【動画多数】玉置浩二 クリスマスディナーショー 2023の感想(12/24)

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この記事は約23分で読めます。

こんにちは。
こばかずです。

先日の12月24日、玉置浩二 クリスマスディナーショー2023に参加しました。

前回分、12月22日の記事はこちらから。

今回は前回以上に臨場感を持たせるべく、各章で動画をメインに投稿しています。

1. タイムスケジュール

タイムスケジュールは以下の通りです。日曜開催のため、全体的に早めの予定表になっています。

・受付:16:00
・ディナー:17:00
・ショー:18:45

2. 公演前の様子

公演前の会場の様子です。

クリスマスイブに玉置さんのディナーショーに参加できるとは、最高の記念になりました。このエントランスを入ると受付があり、身分証の提示・整理券との本人照合が行われます。受付を抜けた後は、圧倒的な非現実的空間が目の前に繰り広げられます。

このプロジェクターから、玉置さんの写真が投影されています。館内では、ピアノ風にアレンジされた玉置さんの音楽が流れていました。螺旋型のスロープを降りると、クリスマスツリーの隣に玉置さんの描いた絵が置かれた、記念撮影スポットがあります。

ディナー前とショー後は、ここに行列ができていました。ここからさらにロビーの奥へ向かうと、今度は整理券の引換所があります。

こちらで整理券を座席券に引き換えます。

整理券
座席券

整理券が質素だったため、玉置さんの顔写真付きチケットに交換できて大満足です。

3. グッズ販売・絵画展

整理券の引換所・クロークを抜けると、物販コーナー・絵画展があります。

物販コーナー

玉置さんが描いた絵をモチーフにしたスカーフが、今回のメインです。

絵画展

玉置さんが描いた絵画展の様子です。ルーズとアップの2種類を撮ってみました。

ルーズ
アップ

玉置さんの普段考えていることが可視化できたような気がして、嬉しい気持ちになりました。歌や詩も、玉置さんの頭の中にはこのようなイメージで降って来るのでしょうか。

4. ディナー

宴会場の座席図です。

8名の円卓が81卓で参加人数は648名。中央より前方がS席、後方がA席です。この日はS席でした。中に入ると、ゴージャスな空間が広がります。

テーブルのセットアップの様子です。

純白なテーブルクロス・透き通ったグラス・銀色のカトラリー類の中で、一際目を引く「KOJI TAMAKI」と書かれた黒いカード。これを開くと…

玉置さんの写真付きクリスマスカードです。裏面には

KOJI TAMAKI
CHRISTMAS DINNER SHOW 2023

と書かれていました。ファンの心を鷲掴みにする、細部までこだわり抜かれたおもてなしから、最高級の格式を感じました。

料理のメニューです。

この日もまた「ワインレッドの心」を注文します。

スペシャルカクテル「ワインレッドの心」

鮮やかな紅色に、ワンポイントの金箔。高級感を感じます。味は赤玉パンチによく似た甘いお酒で飲みやすく、つい飲み過ぎてしまいました。

17時、ディナー開始時間の定刻から、料理の提供が始まります。

クリスマスの小さな前菜
トラウトサーモンのタルタル、ディル風味リース仕立て柑橘ソースで
根セロリとリンゴのフラン、栗のスープ
和牛フィレ肉と牛バラの赤ワイン煮“2重奏” 芳醇な赤ワインソース
テリーヌショコラ ピスタチオアイスにベリーチュイルのアクセント
コーヒー
パン2種(リュスティック・ミルクロール)

注目ポイントはデザートのマカロン。玉置さんが描いた絵がイラストされた、3Days限定品です。絵はランダムにチョイスされ、私は2日とも「LOVE」の絵でした。

この日、同じテーブルになった方々は全員女性で、母親と同世代でした。皆様、北海道・中部地方など各地から来られていて驚きました。むしろ関東在住の方が少なかったように思います。会話の内容は、好きな曲・これまでの参加公演・これからの参加予定、などなど。より踏み込んだ、「玉置さんの色気」といった話題もテーブルに上がりました。そこで導かれた

何もしてなくても出ちゃう

といった結論は、玉置さんの本質だと思います。初対面で、同じ志を持ったファンの方々と、食事をともにしながら会話をする機会はなかなか無いため、本当に貴重な経験になりました。同卓だった方々、ありがとうございました。

以下、ディナーのメニューリストです。

ディナーのメニューリスト

玉置浩二
クリスマスディナーショー 2023
12月24日
グランドプリンスホテル新高輪「飛天」
Menu


クリスマスの小さな前菜
トラウトサーモンのタルタル、ディル風味リース仕立て柑橘ソースで
根セロリとリンゴのフラン、栗のスープ
和牛フィレ肉と牛バラの赤ワイン煮“2重奏” 芳醇な赤ワインソース
テリーヌショコラ ピスタチオアイスにベリーチュイルのアクセント
コーヒー
パン2種(リュスティック・ミルクロール)

【DRINK】
シャンパン/赤ワイン/白ワイン
ウィスキー/ビール/焼酎(芋・麦)
スペシャルカクテル「ワインレッドの心」
ノンアルコールカクテル「ウィンク・ジンジャーレモネード」
ノンアルコールビール/ソフトドリンク

5. ショー

公演前のステージの様子です。

神聖で厳かな雰囲気が伝わります。普段はここまでステージに近づくことができないため、貴重な体験ができました。

公式に発表のなかった、サポートメンバーは以下の通りです。客席から見て右側から、メンバー紹介時に玉置さんが紹介していた順に記載します。

※以降、ステージ・客席の右側/左側、という表現が多々ありますが、全て私の目線から見た左右を示しています。

サポートメンバー

玉置浩二
クリスマスディナーショー 2023
12月24日
グランドプリンスホテル新高輪「飛天」
サポートメンバー


パーカッション:中北裕子
ギター:秋山浩徳
コントラバス:竹下欣伸
チェロ:ロビン・デュプイ
ヴィオラ:亀井友莉
バイオリン:徳永友美
バイオリン:藤堂昌彦
キーボード:トオミヨウ

スタート

ショー開始の20分前にあたる18時25分、公演に関する館内アナウンスが流れました。ここでトイレを済ませて客席へ戻ります。この日もラストオーダーで「ワインレッド心」を頼み、準備万端で開演を待ちました。

定刻の18時45分、宴会場内とステージの明かりが暗くなると、観客の拍手で包まれます。その中、サポートメンバーがステージ右側から入場。それぞれの席に着き、楽器のスタンバイをします。しかしながら、演奏はまだ始まりません。よく耳を澄ませると、ディナーのときに流れていたBGMがまだかかっていたのです。少し時間が経ったのちにその音は消され、それを確認してからサポートメンバーがそれぞれの楽器を鳴らします。

ここで玉置さんがマイクを持ったまま登場してきます。拍手が一際大きくなり、右手を観客席に向けてそれに応える玉置さん。しばらく拍手が続きます。それを鎮めるようにステージが再び暗くなると、楽器音・拍手が鳴り止み、静寂が会場を支配しました。

1. GRAND LOVE

良かったらいつものカフェ 好きな曲をかけて

玉置さんの声が曲開始の合図になります。伴奏のないアカペラの一言だけで、一気にその世界に引き込まれました。その後は静かなバック演奏も加わり、ゆっくりしたリズムで曲が進行して行きます。

この日は、歌詞に合わせたジェスチャーも豊富でした。

① 足りないものだらけだけど ゆっくりしてて
② 今までにしてきたことなんか 全部忘れて

左手で優しく客席を包み込む動きがありました。「今日くらい日常のことは忘れて、ゆっくりお楽しみください」という玉置さん流のおもてなしメッセージを強く感じました。中盤〜終盤にかけては、声の強弱を自在に操る歌声を聴くことができました。

① ふたり いつまでも いつまでも
② 愛が どこまでも どこまでも

入りはパワフルに。「でも」の終わりは繊細に。高い歌唱テクニックを目の当たりにしました。

最後の、

今夜も歌うよ LOVE SONG

を歌い終わると、後奏は秋山さんのギターソロ→バイオリンが担当します。ここで玉置さんがステージの右側に移動し、演奏者への視界を広げていました。この移動、初日は無かったため、変化を感じ取れて良かったです。

2. あなたに

バイオリンの曲前演奏から始まり、キーボードの単調な演奏にシフトする前奏で曲が開始しました。冒頭はキーボードの演奏に合わせて歌う玉置さん。バラード曲の象徴ともいえる、玉置さん×トオミヨウさんのコンビが光りました。その後は、節目節目で各楽器が加わり、少しずつ盛り上がっていく様子を感じることができました。

① 1番「To Night…熱い吐息が」からバイオリンが加入
② 2番が始まるスイッチは中北さんのツリーチャイム
③ 以降はパーカッションも加わる

圧巻のパフォーマンスはラストでした。

あなたのその綺麗な瞬きにGoodbye〜〜〜

で感動的なロングトーンが放たれると、その後の間奏を秋山さんのエレキギターが演奏します。そこからは静けさを帯びた空間に、玉置さんの優しい歌声だけが響きました。

あなたの綺麗な瞬きに・・・・・

で大きな間を取ると、観客席から拍手が起こりました。初日はここで拍手は起こりませんでした。拍手が鳴り止むのを待つ玉置さん。ここから繊細なハミングを2回。「Nm〜, Nm〜」と入れ、最後は「Hey〜」といったささやきから大きな余白を持たせた

グッ・・・・・バイ

で終了です。このラストのアレンジは本当に秀逸だったと思います。絶妙な間・繊細なハミング・ウィスパーボイス、全員が固唾を飲んで見守る世界がそこにはありました。

〜MC①〜

初日は無かった、玉置さんのMCがここで入りました。話のニュアンスとしては、以下の通りです。

皆様、クリスマスディナーショーにようこそいらっしゃいました。今日は喋ります。ちょっとだけ🤏ね。

いつも、皆様からの大きな愛を感じています。ありがとうございます。私が玉置です。30年くらい前にこの飛天でやらせてもらって、あの頃の想いなんかが、やっと分かるようになって来ました。最近は新しい出逢いよりも別れの方が多くなって・・・ね。

次の曲の紹介です。30年くらい前に髙橋真梨子さんと作った、貴方が生きたLove Songっていう曲をちょっと歌います。その次に僕が曲を作ってMISIAさんが詩を書いた、名前のない空を見上げてって曲を歌います。これもちょっとね。水を飲んでから歌います。(観客:笑い)

(水をゴクゴク飲む玉置さん)

玉置さんがここまで話したのは、初めて見た気がします。初日はMCが無かったため、とても貴重なものを見ました。

3. 貴方が生きたLove Song〜名前のない空を見上げて(メドレー)

ともに曲の1番を歌います。貴方が生きたLove Songでは、序盤は低音がよく響いて聞こえました。それがサビに入ると伸びやかな歌声へ。

矢の〜〜〜ように〜

の一直線なトーンが印象的でした。

名前のない空を見上げてでは、後奏で何度もフェイクをする場面がありました。ささやくような

Beautiful NameYeah〜

激しく叫ぶ

Beautiful Na〜me!Oh〜!

のシャウト。迫力のある声に圧倒されました。

4. ワインレッドの心

ステージが紅いライトで照らされて、バイオリンの前奏で曲が始まります。この曲はバイオリンが主となる演奏が目立ちました。1・2番終了時の間奏では、ステージ左端の藤堂さんにスポットライトが当たり、ソロで主旋律を奏でていました。

全体的な進行としては、非常にゆっくりと曲が進んでいきました。1999年に玉置浩二名義で発表されたアルバム、ワインレッドの心によく似たアコースティックな雰囲気が、ディナーショーの空間とマッチしていました。

この日も注目ポイントはラストサビにあったと思います。

あの消えそうに燃えそうなワ〜インレッドの〜〜

のシャウト。22日と同様、非常に激しく、語尾の音程を2段階上げる歌い方をしていました。この部分、来年のシンフォニックコンサートでも要注目します。

それにしても、この曲はこの日のために作られたのではないかと思うほどハマっていました。玉置さんの甘い歌声・陽水さんの歌詞・紅の照明演出・3日間限定のスペシャルカクテル。あらゆるシチュエーションが場の雰囲気と合致していたと思います。

それを特に感じさせたのが「揺れる」の歌詞でした。

① ずっと今夜を 揺れ合ったり
② 心を映し出して見せてよ 揺れながら

非常にゆったりしたムードの中、「ワインレッドの心」を飲み、気分が高揚しているところに玉置さんのスイートな歌声。まさに「揺れる」感覚がありました。

5. じれったい

ここで秋山さんがギターチェンジ。玉置さんの「Hey!」といったかけ声に続いて前奏が始まります。その後の

Ah〜Baby

はささやくような声で、ディナーショースタイルを感じました。ここまでバラード曲が続いたところで、初めてロック調の曲。客席からはまばらと手拍子が聞こえてきます。

この日は、ステージ上を大きく左右に移動する玉置さんの姿がありました。1番の冒頭でステージの左端まで移動すると、歌いながら徐々に中央へ戻って来ます。そのまま1番サビは中央で歌い上げました。歌詞アレンジもあり、

もっと もっと 飛天ひてんを知りたい

と歌っていました。初日には無かったアレンジに、会場からは大きな拍手が起きていました。

ハイライトは2番でした。間奏を経てステージ右側に移動すると、階段を途中まで降りて歌うパフォーマンス!

まさにここで玉置さんが歌いました。(どなたか、この画像に玉置さんの絵を描き加えて、その様子を表現してほしいです。)目の前の客席に向かって手を伸ばしながら歌う玉置さん、それに応えて手を伸ばし返す観客。普段と真逆の呼びかけ→レスポンスの順番で、ディナーショーならではのサプライズに非常に驚きました。しかも、この演出は長時間続き、2番のサビ前まで階段の上で歌っていました。

ステージ上に戻って来ると、

傷つくほど愛して・愛して・愛してるのに

に合わせて手を伸ばす玉置さん。観客席の左→中央→右の順に指をさしていました。

絶頂の中で2番サビを歌い上げた後の間奏では、中北さんによるパーカッションのソロパフォーマンスがあります。また、この間奏中には、ステージ右側でエアハグをする玉置さんの姿がありました。

圧巻のパフォーマンスはまだまだ続きます。ラストサビでは、

もっと・もっと・もっと・もっと・もっと

の連発。最後の「もっと 知りたい」の「知りたい」で低音のフェイクをかけて歌うと、後奏では「知りたい」の4連発。最初2回は地声、ラスト2回は裏声で歌っていました。

その流れで超濃密なパフォーマンスも終了へ。その合図は、玉置さんが右手に持ったマイクを客席方向に突き出すポーズでした。初日は客席に背を向けて、サポートメンバーの方に押し出していたため、ここでも変化を見ることができました。

6. 悲しみにさよなら

青白い照明演出の中、曲が進行していきました。観客席では、まばらに拍手をしている方がいたり、両手を左右に振っている方も確認しました。玉置さんもこうした観客席の様子を察したのか、客席左側のテーブルに向かって手を伸ばす場面が1度ありました。その先を見ると、両手を左右に振りながら鑑賞している観客の集団があったため、玉置さんは観客席をよく見て歌っているのだと感じました。

この日も2番サビのアレンジは、

愛を世界の平和のために

でした。やはりここで大きな拍手が起こると、その後のラストサビが声量豊富で圧倒されました。最近のコンサートでは、1・2番と比較するとラストサビでパワフルな歌唱が目立つように感じます。

その後の後奏中にステージ右側へ移動すると、最後の

悲しみにさよなら

を力強く歌い、そのまま一時退場します。

7. 夢のつづき(Instrumental)

サポートメンバーによるInstrumental曲が始まります。真っ暗なステージで、トオミヨウさんのキーボードがスタート。

夢のつづきはこもれ陽
静かなあなたの瞳
遠くでピアノが聞こえてる

までピアノソロで演奏されます。その後の「青い手帖に挟んだ〜」からはバイオリンに主役が切り替わり、そのままサビの主旋律もバイオリンで演奏されます。「あなたがいるから〜」以降の高い音色が、非常に心地よく感じました。

最も感動的なポイントを、ラストの後奏に見ました。序盤では弾けるようなキーボード音が奏でられると、最後は重厚な弦楽器隊の演奏で締めくくります。ロビンさんのチェロがずっしりと音の土台を支える中、バイオリンの美しい高音が響き渡りました。この部分、原作と全く同じ音・クオリティーで、共鳴するかのように自分の胸に強く響きました。演奏の流れは以下の通りです。

//キーボードソロ//
夢のつづきはこもれ陽 静かなあなたの瞳
遠くでピアノが聞こえてる

//バイオリンの演奏開始//
青い手帖に挟んだ 真夏の2人の写真
やさしい気持ちが風になるとき
あなたがいるから いつもあたたかいから
大切なことがよくわかる
どれほど季節が どれほど巡り来ても
楽しかった日々を忘れない

(後奏)
//キーボードの演奏//
//弦楽器の演奏//

8. サーチライト

ソロツアーでもお馴染み、中北さんの「1・2・3」の声からツリーチャイムを鳴らす音でスタート。前奏中にステージへ戻って来る玉置さん。ソロツアーのときよりも明るみのかかったオレンジ色の照明下で、曲が進んで行きました。

少し気になる場面もありました。玉置さんが左のイヤモニを気にする仕草です。最近、サーチライトのときによく気にしているように感じます。11月18〜19日の故郷BANDファイナル2Daysでも同様の仕草がありました。ディナーショーでは、22日は1番の冒頭で1度触れ、この日は2番の冒頭・サビで1回ずつ触っていました。耳の不調やトラブルではないと良いのですが、同じ曲でここまでしきりに同じ動作をすると、やはり気になります。

パフォーマンス面では、1番を歌い終えると客席から大きな拍手が起こり、玉置さんがお辞儀で応える定番の演出がありました。ラストサビへ向かう

サーチライトはそうなんだ 君なんだ 君なんだ

のところは、右手を客席右側→左側にゆっくりと、客席全体を這わせるようにスライドしていました。そこからのサビが感動的なフィナーレを飾り、後奏中には激しいシャウトもありました。また、その後のフェイクがいつもよりも多い印象を持ちました。

〜メンバー紹介〜

22日は終盤であったメンバー紹介、この日はこのタイミングで行われました。右側にいるメンバーから順に、玉置さんが名前を呼び上げていきます。

中北裕子
秋山浩徳
竹下欣伸
ロビン・デュプイ
亀井友莉
徳永友美
藤堂昌彦
サウンドプロデュース&アレンジ、トオミヨウ

トオミヨウさんとは、紹介後にハイタッチ→肩を抱き合うシーンがあり、強い絆を感じました。故郷BANDでも中枢的な役割を任され、唯一メンバー紹介時に称号を添えられる存在。玉置さんのソロ活動において、必要不可欠なその才能に敬意を表したいです。

〜MC②〜

ここからは2度目のMCが始まります。

私も65歳になり、高齢者になりました。(手を上下にするジェスチャーを交えながら:観客の年齢層は)このくらい?このくらい?(客席:笑い)

喋るのは最後です。玉置浩二ショーでは結構喋ってるんですけど…ねっ。(観客男性:愛してるよ〜!)(そちらを向いて)I LOVE YOU!

今度は最近…今年かな?提供した曲を歌います。King & Princeに提供したWe are youngって曲と、同郷の大泉洋ちゃんに提供したあの空に立つ塔のようにって曲。大泉氏は、紅白でこの曲を歌うことが決まったみたいですけど、ひと足先に歌います。(観客女性:出ないの〜!?)ヘヘッ。

9. We are young~あの空に立つ塔のように(メドレー)

これらの曲も、1番を歌います。We are youngでは、曲前演奏はなく玉置さんの

目覚めた空の果て

の第一声がスタートの合図でした。序盤〜中盤にかけては控えめに歌い、サビで伸びやかに盛り上がる歌声が印象的でした。

続いて紅白曲の、あの空に立つ塔のように。この曲はサビの早口になる部分で、リズム良く言葉を噛み締めるように歌っていました。その後のトーンも素晴らしく、伸びのある歌声が会場に響き渡りました。

10. しあわせのランプ

バイオリンの前演奏からスタート。序盤はキーボードとチェロの静かな演奏をバックに、玉置さんが歌う形でした。

長い間奏を抜けると、その後は演奏も盛り上がりの様相へ変化。「もしも君のランプがなけりゃ〜」以降で、バイオリンが軽快なリズムを小刻みに取ると、曲もクライマックスへ。

あの・・・星を〜

で少し間を取り、静かな空間が生まれると、

巡り会った頃のことを思って〜〜〜

では見事なロングトーンが炸裂。マイクを腰の位置まで下げながら、身体を後ろにのけ反り、やや客席右方向を向いて歌う玉置さん。この姿が今でも強烈に自分の目に焼き付いています。

11. Beautiful World

個人的に、この日1番良かった曲でした。ダントツに良かったと思います。真っ暗なステージ上を、左右から2本の白い光線が交差するように玉置さんへ当たる演出の中、無演奏のアカペラで玉置さんがささやくように歌い始めます。

美しき世界… 美しき世界忘れないで… また会う日まで…

この曲も、少しずつ楽器演奏が加わっていく形式が取られていました。

① 1番の序盤はキーボードのみ
② 1番の途中からバイオリン・チェロの弦楽器が入る
③ 2番に入るタイミングで中北さんのツリーチャイムが鳴る
④ 以降はパーカッションも加わる

これらの曲調の移り変わりに、壮大な1日の流れが私の頭の中を駆け巡りました。

① 曲の冒頭:光ひとつ無い真っ暗な夜中
② 1番のサビ:やや光が差し込む日の出の瞬間
③ 2番の入り:太陽が上がり切った快晴の早朝

脳内に再生された数々の映像は、まさに「美しき世界」でした。音楽でここまで情景豊かな表現がなされること、しかもその演奏が目の前で繰り広げられていることに、とても感動しました。

玉置さんの歌声では、やはりサビのロングトーン3つがとても印象に残っています。

美しきせか〜〜〜いもう泣かないで〜〜〜いつ〜かまたね〜〜〜

22日は、マイクを腰あたりの高さまで、大きく遠ざけて歌う姿が目立ちましたが、この日はあまり離していないように見えました。その分、歌声が非常に力強く感じました。そこからの、

わす〜〜〜れないよ〜

で裏声に切り替わるところも見事で感動しました。冒頭のささやく声・サビのロングトーンと裏声。この曲でも極めて高い玉置さんの歌唱テクニックを堪能できました。

12. 田園

マイクスタンドをステージ前方へ移動させ、マイクをテーブルに置く玉置さん。ここでステージ右側後方からスタッフがギターを持って来ます。ギターを受け取り、ストラップが髪に触れないようにゆっくり左肩にかけると、ステージ裏に戻るスタッフを呼び止めます。1度目の呼びかけには気付かないスタッフ。もう1度呼び、ようやくスタッフが気付くと、玉置さんが自身の隣へ誘導します。ここで玉置さんがスタッフと肩を組み、我々に紹介するジェスチャーを見せたのち、一緒にお辞儀をしていました。こうした粋な演出に、会場からは笑い声と拍手が入り混じっていました。

曲の入り方も斬新でした。玉置さんがゆっくりとマイクスタンドの前に戻って来ると、シーンとした静かな空間へ。ここで玉置さんが「ジャララン」とギターを鳴らし、直後に中北さんの「1・2・3・4!」のコールで前奏がスタート。静→動への瞬時なスイッチングで曲が始まりました。玉置さんの発声イントロが始まると、ステージがオレンジ色の照明で飾られ、客席の明かりまで灯る演出。これには、今年のソロツアーと同じライティングを踏襲したものだと感じました。

1番のAメロでは、ステージ左サイドに位置する弦楽器の5名が頭上で手拍子を促している姿が印象的でした。その方々の演奏がBメロ「何もできないで 誰も救えないで〜」から入ると、盛り上がりのサビへ。この日もアレンジは

愛はここにある 飛天にある

で、

ひてん〜〜〜にある

といった歌い方でした。ここで温かい拍手が会場を包み込みました。その明るいムードのまま2番・ラストサビが進むと、最後は後奏に合わせてリズムを口ずさむ玉置さん。終了の合図は玉置さんがギターを下ろす動きでした。

曲後はメンバー全員がその場に立って礼をしていました。その後もまだまだショーは続くため、すぐに着席すると次の曲へ。

13. Silent Night

ステージ真上から白く太いライトが1本、玉置さんを強調する照明演出。とても静かな

Silent night, holy night

の声でスタート。非常にゆっくり、語りかけるように、裏声を混ぜながら歌い上げて行きました。歌唱パートは次の部分です。

Silent night, holy night
All is calm, all is bright
Round yon Virgin Mother and Child
Holy Infant so tender and mild
Sleep in heavenly peace
Sleep in heavenly peace

最後まで歌うと大きな拍手が起こり、鳴り止まない中を次の曲が始まります。

14. メロディー

前曲から白く太い照明演出を引き継ぎ、拍手と重なるように

あんなにも好きだった…

の第一声でスタート。ここでさらなる追い拍手が起こりました。

定番となった、田園〜メロディーの順番をあえて崩したセットリスト編成。しかしながら、Silent Night〜メロディーの繋がりが、これまでの流れを凌駕するほどマッチしていました。

曲の進行は、全編をバック演奏の中で歌うシンプルな形。そのため、ソロツアーでよく見た絶妙な間やフェイク、マイクオフ歌唱はありませんでしたが、それが返って新鮮に感じるパフォーマンスでした。

曲が終わると、再び各メンバーがその場に立ち、お辞儀をしていました。全員が着席すると、玉置さんが「もう1曲☝️、もう1曲☝️」のジェスチャーをメンバーに送り、今年ラストの曲が始まります。

15. 夏の終りのハーモニー

22日は1番のみの合唱だったこの曲、この日は全編フルで、演奏ありの中を玉置さんが歌いました。ここでも初日との変化を見れて感激しました。

合唱→独唱に切り替わった背景は、マスク着用の影響でしょうか。チケットと同封された案内には、以下の注意文が明記されていました。

マスクの着用を前提に、歌唱や声援については制限なしとさせていただきます。

しかしながら、今回はディナーショー。飲食も楽しむ場で、ここまで厳密に管理するのは困難だったと思います。前日の23日も合唱スタイルでは無かったとのことだったので、運営側がそれをやや問題視したのかな、と感じました。

曲の感想に移ります。1番のサビでは、

いつまでも ずっと 忘れずに〜〜〜〜〜

で繊細ながらなかなか途切れない長いトーン。ここで観客席から拍手が起こりました。この歌い方は、来年のシンフォニックコンサートでも注目したいポイントです。

2番は歌詞のアレンジもありました。

今夜のお別れに 最後の2人の歌は
クリスマスの夜を 飾るハーモニー

まさにクリスマスイブの今夜を飾るハーモニーが響き渡りました。その後はラストサビまでマイクを持ち、パワフルに歌い上げた玉置さん。今年最後の曲が終了しました。

曲後には、三度みたび話す玉置さんの姿。

メリークリスマスアーンドハッピーニューイヤー
愛してるよ〜!

その後、サポートメンバーを引き連れるように、玉置さんが1番先頭で退場して行きました。ステージ上が無人になっても、途切れない拍手。ディナーショーでも最高級の賛辞が観客席から送られていました。

そんな中、玉置さんが再びステージに戻って来ました。ステージ左端まで歩きその場で礼→中央まで来てまた礼→右端まで戻って来てまたまた礼。3度観客席にお辞儀をして、ステージを後にしました。ここで館内アナウンスが流れてショーも終了。夢の時間が終わりました。

以下、楽曲のセットリストです。

6. セットリスト

玉置浩二
クリスマスディナーショー 2023
12月24日
グランドプリンスホテル新高輪「飛天」
セットリスト


1. GRAND LOVE
2. あなたに
〜MC①〜
3. 貴方が生きたLove Song〜名前のない空を見上げて
(メドレー)
4. ワインレッドの心
5. じれったい
6. 悲しみにさよなら
7. 夢のつづき(Instrumental)
8. サーチライト
〜メンバー紹介〜
〜MC②〜
9. We are young〜あの空に立つ塔のように
(メドレー)
10. しあわせのランプ
11. Beautiful World
12. 田園
13. Silent Night
14. メロディー
15. 夏の終りのハーモニー

7. 公演後の様子

ショーに圧倒されてしまい、公演後はしばらく自分の席を立つことができませんでした。今年のラストを飾る、最高級のパフォーマンスを見ることができて感慨無量・万感の想いです。

公演後の会場の様子です。

8. 2023年の振り返り

今年最後の公演が終わりました。2月から振り返ると、実に充実した1年だったと思います。

過去最大の規模で行われたNavigatoria公演。ツアーを時系列で回想すると、愛の戦友のサプライズ〜裏声を織り交ぜた豊富な歌い回し〜台風によるハプニングもあった沖縄公演など、見どころ満載でした。特に、日程が順延になったファイナル2Daysは、圧巻のパフォーマンスが沖縄で繰り広げられました。

8月からの故郷BANDツアーでは、セットリスト・曲中演出の驚き〜メンバーチェンジによるサウンドの変化〜公演を重ねるごとに進化を続けるバンドチームに、ソロツアーの新たな形を見ました。

そして、今回行われた12月22〜24日のクリスマスディナーショー3Days@飛天の間。玉置さんによる最高級のおもてなし・歌声が、クリスマスの夜を飾りました。

来年も玉置さんが精力的に活動できることを願って、この投稿を締めたいと思います。今年1年間、良くしていただいた皆様、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。

こばかず

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【今後のコンサート参加予定】

KOJI TAMAKI
Christmas Dinner Show 2024
・12/19(木):ホテルニューオータニ
・12/25(水):グランドプリンスホテル新高輪「飛天」

【今後のコンサート参加予定】

KOJI TAMAKI Christmas Dinner Show 2024
・12/19(木):ホテルニューオータニ
・12/25(水):グランドプリンスホテル新高輪「飛天」

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コメント

  1. 大槻久子 より:

    こんにちは、初めてブログを拝見して
    感動して 書いています。
    こんなに詳細に 動画も交えて
    まるでこちらも飛天の間に行っているかのような
    高揚感が伝わってきました。
    大切な思い出を分けていただき
    ありがとう。
    ~GOLD~

    • こばかず こばかず より:

      こんばんは。
      先日はありがとうございました。
      コメントまでいただき、感謝です。

      昨年のディナーショー、玉置さんは絶好調で素晴らしかったです。
      ホテルのおもてなしも格が違い、さすがお値段ランキング1位でした。
      今年も開催されることを願っております。