先日の3月22・23日、billboard classics 玉置浩二 LEGENDARY SYMPHONIC CONCERT 2025 “ODE TO JOY”公演に参加しました。
指揮:円光寺雅彦
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
※本投稿では、公演のセットリストや演出を記載します。本ツアーは15都市26公演の規模で行われます。初日を迎えていない方や、ネタバレに抵抗のある方はご注意ください。
今回は2公演分をまとめて記載します。
1. 公演前の様子
公演前の会場の様子です。







他の会場ではなかなか見られない、豪華なレッドカーペットが特徴的です。この赤絨毯を登るとエントランスに着き、本ツアーのメインビジュアル、フラワースタンドが掲示されていました。そこから入場口を通過し、緩やかで長いエスカレーターを上がっていくと、客席に繋がるホワイエに到着。上にも横にも奥行きのある、ダイナミックな空間が目の前に広がりました。
2. 公演の様子・各曲の感想
1日目は3階席の上手側、2日目は2階席の上手側の座席でした。両日ともに定刻通り開演。まずは両舞台袖から、大阪フィルハーモニー交響楽団のメンバーが入場します。楽団がそれぞれの位置に着くと、コンサートマスターのバイオリニストが1人で入場。ここで天井のスポットライトが点灯し、コンマスの歩みに合わせて光が当たっていきました。
そこからオーケストラによる調律が綿密になされ、その最終盤に少しずつステージが暗転。会場から音が消え去ったのち、マエストロの円光寺さんが下手の袖から登場します。ステージ中央まで歩を進めると、コンマスと握手をしてから観客席の方を向き、両手を広げて我々を迎え入れるようなポーズをしていました。そこからすぐに指揮台に登り、コンサートが始まります。
1. ベートーヴェン 交響曲第9番 第4楽章 「歓喜の歌」〜歓喜の歌(管弦楽)
円光寺さんが、ステージ上手側に位置するチェロ・コントラバスの低弦隊に身体を向けて指揮がスタート。本ツアーのタイトルにもなった「第九」の愛称で親しまれる、ベートーヴェン作曲の 「歓喜の歌」で管弦楽が始まりました。
低弦チームの渋い演奏で曲の一節を終えると、今度は木管楽器のファゴットが加わって主旋律を演奏。曲調に重みが増していきました。その節の終盤には、ステージ下手側を占めるバイオリン奏者が一斉に楽器を肩にスタンバイ。ステージ上の動きが活発になりました。以降は高音域の弦楽演奏が広がり、華やかさが付加されてラストに向かいました。最後はステージ後方のホーン、打楽器のティンパニが演奏に入り、輝かしく曲が進行。交響曲では合唱になる直前まで、ベートーヴェン作曲の「歓喜の歌」の演奏が行われました。
曲のリンクを以下に貼ります。同曲の動画はいくつかありますが、スピード感やバイオリン・金管楽器の響き方が最も近いと思い、こちらを採用しました。本公演では、動画内の59:22まで実演されました。
そこから間を空けることなく、玉置さん作曲の「歓喜の歌」にシフト。円光寺さんがホーンに手を伸ばして演奏が始まりました。その後は円光寺さんの滑らかな指揮に呼応するように、オーケストラの流暢な演奏が響き渡りました。ラストは円光寺さんが両手を高く上げて演奏がボリュームアップされ、両手が散り乱れる指揮で序曲のフィナーレを迎えました。
昨年のPastorale公演に引き続き、ツアータイトルに関連した曲から玉置さん作曲の「歓喜の歌」に結びつく管弦楽の幕開けになりました。今年は同じ曲名である「歓喜の歌」から「歓喜の歌」への展開で、とてもロマンを感じました。ベートーヴェンが同曲を作曲をした1824年からおよそ200年の時を経て、音楽が時空を超えて繋がった瞬間を目の当たりにしました。
曲後しばらくすると、円光寺さんがステージ下手に手を上げる合図で玉置さんが登場。黒いアウターとベストにパンツ、白いシャツをまとった正統派なスタイルが今年の衣装です。ステージ中央まで歩みを進め、円光寺さんとガッチリ両手で握手を交わしました。続いて観客席の方を向くと、割れんばかりの拍手が会場を包み込みました。やがて照明が暗転するのと同時に拍手が静まり、玉置さんがマイクを持って本編が始まります。
2. GOLD
暗いオレンジの照明下、ストリングスの演奏で前奏がスタート。その音が落ち着くと、
行こう、遠くまで
といった玉置さんの歌声で曲が始まり、その後は聴かせるスタイルで曲が進んでいきました。
曲が中盤から終盤に向かっていく、
あの頃の2人に たどり着くから
の後の間奏で、2日目は観客席からまばらに拍手が起こりました。曲が終了したと勘違いしたのか真相は不明ですが、あいにくの光景に玉置さんが下を向きながら首を横に振る仕草🙂↔️を見せていました。その後、自分のペースを取り戻すように、数回フェイクを入れていたのが印象的でした。
間奏が終わって歌唱パートが再開する、
黄金色に輝く 天使に導かれて
からは黄色のライトが追加され、歌詞とマッチした輝かしい世界が広がりました。以降は玉置さんの歌声もオーケストラ演奏も盛り上がっていき、感動的なラストが展開されました。
一転して最後は、静寂の中を玉置さんの
行こう…
といった歌声のみが聴こえ、そこから間を空けることなく円光寺さんの指揮が再開して、雄大な後奏が始まります。その演奏中には、暗い紫色の照明がステージに広がり、バックの壁面に黄色い粒々模様が飾られ、暗闇を星が照らすような演出で曲が終了しました。
3. ロマン
次の曲もストリングスが主導して、徐々に音が大きくなる演奏で前奏が開始。歌い始めの、
たったひとつの愛 見つけたから
からは演奏音がパッタリと止み、ピアノの伴奏に合わせて玉置さんが歌うスタイルでした。続く、
せめて夜空がまだ届かぬ夢
からはフルートが入り、サビの
結ばれたこと 忘れないように
からはストリングスが加わる構成で、曲が進むにつれてシンフォニー感が色濃く反映されていました。
2番の、
いつか宇宙の果て 命消えても
からは1番と同様に演奏が静まり、ほとんどアカペラに近い形で玉置さんが歌いました。次の、
小さな灯に きっとなれるから
から演奏が本格的に再開。玉置さんの
ちぃ〜〜〜さな灯に〜
といった繊細な歌声との見事なハーモニーが生まれました。
2番サビからラストサビにかけては、玉置さんの歌声とオーケストラの演奏が迫力を増し、ドラマチックな最後が繰り広げられました。それが、ラストフレーズである
寄り添い…眠ろう
では、様子が変わって演奏が静まる展開へ。
寄り添い…
でオーケストラの音が止まり、絶妙なタイミングで玉置さんの
眠ろう
の歌声が入ります。それを見て、直ちに円光寺さんの指揮からオーケストラの演奏が再開。歌声・指揮・演奏が見事なコンビネーションで終了しました。
4. SACRED LOVE
暗いステージの中、下手側最後方のチューブラーベルのみに白い光が当たり、鐘の音が3回鳴って曲が始まります。そこからはストリングスの演奏がベースとなり、主旋律をハープが演奏して前奏が始まります。
冒頭の、
今自然に 心で感じる
からは、ハープの伴奏下で歌う本曲特有の形が今年も取られていました。その後は豪快なロングトーンと繊細な裏声を駆使しながら、ダイナミックに曲が進行しました。
本曲でも、曲を結ぶ最後の歌唱パートで特徴的な場面を見ました。
あのときの…僕だよ
のところ。
あのときの…
の後に余白が生まれ、
僕だよ
の歌声が始まるポイントで、円光寺さんが玉置さんを向いて指揮。ここでも素晴らしい連携を見ました。
初めの3曲、いずれもシンフォニックコンサートでは定番となったバラード曲がセットに組み込まれました。各曲で最後の最後の音までこだわり抜かれ、玉置さんの歌唱・円光寺さんの指揮・オーケストラの演奏が絶妙にミックスするラストが印象に残りました。
5. MR.LONELY~サーチライト(メドレー)
ソロメドレーは、昨年までの形からモデルチェンジがありました。まずは軽快かつスピード感のある前奏で「MR.LONELY」がスタート。その音に合わせて、玉置さんが裏声でイントロを当てていきます。その後、歌唱パートに移ると、1番をフルで歌い上げました。続く1〜2番の間奏ではイントロと異なり、大きくメロディーラインを崩したフェイクアレンジを地声で披露。そこから2番のAメロ・Bメロを全て歌い、次のサビから
何にも無いけど 僕らは
野に咲く花のように
と、ラストサビが展開されていきました。2番も入ったことによって、サビに入る前の
Wow〜
のシャウトを聴くことができて感激でした。個人的に好きなポイントです。歌の最後は、
元気で〜〜〜いるから〜
で力強い歌声が響き、瞬時に声質を切り替えてアウトロをファルセットで歌い、メドレーの1曲目が終了しました。
続いて「サーチライト」の前奏が始まります。本曲は全編フルでパフォーマンスが行われました。2番のサビからラストサビに向かう、
サーチライトは そうなんだ
君なんだ 君なんだ
では、右手を大きく伸ばし、客席全体を包み込むジェスチャーがありました。続くラストのサビでは、
かな〜らず〜 君を照らす
サーチライトに僕は
なれるかな なれるかな
で、心を震わせる感動的な裏声がありました。この部分の歌い方、年々激しさが増しているように感じます。
ここ数年では、
MR.LONELY〜All I Do〜サーチライト
の流れがスタンダードになっていたソロメドレーですが、今年はやや変化がありました。「All I Do」がセットから外れた分、2曲のパフォーマンスが長く行われ、より磨きがかかっていました。
6. Friend
第一部のフィナーレを迎える曲が始まります。この曲は、サビのロングトーンが昨年までとは違う歌い方をしているように見えました。ビブラートを使わない真っ直ぐなトーンで、力強い歌声が印象的でした。2日目のラストサビでは、トーン中にマイクを少しずつ近づけながら歌っており、音圧が徐々に迫ってくるライブならではの臨場感を感じることができました。
歌を終えて、オーケストラによる後奏が一段落すると、玉置さんが退場します。今年もマイクを持ったまま下手の舞台袖に向かっていきました。ここで観客席から拍手が起こり、見事なパフォーマンスに対する賞賛が送られました。
以降もオーケストラの後奏が続きます。その演奏の終わり間際、ステージ後ろに投影された白いライトが2つに分かれ、左右の壁面に沿って客席方向に上がっていきながらステージが暗転される演出に、素晴らしいセクションの締めくくりを見ました。その後、休憩のアナウンスが流れて、20分間のインターバルに入ります。
7. 『ペール・ギュント 第1組曲』より第1曲「朝」(E.グリーグ)
ピッタリ20分の休憩後、コンサートが再開します。左右の舞台袖から楽団が入場し、再びチューニングが行われたのち、円光寺さんが下手から登場。管弦楽から第二部が始まります。



今年も、配布されたツアーパンフレットに各公演で実演される管弦楽の曲目が載っていました。本公演の楽曲は【『ペール・ギュント 第1組曲』より第1曲「朝」(E.グリーグ)】で、フルートやオーボエの旋律が心地良い演奏でした。「朝」が題目になっているだけあり、快晴の中で木々をバックにしたせせらぎや、気持ちの良い涼風をイメージさせるものでした。ラストは静かに結ばれるスタイルで、円光寺さんの小さな指揮で第二部のオーケストラ曲が終了しました。以下に本曲のリンクを貼ります。本公演では、動画内の3:53まで実演されました。
その後、ステージ下手から再び玉置さんが登場。全身が黒い衣装に変わりました。第一部では、首から胸元にかけて白いインナーが見えていましたが、第二部はその部分も黒く覆われていました。一方で、両手首に注目すると、黒いアウターの下から白シャツの袖がほんのわずかに見えており、これが玉置さんの白髪との統一性をよく感じるものになりました。
8. いつもどこかで
第二部の本編がスタート。ここでも定番曲が組み込まれました。全体的に緑が基調となった照明で曲が進行していきます。
曲の中盤、
暗闇に迷うときは
僕の愛を感じるように
後の間奏をホーン隊が演奏すると、続くラストサビもホーンの助奏が際立つ中を玉置さんが歌唱。終盤にかけて楽曲が盛り上がりを見せていきます。
最後は、
僕が君を〜〜〜
で玉置さんの伸びやかなロングトーンが炸裂。マイクを身体から遠ざけながら歌う姿が印象的でした。その結びでフェイクに転調するところを感じ取って円光寺さんが指揮を再開。ここでも見事なコンビネーションを見ることができました。
9. 行かないで
この曲は、玉置さんのパワフルな歌声と繊細な裏声のコントラストが際立ちました。
いつまでもずっと/どんなときでも
は〜〜なさないで〜
の入りは、1番・2番・ラスト、ともに走り気味の歌い方で、より力強さが目立っていました。そこからサビのラストまでは裏声がメインの歌唱スタイルで、この対比に感動を覚えました。
今年も、2番からラストに向かう間奏ではオーボエ、後奏ではコンマスによるバイオリンのソロパートがあり、いずれも素晴らしい演奏でした。シンフォニックコンサートの真髄を見ました。
10. ワインレッドの心~じれったい~悲しみにさよなら(メドレー)
円光寺さんが左手を鋭く横に振る指揮にハープが連動して「ワインレッドの心」の前奏が始まります。ピンク色の照明の中、玉置さんが1番を歌い終えると、短い間奏を経てラストサビに移行。ここからはライトが赤くなり、より大人の世界が広がりました。ここでは、
あの消えそうに燃えそうな
ワ〜インレッドの〜
のシャウトアレンジが2日間ともありました。昨年はやや影を潜めていた歌い方を見ることができました。
そこから繋ぎの間奏を経て「じれったい」がスタート。ストリングスのシャープな演奏が目立つ中、再び照明がピンク色になって曲が進行します。2日目は、まばらに客席から手拍子が発生する展開になりました。ここで、玉置さんの歌唱パートが始まる、
分からずやの濡れた唇で
で円光寺さんがこちらを向き、手拍子を止めるジェスチャーを見せて何とか音が終息しました。その後も、各パートの歌い始めに合わせて円光寺さんが玉置さんの方を向き、歌が入るポイントで指揮をしていたところに、大きな気配りを感じました。
2日目は、ラストに玉置さんの印象的な歌い方がありました。
もっと もっと知りたい
の部分を、原作と同じメロディーラインで歌っていました。最近はアレンジを用いた歌い方が主流となった中で、たまに原曲と同じ歌い方をするところが個人的に好きなポイントです。
続いて、メドレーも佳境に入り「悲しみにさよなら」がスタート。1日目と2日目で、
揺れる心を 止められない
の歌い方に変化が出ました。1日目は、近頃よく見せる
揺れる・・・心をぉ〜⤴︎
といったアレンジで、2日目はノーマルバージョンの歌い方でした。
1番サビの歌詞アレンジは、両日ともに
愛を世界の平和のために〜
で大きな拍手が巻き起こると、やはりその後のラストサビが圧巻で、力強い歌声が響き渡りました。特に最終盤の、
泣かないでひとりで
ほゝえんで見つめて
あなたのそばにいるから
では、右手に持ったマイクを右胸の横まで遠ざけて、半ばノーマイクに近い形で歌う姿が印象に残りました。その後は間奏に合わせてフェイクを入れ、さらにマイクを離して、
悲しみに〜さよなら〜
の歌声で安全地帯メドレーが終了しました。素晴らしいパフォーマンスに、曲後は円光寺さんも玉置さんの方を向いて拍手をしていました。それを見て、玉置さんが円光寺さんの元に歩み寄り、2人で握手を交わしていました。
11. JUNK LAND
2日目、この曲も冒頭から観客の手拍子が起こるスタートになりました。この様子を感じて、円光寺さんが客席を向いて手拍子を止める合図を見せるも届かず、手拍子が散在する中を曲が進行していきました。
この曲は、玉置さんがステージ上をよく移動しながら歌う姿が印象的でした。演奏音に集中するためか、歌い始めの、
ほら今日も ポンコツ車の エンジン全開にして
からは、円光寺さんに接近して歌を進めていました。心なしか、リズムを合わせるために、各フレーズの入りで特に力強く歌っているように見えました。その一方で、
待ってる人のその前で〜
泣いてる人のその前で〜
からは観客サイドに近づいて歌う玉置さん。ここからは、歌詞に応じたジェスチャーを交えながら歌っていました。このように、天井から玉置さんに向かって当たるライトの円からは出ない程度に、でも幅広くステージを動きながらパフォーマンスを進めていました。
2番が終了して、曲が転調するラストも、玉置さんの大きなジェスチャーを見ることができました。
緑の丘でふたりで暮らそう
では、右手を大きく客席方向に伸ばして全体をカバーする動作、
限りなく青い大空
では、右手をピンと前に伸ばす動作がありました。
その後、原作では「Ah〜」の合いの手が入る間奏では、円光寺のダイナミックな指揮が目立ちました。右から左に向けてステージをワイドに横断する動作で、曲の壮大なフィナーレとよく合っていました。ラストはオーケストラの演奏に合わせて玉置さんがフェイクを織り交ぜ、円光寺さんの指揮終了に合わせて裏声のアレンジで歌い終わり。ここでも息ピッタリのコンビネーションが光りました。
本曲の終了後も玉置さんと円光寺さんがガッチリ握手を交わして、そこから玉置さんが観客の方面を向くと、1日目は飲んだ水のボトルを上げる動作、2日目は手を前に突き出す動作をして、観客からの称賛に応えていました。
12. 夏の終りのハーモニー
この曲は、とてもゆっくりしたリズムで曲が進行しました。指揮者によって曲のスピード感に変化が出るポイントも、シンフォニックコンサートの醍醐味だと思います。
1番サビの最後、
いつまでもずっと
忘れずに〜〜〜
で、玉置さんの非常に長いトーンがありました。右手に持ったマイクを徐々に身体の外側に遠ざけながら、繊細な歌声が続いていました。
2番のサビ以降は、ステージのバックに黄色いライトで粒々の模様が投影され、まさに
星屑の間を揺れながら
といった歌詞が表現されていました。
そこからのラストサビは、マイクをテーブルに置き、ノーマイクで歌う玉置さん。
真夏の〜おぉ〜⤴︎
で一気にボリュームアップして、ダイレクトに響いてくる歌声がとても力強かったです。その後はオーケストラの演奏音が非常に小さい中、玉置さんの歌声が響き渡りました。最後は、
忘れず〜
の後に大きなタメを作り、
に〜〜〜
のトーンが始まったところを見計らって、円光寺さんが指揮を再開。ここでも2人の見事な呼吸を見ました。
曲後には、玉置さんがステージ上手側、円光寺さんが下手側に位置取り、観客からの拍手喝采が続きました。しばらく経つと、玉置さんが下手に退場、後を追うように円光寺さんも退場していきます。
その後も観客席からは拍手が続く中、やがて玉置さんを先頭に2人がステージに戻ってきました。ここで再び拍手が大きくなると、円光寺さんが指揮台に登り、玉置さんは再度退場をしてアンコールがスタートします。ここでは、歩きながら

(1度舞台の裏に)👈戻ってから
(またステージに)👉戻ってくる
といったジェスチャーを見せていました。
13. 田園
【ベートーヴェン 交響曲第6番 「田園」 第1楽章】をオーケストラが演奏してスタート。中盤からは玉置さん作曲の「田園」のメロディーも入り込むと、ここからはライトが緑色になって、より「田園」感をイメージさせました。管弦楽がピークに盛り上がるラストを経て、本格的に「田園」の前奏が開始。やはり観客の多くがその場に立ち上がり、手拍子が加わって進行しました。
オーケストラの演奏中にステージに戻ってきた玉置さん。前奏の発声パートが始まると、玉置さんは歌わず、両手を観客席に伸ばして合唱を促していました。本パート、玉置さんは終始歌わずに全て観客の合唱になりました。歌唱パート、
石ころ蹴飛ばし 夕陽に泣いた僕
が始まるポイントで円光寺さんがこちらを向き、左手を大きく上から下に降ろす動作🫳で、手拍子の鎮静を「指揮」しました。そこからは手拍子が起こることなく、玉置さんが歌うAメロが展開されていきました。
しかしながら、2日目はBメロの
何もできないで 誰も救えないで
から再び手拍子が発生。このハプニングには「ここじゃない」とばかりに、左手を観客席に向けて振る指揮✋で手拍手を鎮めようとする円光寺さんの姿がありました。それでもなかなかその音は静まらずにサビに突入。
毎日何かを頑張っていりゃ
で円光寺さんが再度こちらを向き、今度は両手を大きく広げて👐指揮を始めました。
生きていくんだ それでいいんだ
では、玉置さんも客席に向けて両手を広げ、観客の歌声を引き出しました。続く、
ビルに乗り込まれ 風に飛ばされて
からは玉置さんが歌う形で、以降はサビを全て歌い上げました。地名を入れたアレンジは2日間で変化があり、
1日目:愛はここにある 大阪にある
2日目:愛はここにある フェスティバルホールにある
でした。
その後、1番から2番に移る間奏では、再び円光寺さんと玉置さんがこちらを向いて両手を広げるポーズ。ここでも観客の合唱形式になりました。それに加えて客電も明るく点灯する演出があり、ステージと客席の垣根が無くなって会場が1つになる感覚がありました。
2番のAメロが始まると、1番と同様に円光寺さんがこちらを向いて、手を上から下に大胆に降ろす動きで手拍子と合唱を鎮静。玉置さんの歌唱パートが始まりました。Bメロでは、2日目に限ってここでも手拍子が発生。1番のときよりも分かりやすく、円光寺さんが手を口元に当てる動作🤫で制圧を試みましたが、むなしくも音が収まる気配はなくサビに入りました。2番とラストサビも1番と同様に、
生きていくんだ それでいいんだ
は観客の合唱スタイルで、以降は玉置さんが歌う形が取られていました。
歌パートが終わって後奏に入ると、今度は円光寺さんがこちらを向き、手拍子をするジェスチャーそのままの指揮👏を我々に見せていました。これには分かりやすく観客も反応し、その後の玉置さんのシャウトに向けた煽りのような手拍子が加わり、オーケストラ演奏も徐々に大きくなっていきました。
最後は玉置さんの圧巻のシャウトで締めくくり。身体を小刻みに震わせながら、天に向けて全力で声を発する姿に、全身全霊のパフォーマンスを見ました。そのトーンは円光寺さんの指揮とオーケストラの演奏が終わってからも伸び、圧倒的な迫力に歌声が終わる数段階前から拍手が巻き起こりました。その後、1日目は円光寺さんに向けて両手を広げる動作、2日目は右手を上に突き出すポーズを見せて、壮観な演出が終了しました。
曲後は再び円光寺さんが指揮台から降りて、玉置さんと並ぶ配置になりました。このカーテンコールの演出は、1日目と2日目で変化が出ました。1日目は円光寺さんがすぐに指揮台へ登って次曲が始まったのに対して、2日目は玉置さんと円光寺さんが1度退入場をしてから曲が始まりました。
14. メロディー
熱気が会場を包む中を曲がスタート。公演開始から前曲までの間に成熟された熱さと、本曲の曲調が生み出す静けさが見事に調和して、なんとも言えない独特な世界にいるような気分でした。
ラストサビはノーマイクで歌う玉置さん。間奏中にマイクをテーブルに置き、1日目はその流れで右耳のイヤモニを外していました。2日目はやや遅れ、歌いながらイヤモニを外してパフォーマンスが行われました。オーケストラのバック演奏が静かな中、玉置さんの歌声がダイレクトに響き渡り、感動的なラストを迎えました。特徴的なアレンジもありました。1番最後の、
メ〜ロディ〜
泣かないで〜〜〜
のところで、
メロ〜⤴︎ディ〜
というように、音程を跳ね上げるフェイクを見せていました。
曲後はまた、客席から見て右に玉置さん、左に円光寺さんの立ち位置。しばらく拍手が続くと、玉置さんが上手端と下手端に移動して、観客席に向かって手を伸ばすサービスがありました。そこからステージの中央に戻ると、1日目はこのタイミングでエアハグのジェスチャーを見せたのち、ノーマイクで

ありがとう〜!!!
と叫びました。その後、玉置さんと円光寺さんが退場していきます。
なおも途切れない拍手の中、玉置さんを先頭に両者がステージに戻ってきました。2日目は、玉置さんが円光寺さんの手を引いての入場になりました。ここでさらに拍手のスケールが大きくなると、円光寺さんが再び指揮台に登り、公演再開の雰囲気が出ました。玉置さんも客席に向けて声を出すような合図🤗を見せてからマイクを持ち、ダブルアンコールの開始です。
15. 田園(ダブルアンコール)
本編とは異なり、ベートーヴェンの「田園」は省略され、玉置さんの「田園」の前奏から曲がスタート。躍動感あふれる始まりになりました。
先ほどと同様に、前奏の発声パートは観客の合唱となり、Aメロから玉置さんが歌う形になりました。玉置さんの歌唱が始まると、両日ともに印象的な場面がありました。1日目は、
仕事ほっぽらかして 頬杖付くあの娘
で歌詞が出てこない、2日目は各フレーズ間でフェイクを多用する姿がありました。いずれも直後に観客席から笑いが起こりました。Bメロ、
何もできないで 誰も救えないで
から、2日目はやはり手拍子が発生。もはや円光寺さんはこちらを向くことなく、そのまま楽団に指揮を続けていました。やがてサビに入ると、ここでも
生きていくんだ それでいいんだ
は観客の合唱になりました。1番のラストの地名アレンジは、
1日目:愛はここにある フェスティバルホールにある
2日目:愛はここにある 大阪にある
で、本編と正反対の歌詞でした。
その後の間奏は、本編と同様に客電が着いて観客の合唱になり、同じく2番のAメロから玉置さんが歌う形でした。2日目は、Bメロに入ったところで円光寺さんが特徴的なアクションを起こしました。指揮台から降りて玉置さんの横に立ち、観客席を向いて指揮をしたのです。何度も手拍子の静止を図った本編からは真逆の対応でした。以降は再び、
生きていくんだ それでいいんだ
のワンフレーズを観客が歌い、その後を玉置さんが歌い進めるスタイルで曲がラストに向かっていきました。後奏で玉置さんが口ずさむパートが始まると、ここでも円光寺さんがこちらを向き、手拍子を煽る指揮👏をして、最高潮の盛況の中をクライマックスに突入しました。
見せ場のシャウトアレンジが、ダブルアンコールは2日間で変化がありました。1日目は本編と同じようなオーソドックスな形、2日目は
Yeah〜!
と数回連発してから、両日ともに特大のロングトーンで完結しました。1日に2度の超絶トーンに、観客席からは大きな拍手が発生して、とても会場が盛り上がりました。
その後、玉置さんと円光寺さんが再び整列。2日目は、このタイミングで玉置さんの

ありがとう〜!!!
といったシャウトがノーマイクで観客に向けて繰り出され、続け様にエアハグを見せるサービスがありました。そこからもしばらく続いた拍手の中、玉置さんと円光寺さんが退場していきました。2日目は、円光寺さんが歩きながら両手を観客席に振る仕草👋👋を見せていました。
なおも永続的に賞賛の拍手が続く中、館内に終了のアナウンスが流れて終演。熱気のある大阪公演2日間が終了しました。
以下、楽曲のセットリストです。
3. セットリスト
billboard classics
玉置浩二
LEGENDARY SYMPHONIC CONCERT 2025
“ODE TO JOY”
3月22日・23日
フェスティバルホール
セットリスト
【一部】
1. ベートーヴェン 交響曲第9番 第4楽章 「歓喜の歌」〜歓喜の歌(管弦楽)
2. GOLD
3. ロマン
4. SACRED LOVE
5. MR.LONELY〜サーチライト(メドレー)
6. Friend
【二部】
7. 『ペール・ギュント 第1組曲』より第1曲「朝」(E.グリーグ)
8. いつもどこかで
9. 行かないで
10. ワインレッドの心〜じれったい〜悲しみにさよなら(メドレー)
11. JUNK LAND
12. 夏の終りのハーモニー
【アンコール】
13. 田園
14. メロディー
【ダブルアンコール】
15. 田園
4. 公演後の様子
公演後の会場の様子です。

シリーズ10周年となった今年のシンフォニックコンサートツアー。これまでの公演でよく実演された定番曲がセットリストに組み込まれる構成になりました。いずれの曲も、いつ何時聞いても素晴らしいクオリティーで、年々進化を重ねているように感じます。これからの公演も楽しみです。明日と明後日は、NHKホールで行われるコンサートに参加します。
こばかず
コメント