻ひろの
チェロ・ロビン・デュプイ
サウンドプロデュース&アレンジ、キーボード・トオミヨウ
全員の紹介が終わると、玉置さんが話し始めました。
皆様・・・
\歓声/
私が玉置です。
\歓声/
メリークリスマス。
ホテルニューオータニで、いつまでもこういうことを続けていきたいなって思っています。
紅白おめでとう!
ん、餅?
え、なんで知ってるの?
メール来た!
言わないでって言われてたんだけど…
他の人たちとは違うルートで出ることになりました。
年末、紅白歌合戦でお会いしましょう!
\歓声/
何喋ろうとしてたんだっけ、忘れちゃったんですけど…
皆さんやその周りにいる人たちの平安を願っています。
\歓声/
玉置さんのMCが終わると、次の曲が始まります。
12曲目
トオミさんのピアノから【メロディー】がスタート。昨年は田園とメロディーの間に「Silent Night」が演奏されましたが、今年はメンバー紹介とMCを挟んでのセットになりました。
この曲も、今年のソロツアーから演奏の編成に変化はなく、1番は主にピアノとストリングスの演奏、2番からはパーカッションとベースのリズム隊が加わる体制が敷かれていました。
ラストサビの最後は、
メ〜ロディ〜
泣かないで〜〜〜
で感動的なロングトーンが放たれた後、
あの歌は心から聞こえてるよ
で伴奏が止まり、アカペラで玉置さんが歌います。マイクを身体から遠ざけて、半ばノーマイクで歌う形はディナーショーでも健在でした。
13曲目
吉田さんのバイオリンから、トオミさんのピアノが前奏を演奏して【夏の終りのハーモニー】が始まります。この曲は、玉置さんが歌詞をクリスマス仕様に変えて歌う場面が2回ありました。
(① 2番サビ前)
今夜のお別れに
最後の2人の歌は
クリスマスの夜を飾るハーモニー
(② ラストサビ)
クリスマスの夢 あこがれを
いつまでも ずっと 忘れずに
ディナーショーならではのアレンジで、観客も大満足も様子でした。
曲が終了すると、サポートメンバーが立ち上がり、玉置さんがステージ下手に移動します。その後、退場するメンバーを1人1人見送って、玉置さんのみがステージに残りました。
各楽器に手を伸ばしながらステージ中央まで戻ってくると、軽く両手のハンドカバーをまくり上げるポーズを経て、再びギターを手にしました。ここで客席からは大歓声が上がり、弾き語りスタイルのアンコールが始まります。
アンコール
もっと勝手に 恋したり
もっとキスを 楽しんだり
なぜ なぜ あなたは
綺麗になりたいの
次の曲は、観客との合唱になりました。玉置さんがフィンガースナップをしながらリズムを取っていました。
(観客との合唱)
泣かないでひとりで
ほゝえんで見つめて
あなたのそばにいるから
(以降は玉置さんの独唱)
悲しみにさよなら
ほゝえんでさよなら
愛をみなさんのために
最後は、
愛をみなさんのために
といったアレンジで締めくくられました。その後、玉置さんが一言。
メリークリスマス&ハッピーニューイヤー。
ありがとう。
良いお年をお迎えください。
ありがとう。
この言葉を残して上手側に退場。そこから宴会場にアナウンスが流れ、夢の時間が終わりました。
以下、楽曲のセットリストです。
5. セットリスト
玉置浩二
クリスマスディナーショー2024
12月19日
ホテルニューオータニ 鶴の間
セットリスト
1. 夜想
2. 月のあかり
3. むくのはね
4. サーチライト
5. 微笑みに乾杯
6. 夢のつづき(Instrumental)
7. じれったい
8. 好きさ
9. 熱視線
10. 月に濡れたふたり
11. 田園
〜メンバー紹介〜
12. メロディー
13. 夏の終りのハーモニー
【アンコール】
Ec1. ワインレッドの心
Ec2. 恋の予感
Ec3. 悲しみにさよなら
6. 公演後の様子
公演後の会場の様子です。
今年のクリスマスディナーショー、個人的に好きな楽曲がセットに組み込まれて大満足でした。特に、
夜想
微笑みに乾杯
月に濡れたふたり
を聴くことができて、とても感激しました。明日からはいよいよ、FC限定のグランドプリンスホテル新高輪「飛天」公演3日間です。今年最後となるコンサート、思う存分に楽しみたいです。
こばかず
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