こんばんは。
こばかずです。
先日の8月30日、玉置浩二 Concert Tour 2023 故郷BAND ~田園~@相模女子大学グリーンホール公演に参加しました。
※本投稿では、公演のセットリストや演出を記載します。本ツアーは32会場36公演の規模で行われます。初日を迎えていない方や、ネタバレに抵抗のある方はご注意ください。
1. 公演前の様子
公演前の会場の様子です。
公演前の心境はこちら。
今年初、母親との参加になりました。昨年は8/10のソロツアー初日と、11/30の安全地帯最終日に行ったため、ちょうど9ヶ月ぶりのコンサートです。私が玉置さんの音楽にハマるキッカケになったのは母親の影響ですが、ここ数年は私1人で参加することが増えていました。今回は、1~2部間の休憩中や、終演後に話した内容を対話形式でまとめようと思います。
2. 1部の様子・感想
この日の座席は、1階席の左側後方でした。グリーンホールもコンパクトな作りのため、後方でも全体を肉眼で見渡すことのできる距離感です。眺めの角度としては、右奥の舞台裏から入退場する玉置さんがよく見える位置でした。
開演5分前の17時55分に、まもなく開演のアナウンスが入りました。それから5分後、定刻通りの18時に会場の照明が暗くなり、サポートメンバーの入場です。メンバーが所定の位置に着くと、Instrumental曲ではないものの、自身の楽器を演奏していました。最後の調律でしょうか。その音が鳴っている中を、玉置さんが右奥のステージ裏から登場して、コンサート開始です。
1. CAFE JAPAN
客席から拍手が起こり、それに応えるように右手を広げる姿を見せたのち、ギターを肩にかけてマイク前へ。このときには各楽器音は消え、一瞬の静寂が会場を支配します。そこでいきなり玉置さんがイントロを発声することが合図となり、CAFE JAPANがスタート。アレンジは「Hey Hey Good Time 相模大野で〜」でした。「グリーンホールで」で待ち構えていたので驚きました。
曲の進行はこれまでと変わらず、1~2番の間奏ではパーカッション→ドラムのパートがあり、ラストサビに向かう間奏ではトロンボーンの演奏がありました。しかし、最後の終わり方が若干異なっていたように感じました。「いつでもそばにミュージック」の後をかなり溜めてから「Yeah」と言っているように見えました。
2. Honeybee
ドラムに腰かけ「Wo〜Honeybee」で曲が開始です。この曲は終始、平岡さんのコーラスが重なっていたことが印象的でした。
玉置さんのシャウトアレンジ歌唱も1つ確認。ラストの、
Yes Honeybee どうしたんだい
元気出して 一緒に行こうって
Oh〜〜〜 Yes Honeybee どうしたんだい
一緒に行こう 一緒に行こうって
というように、2回目のところで「Oh〜〜〜」と叫んでいました。また、この部分は平岡さんが高い音程のパートを歌い、玉置さんはハモリ部分にあたる下のパートを歌っていたことも記憶に残っています。
その後は玉置さんのエレキギターへ。これまでよりもその演奏が激しかったです。何度も「ギュイーン、ギュイーン」というようにカキ鳴らしていました。こうした演出はその日ごとに異なる貴重なモノになると思うので、今後も注目してみます。
3. ルーキー
ドラムスティックのカウント合図から、玉置さんのアコギの音で曲が始まります。この曲でも、平岡さんのコーラスが玉置さんの歌声に乗っかっていました。特に、前奏・間奏・後奏中の「Oh…Oh…」や、サビで2人のハーモニーをよく感じます。
原作では最後の「Oh…Oh…」を歌い上げると曲が終わりますが、コンサートならではの編曲によりアウトロが発生。玉置さんがステージの左端まで行き、トオミヨウさんとギターの掛け合いをしていました。
4. 愛を鳴らせ
個人的に前半で1番良かった曲です。リズムよく、メリハリをつけて歌っているように見えました。ラストの「愛は君と一緒にいるよいつも〜〜」で、身体を大きく後ろに仰け反りながら、太い声を出しているのが非常に印象的でした。
曲後は鐘の音が鳴り響き、スクリーンにもその映像が映し出されて次曲へ。
5. 置き手紙
曲の前奏に入る前の、キーボードの演奏からスタート。この曲前演奏、以前よりも少し短くなっている気がしました。
① キーボードの演奏 ② サポートメンバー全員の演奏 ③ 置き手紙の前奏
の流れであったと記憶していますが、
②サポートメンバーの演奏が無くなり、
③置き手紙の前奏が始まっているように見えました。
この前奏をよく聞いてみると、チェロの演奏が曲に重厚感をもたらしていることが分かります。この日、個人的にはチェロの低音が印象に残る場面が多かったです。
そこから玉置さんの歌唱パートへ。とてもゆっくりとしたペースで、語りかけるような歌い方が目立ちました。それが一転、最後の「Way~~~」では野太く力強いトーン。これに心を奪われました。
6. 次男坊
この曲は前演奏はなく、本曲の前奏からスタート。ステージが夕焼け色に照らされている中、玉置さんの優しい歌声が響きました。
7. 黄昏はまだ遠く
1部ラストの曲。この曲はサビで見せる玉置さんの伸びやかな声が印象的でしたが、この日はサビ前のロングトーンが特に素晴らしかったです。
1番:痛みだけが生きるための答えだとしたら〜 2番:愛がいつもただそれだけ教えてくれるなら〜
の部分。そこから迫力のあるサビへ向かっていくところに感動を覚えました。
2番を歌い終わると、再びのドラムパフォーマンス→ラストサビの歌唱を経て、玉置さんが退場します。この曲は、その後のサポートメンバーによる演奏も大きな見どころだと思います。壮大さや神々しさを感じました。
3. 休憩中の会話
ここから、母親と話した感想を対話形式で記載します。なお、本ツアーのセットリストや演出は、事前に一切伝えていません。
最初はCAFE JAPANだった
GOLDのときみたい
CAFE JAPANは最初によく合う
今宵のパーティーは、の歌詞があるから特に
ドラムとエレキギターもやってた
初日から?
そう、最初やったときは驚いた
玉置さん忙しい
安全地帯もやるんだ
去年の安全地帯のコンサート前、母がやりそうって言ってた曲覚えてる?
覚えてない
愛の戦友・愛を鳴らせ・清く正しく美しく
忘れてた
愛の戦友はオーケストラで、
愛を鳴らせはソロでやった
ある意味当たってるよ
すごい
意外な選曲だった、置き手紙とか
マスカレードのB面
鐘が鳴ったときAll I Doだと思った
確かに!その発想はなかった
何が良かった?
黄昏はまだ遠く
ハモるのが好きだから良かった
1番のサビは玉置さん1人で歌うけど、
2番以降は平岡さんのコーラスが入る
昔からのファンの人は、みんな黄昏が良かったって言いそう
それ
こんな会話をしたと記憶しています。そうしていると、20分はあっという間に過ぎて2部へ。
4. 2部の様子・感想
8. △(三角)の月
サポートメンバーの演奏から2部スタート。暗いステージを、白基調のライトが照らしています。演奏曲のメロディーや光の演出から、夜の雰囲気を感じました。これらのストーリーは、1部次男坊〜黄昏の続きを見ているような気持ちになりました。
そこからベースソロのパフォーマンスを経て、△(三角)の月の前奏へ。ステージ上から△の光線が降りてきて、玉置さん登場です。このトライアングル、以前参加した公演ではステージ右上に位置していましたが、この日はステージ中央にありました。会場の作りによって変わるのでしょうか。
玉置さんの歌い方は、メリハリをつけていたように感じました。強調させる部分は強調させて、抑えるところは抑える。そんな歌い方が目立ったように思います。
最後の間奏では、平岡さんのソロパフォーマンスもあります。歌詞をつけずにリズムを即興で入れるフェイク歌唱。この歌い方が、以前と異なっているように感じました。このパートも、おそらく公演ごとに違った作品になっているのだと思いました。
9. 君だけを
終始、抑えめに歌っている玉置さんの姿がありました。玉置さんのコンサートでは、細かい部分で生ならではのアレンジが見えることが多いですが、この曲は原作と変わらない歌い方であったと思います。今回のセットリストの中では、最も原作に近い歌い方であると感じました。
10. サーチライト
佐野さんが演奏するハーモニカの音が目立つ前奏でスタート。前奏中に客席からうっすらと拍手が起きていました。サビでは、玉置さんが足でリズムを取る姿を確認しました。左足指をトントン、右足指をトントン。この光景は今年のツアーで初めてチェックできたので、他の曲でも同じ仕草があるのか、今後も注目してみます。その後、間奏では客席から拍手があり、玉置さんがお辞儀をする姿もありました。
11. 正義の味方
この日、個人的に最も良かった曲です。とてもゆっくりとしたペースで本曲は進行しました。正義の味方では、歌いながら見せる、玉置さんのジェスチャーが印象的でした。「みんなもっともっと」では両手を広げて、みんなを説得するような動き。2番の「頑張って、抱きしめて」では、エアハグをする動作を見せてくれました。
この曲も平岡さんのコーラスが随所に入ります。少し面白かったのが、サビのラスト「夢でよく見た/心の愛は、正義の味方」の部分。玉置さんがメロディーを付けずに語りかけるように歌うため、平岡さんもそれに釣られた歌い方をしていました。
曲後は原さんのドラムパフォーマンスがあります。このソロパートも以前と異なる演奏・リズム感でした。8/13に川口公演に参加して、少し前回と違うかもしれない、といった感覚があったため注目していましたが、やはり異なっていました。過去2公演では、「ドン、ドン」という低音帯からスタートしたパフォーマンス。この日は「シャリン、シャリン」というシンバルの高音帯から始まっていました。この演出もその日ごとに変化が出てくるため、今後も見逃せないと思いました。
12. JUNK LAND
ドラムパフォーマンスからすぐにJUNK LANDがスタート。8/13公演後に、
「待ってる人のその前で〜」以降の部分で、佐野さんが両手で鳴らす楽器(カスタネットのようなもの?)を使ってリズムを取っていました。席からはその実像を確認できなかったため、以降の公演で判明したいです。
と書きましたが、この日は佐野さんが使っている楽器が異なり、タンバリンを使っているところを確認しました。
ご本人のInstagramを拝見すると、楽曲によって楽器を変えているとのことだったので、その日ごとに細かな調整をしているものと思われます。佐野さんの本稿は、この公演前に投稿されたものなので、まさにリアルタイムで確認できて良かったです。
玉置さん、いつもやっているジェスチャーをやらないところがありました。「ギザギザ欠けてくハートを合わせて」のところ。両手で欠けたハートを合わせる動作を動きをしていなかったので、珍しいと思いました。
ラストはお馴染みのコール&レスポンスへ。やはり日を追うごとに難易度が上がっています。序盤は裏声調のコールに、観客が応える流れ。音程が複数段階に変化しており、なかなか対応するのが難しかったです。終盤には、言葉を混ぜた「レロレロ」というようなC&Rもありました。ここまで来るともうお手上げです。
最後は、
玉置さん「JUNK LANDで〜!」 観客「JUNK LANDで〜!」 玉置さん「JUNK LANDで〜〜!!」 観客「JUNK LANDで〜〜!!」
で盛大にボルテージを高めたのち、ソロで
「JUNK LANDで〜〜〜!!!」
と、会場の天井を突き破るような勢いでシャウトを解き放ち、終了です。
〜メンバー紹介〜
ここでメンバー紹介。冒頭の「故郷BAAAAND!」はなく、メンバー名のコールから始まりました。
「中北裕子」
「原治武」
「須長和広」
「秋山浩徳」
「佐野聡」
「ロビン・デュプイ(ワンテンポ置いて)・・・ロビン」
「平岡恵子」
「サウンドプロデュース&アレンジ、トオミヨウ」
「故郷BAAAAAND!」
この日も佐野さんの紹介時には、佐野さんがハットを外して頭部を強調し、玉置さんがそれに応えるスタイルでした。このタイミングで、中北さんがツリーチャイムを「キラキラキラキラ」と鳴らす動きも再確認。こうした形で楽器を用いるのは粋だと思いました。
13. 田園
田園スタート。観客は総立ちで、手拍子で盛り上げて行きます。サビのアレンジ、「愛はここにある、相模大野にある」でした。ここも「グリーンホールにある」で待ち構えていたので驚き!2021年の故郷楽団ツアー初日では、「グリーンホールにある」でした。
相模大野は駅名として有名ですが、最も大きなくくりでは1つの町です。都道府県や市、会場名を示すことが多い当アレンジ。ここに町名を取り入れるとは、地元にルーツのある方にとっては非常に喜ばしいことになったことと想像します。
曲後は拍手がしばらく続き、このタイミングで観客席に向かってのエアハグが出ました。この動作、私が参加した3公演目で初だったと思います。
14. メロディー
ラスト、メロディーがスタート。この曲はいつもよりもリズム感と強弱のメリハリがあったように見えました。特にそれを感じたのが1番です。1番は玉置さんの弾き語り形式のため、フレーズ間の間や、曲のスピードを玉置さんが自由に取ることができます。そのため、その日ごとに違ったアレンジを見れるのがポイントだと思います。
2番に入ると、故郷BANDメンバーの演奏も加わり、ラストは完全な独唱へ。この部分、観客は何一つとして音を立ててはいけない、といった緊張感が張り詰めるので好きです。その中を響く玉置さんの歌声、この日も感動的でした。
曲が終わると、メンバーがステージ前方へ移動して1列に並び、観客席に向かって礼をします。普段は玉置さんがセンターに並んで礼をしますが、このルーティンを忘れていたのか、すぐに1番左へ移動して行きました。それを他のメンバーが気付き、導かれるように玉置さんが列の中央へ。その後、全員が手を繋ぎ、一礼をしていました。玉置さんが再び左へ移動し、1人1人とハイタッチをして、各メンバーの退場を迎えます。
玉置さん1人になると、各楽器に手を向けてリスペクトするジェスチャー。最後にVのドラムに近づいて行き、持ち上げようとする姿がありました。1度スタッフを呼び、Vドラムのみをセットから取り外してもらうと、Vの面を観客席に強調するように向けて置きました。その後、2~3度足で「ドン、ドン」と鳴らす姿。これは感動しました。
15. 夏の終りのハーモニー
再びマイク前に戻ってきて、観客と夏の終りのハーモニーを合唱。「夢もあこがれも~」から観客の声が鮮明に入り込みます。フレーズの間をハミングでリードする玉置さんの姿が印象的でした。そこからサビへ入り、1番を歌い終えて合唱終了。玉置さんが退場してコンサート終了です。
5. 終演後の会話
終演後の会話です。
スペードから2曲も歌った
珍しい
あなた、小さいときスペードの曲歌ってたんだよ
そうなの?
このリズムで、とか、どうなってもいいとか
覚えてない
JUNK LANDが1番良かった
盛り上がった
スクリーンに映ったTの旗が昔と同じままだった
懐かしい
JUNK LAND~田園~メロディーの流れは定番になってる
ここ3年のソロツアーは全部その流れ
自分は正義の味方が1番良かった
めっちゃゆっくりだった
ゆっくりだった!
コンサートに向いてる
I LOVE YOUからはじめようみたいな感じになるかも
歌詞もそんな感じがする
MR.LONELYとしあわせのランプを歌わなかった
定番なのに歌わなかった、意外
セトリはどうやって決めるんだろう
玉置さんが全アルバムを順番に聴くのかな?
全部?
今回のセトリはそうやって組み合わせたんじゃないかと思う
このような会話をしました。次回は11/18の神奈川県民ホール公演、一緒に参加をします。
以下、楽曲のセットリストです。
6. セットリスト
玉置浩二Concert Tour 2023
故郷BAND ~田園~
8月30日
相模女子大学グリーンホール 大ホール
セットリスト
【一部】
1. CAFE JAPAN
2. Honeybee
3. ルーキー
4. 愛を鳴らせ
5. 置き手紙
6. 次男坊
7. 黄昏はまだ遠く
【二部】
8. △(三角)の月
9. 君だけを
10. サーチライト
11. 正義の味方
12. JUNK LAND
〜メンバー紹介〜
13. 田園
14. メロディー
【アンコール】
15. 夏の終りのハーモニー(合唱)
7. 全体の感想
この日の公演も素晴らしいものになりました。玉置さんの、メリハリの付けた歌い方や、野太いトーンが印象に残っています。故郷BANDメンバーのソロパートでは、以前と違った演奏や歌唱方法を見ることもできました。その日ごとに違った演出・感想が生まれるのが本ツアーの特徴であると思います。
次回は明日9月7日のカルッツかわさき公演、9月9日の宇都宮市文化会館公演に参加します。本ツアー、個人的にはここで折り返し地点を迎えます。目の前のステージに集中して、繰り広げられている音楽をこの目に焼き付けます。
こばかず
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