先日の10月27・28日、玉置浩二 with 故郷楽団 10周年 Concert Tour 2025 ~blue eggplant field@東京国際フォーラム ホールA公演に参加しました。
※本投稿では、公演のセットリストや演出を記載します。本ツアーは24会場34公演の規模で行われます。初日を迎えていない方や、ネタバレに抵抗のある方はご注意ください。
今回は2公演分をまとめて記載します。
1. 公演前の様子
公演前の会場の様子です。




















すでにお馴染みになった会場ですが、同ホールは2024年7月1日から2025年3月31日の9ヶ月間に渡って改修工事が行われていました。こちらで玉置さんのコンサートが実施されるのは、昨年3月28日のPastorale公演以来になります。
さすがは大ホールでの公演。充実したフラワースタンドの数々が会場を彩ります。その中でも、Nextone社から寄贈された祝い花が一風変わったスタイルでした。スタンドに結ばれたQRコードを読み取ると、同社のブランドであるBLONIAのページにアクセスしました。
2. サポートメンバー
本公演に参加するサポートメンバーは以下の通りです。
(敬称略)
— こばかず (@anzen_koji_1982) October 21, 2025
キーボード:トオミヨウ
ギター:秋山浩徳
パーカッション:中北裕子
ベース:川崎哲平
ドラム:松原"マツキチ"寛
サックス/フルート:門田"JAW"晃介
バイオリン:吉田宇宙
バイオリン:名倉主
ヴィオラ:舘泉礼一
チェロ:村中俊之#玉置浩二#故郷楽団
(敬称略)
キーボード:トオミヨウ
ギター:秋山浩徳
パーカッション:中北裕子
ベース:川崎哲平
ドラム:松原"マツキチ"寛
サックス/フルート:門田"JAW"晃介
バイオリン:吉田宇宙
バイオリン:名倉主
ヴィオラ:舘泉礼一
チェロ:村中俊之
元々、中止となった9/12〜13の堺公演で組まれる予定であったメンバーの組み合わせになりました。サポートメンバーのシフトが発表された時点では、ベースの川崎さんがこの2日間でファイナルを迎える予定でした。しかしながら、振替公演が発表されてプラス4公演の参加が確定したため、年明けもツアーに帯同する運びになりました。
3. 第一部の様子・各曲の感想

1日目の座席は1階席中央の下手端、2日目は1階席後方の下手端でした。いずれもステージが見切れることなく、全体を見渡すことができたのは救いでした。とはいえ、ステージまで角度があり、かつ遠いといった位置関係から、どうしても両脇に設置されたモニターを頼りにする場面が多くなりました。基本はスクリーンの映像を見て、要所ではステージを直視するように使い分けました。
両日ともに、開演定刻1分前の17時59分に楽器スタッフがステージに姿を現して、青のバスカリーノを中央のスタンドに立てかけます。このスタッフが捌けると場内が急激に暗転。バスカリーノをスポットした演出が始まり、サポートメンバーが入場してきます。
1. あこがれ
門田さんのソプラノサックスが持続音を鳴らしてスタート。この瞬間、場内がさらに暗転し、左右のモニターに投影されていた「Kt」のツアーロゴと「DEKISOKONAI」のメッセージが消えていきました。この連続音が響く中、トオミさんが振る4拍子の指揮でインスト曲が開始。ピアノとストリングスの合奏で楽曲の幕が開けました。
中盤以降は、秋山さんの演奏するスチールギター演奏がアクセントを加えて、うねりを上げるようなサウンドが生成されていきます。それと同時に、門田さんの演奏する原作のメロディーラインを越えたサックスプレイや、松原さんのドラム連打が楽曲を盛り上げました。
2. 青い“なす”畑
ストリングスの前演奏がスタート。この瞬間、スクリーン映像が作動して、ステージの様子を映すようになります。注目のファーストビューは、演奏者の弦カルテットでも、指揮を振ったトオミさんでもなく、ステージ中央に鎮座するバスカリーノでした。綺麗な青が浮かび上がり、神聖な趣を感じる演出。イントロから驚きの構図でした。
ここで玉置さんが上手から登場。客席からの温かい拍手が会場を包む中、ギターに向かって歩いていきます。ギターをゆっくりと肩にかけて、マイクスタンドに向かう足取りをカメラが捉えると、次第にバック演奏が終了。ひとときの沈黙が流れたのち、玉置さんの弾き語りで曲がスタートしました。その後は玉置さんの歌い姿にフォーカスした映像が流れて曲が進んでいきます。大ホールでも、その深みある歌声、重厚なギター音がよく響いてきました。
途中、
手をかけ汗まで流して ひとりで耕す勘違い
からは、中北さんのパーカッションと、秋山さんのスチールギター演奏が伴奏に入るようになります。特に、序曲でもその演奏が目立った秋山さんのスチールギターは、ここでも異彩を放っていました。モニター映像も弦の様子を至近距離で投影して、玉置さんの姿と交互に映し出されるカメラワークが光りました。
曲の中盤、
広がるそのまんまでいい
ちっちゃなこのまんまもいい
以降は他楽器の演奏も加わり、アンサンブルが完成します。この瞬間、これまで奏者に焦点を当てていた映像が舞台全体を引きで撮った画角に切り替わり、まさにステージがひとつにまとまる様子を表していました。
歌唱パートを終えると、松原さんのドラムが一発されて静寂を破り、後奏がスタート。ストリングスが高鳴る演奏のもと、玉置さんが伴奏に合わせてメロディーを口ずさんで曲が終了しました。最後はトオミさんが右手を握る指揮でフィナーレ。その様子もしっかりとカメラが捉えて、ツアータイトル曲が締めくくられました。
3. からっぽの心で
曲前、ギターをGIBSONに替える玉置さん。やがて、弦カルテット×サックスの合奏で前奏が始まります。高低分担されたストリングス隊の演奏に、渋さを感じるテナーサックス音が重なるハーモニー。モニターも両者の姿を交互に映しました。まず、チェロの村中さん側からカルテット4名を映して、次に門田さんをアップで捉えるアングル。その後も演奏者にスポットした映像が数回に渡って往復しました。
玉置さんの歌唱パートが始まると、暗い照明がパッと明るい紫のライティングに切り替わり、ステージを彩るようになります。それと同時に、ステージの上手端に位置する中北さんが手拍子でリズムを取り、客席からも手拍子が発生して、ほのかに盛り上がる展開になりました。1番は秋山さんのエレキギター伴奏に、玉置さんの芳醇な歌声が合わさるハーモニー。秋山さんの流暢なギター演奏と、玉置さんのタメを作りながら歌う低音の響きが、とても深みを感じるパフォーマンスでした。
2番に入ると、門田さんのサックスが随所で主張を強めるようになります。玉置さんの歌唱パートが休符を取る際に、輝かしいホーンの助奏がリズム良く奏でられました。そのまま2番終了後の間奏も担当して主旋律を演奏。存在感のある音色が広がりました。
その後のラストサビを玉置さん力強く歌い上げ、最後は一転して、
そこがどんなところか
をピアノ伴奏のもとでしっとりと終了。アウトロが始まります。ここで意外なカメラワークを目にしました。弦カルテットとサックスの演奏が繰り広げられる中、奏者は映さずに玉置さんを一点集中でウォッチ。ギターのボディーに右腕をかけて、直立不動で演奏に聴き浸る玉置さんの様子を追い続けました。前々からこの玉置さんの格好は印象的なものでしたが、まさかカメラで捉え続けるとは思いませんでした。最後には玉置さんがギターをワンストロークして曲が終了。手の込んだ演出が素晴らしい1曲でした。
4. それ以外に何がある
スタンドからマイクを外す玉置さん。準備が整うと、バイオリンの繊細なタッチで曲が始まります。華やかな演奏が曲のスタートを告げました。
Aメロが始まると、少しずつ下手サイドに向かっていく玉置さん。自然な流れでステージを移動しました。1番のラスト、
それでも何かになって ①想い合って
②僕らはつながっていたんだろう
では、①で右手を胸に当てて想いをしまい込み、②で客席に向かって大きく手を伸ばしました。
1番終了後の間奏、
NaNaNaNa〜
のフェイクに2日間の変化が出ました。1日目はノーマルな入りから、途中でシャウトを織り交ぜての歌声になりました。その一方で、2日目は終始通常通りにこのパートを歌い上げました。
曲の最終盤、
孤独も恥も嘘さえも痛みも怒りも
以降は静かに展開。ステージが暗くなり、玉置さんの姿のみが強調される中、メッセージ性のある歌詞が染み渡りました。続くパート、
だからいつの日か 子供の頃に想い描いた
に向かうポイントで松原さんのドラム演奏がイン。2日間ともその姿をスクリーンに映し出し、ガラリと雰囲気を変える様子が伝わりました。
最後は、
みんなが仲良く暮らせる 世界があるはず
二人でいれば
を玉置さんが歌い終えると、口元からマイクを離して
ヘイ!
とシャウトを入れてアウトロに移行。ステージ前方両端の、トオミさんによるピアノ、秋山さんによるギター伴奏のもと、玉置さんが琴線に触れる裏声を披露して曲が終了しました。
5. 太陽さん
中北さんのソロパフォーマンスでスタート。両日ともに、冒頭から水を使った演出が繰り広げられました。木魚を割ったような見た目をした桶状の楽器を使って、たらいに入った水を掬い上げて垂らす音を生成。口ではウィンドホイッスルを吹きながら、風の音を作り出しました。続けて、先ほどの楽器の裏面をマレットで叩き、ポンポンと軽やかな音を生みました。実際の楽器を中北さんのInstagramで確認できます。
その後、1日目はコンガやシンバルを叩く王道的なパフォーマンスに移り、2日目はツリーチャイムをゆっくり触れる演出を加えてから、前述と同様のオーソドックスな打撃が行われました。やがて松原さんのドラムと2人で前奏のリズムが開始。2人の演奏シーンを交互に映すカメラワークで、曲の本編が始まりました。
玉置さんのボーカルは2日間でやや違った印象に。1日目はとてもソウルフルな歌声で、2日目は落ち着きを保ったクールな歌声に聴こえました。両日ともに、1番から
あの娘に伝えて 太陽さ〜〜〜ん
では、伸びあるロングトーンが炸裂。歌いながらマイクから遠ざかる、迫力ある歌声が響きました。
2番に入ると、バンドメンバーの演奏もよく目立つようになります。門田さんのサックスが玉置さんの歌声にアプローチして、バイオリンコンビが頭を振りながら演奏する姿。特に後者は、玉置さんがスクリーンに映し出されたバックにその様子が投影されて、過激な雰囲気を感じるものでした。
その後、2日目はちょっとしたハプニングがありました。
①心は曲がることなく ②迷わずにいて
のところ。①でやや歌詞が飛んだのか、大きくタメを作る入りになりました。それが影響したのか、②の右手で決めポーズをするシーンがありませんでした。この部分、1日目はガッツポーズをバッチリと決めて、しかもそれを待ち構えていたようにカメラ映像が玉置さんの右手側から姿を捉えていたため、やや肩透かしを食らった形になりました。11/11〜12に予定されているファイナル2日間の会場、東京ガーデンシアターもスクリーンがあるため、次回も注目したいと思います。
後奏はトオミさんのピアノでスタート。見事に弾ける演奏で始まり、この演奏シーンも映像に収められました。この頃、ステージでは曲前に置かれたFENDERの黒いギターを玉置さんが手に取り、次なる演出の準備を進めました。
やがて主旋律がピアノから吉田さんのバイオリンに引き継がれ、華美な弦楽演奏が広がっていきます。ここでモニターのカメラワークに注目すると、奏者のバイオリニストではなく玉置さんを投影。エレキギターの単一音を静かに弾く姿が映し出されました。最後は玉置さんがトオミさんの方面に向けて、手のひらを広げて伸ばすポーズで終了。第一部の雰囲気を変えるポイントとなった、ロックナンバーが締めくくられました。
6. 古今東西
曲前、過激な演奏音が無数にひしめき合うステージ。ここで、水色眩しいライトが直下した舞台全体のアングルがモニターに映りました。このタイミングで早くもシャウトを連発する玉置さん。特に2日目は、1日目よりも声量・言葉数ともに増えて、完全に見せ場を独占しました。やがてリズミカルな前奏で曲がスタート。ここからはサポートメンバーが手拍子を送り、観客もまばらに立ち上がる様相になっていきました。
本曲は、サビの
ガンバレ ガンバレ
で、カメラワークに2日間の変化が出ました。1日目はステージ正面から奏者をフォーカスしたアングルだったのに対して、2日目はステージをバックから映した動画が流れました。映像スタッフが、1番は下手から上手、2番は上手から下手に向かって走り、まさにライブ映像がモニターに投影されていきました。このアングルでは、玉置さんやバンドメンバーの背中が映り、その先に観客も入り込む映像。これは実際にステージに立っているかのような、非常に臨場感あるムービーでした。
同曲では、サポートメンバーのソロパフォーマンスにもフォーカスが当たりました。1番終了後の間奏は秋山さんのギター演奏。2番終了後の間奏は、吉田さんのバイオリンソロに、門田さんのサックス演奏。そして後奏は門田さんのサックスプレイ。最初の秋山さんのギターパフォーマンスと、最後の門田さんのサックス演奏時には、玉置さんが演奏者の元に歩み寄り、Martinのギターで掛け合いを行いました。
最後は玉置さんがマエストロのような指揮をバンドメンバーに見せて終了。とても盛り上がった1曲でした。
7. 最高でしょ?
ここでも曲前に裏声を連発する玉置さん。ステージから目を離せない展開が続きます。やがて微弱なドラム音を合図に、
最高でしょ?
の歌声でスタート。それと同時にステージの左右に設置された小型のミラーボールが回り、そこから放出される光が軌道長く客席に向かって伸びて、ムーディーな雰囲気が広がっていきます。
序盤は門田さんのサックスがよく絡む演奏体系。まったりした曲調にまとわりつくような演奏が、独特な世界観を創出しました。玉置さんの歌い方も、この雰囲気に応じていくように変貌。ねっとりした歌声がホールを包みました。2日目は特に、声質の使い分けが際立った印象がありました。
わかままばかりで 本当にごめんなさいって 言えば
THURSDAY ①最高でしょ?
②FRIDAY ③やさしくされたら そっと
①の裏声から、②の低音ボイスへの瞬時な切り替え。③の甘いささやき。歌声で詩を表現するハイレベルなパフォーマンスでした。
曲の中盤には、これまでのゆったりした曲調から、アップテンポなメロディーに転調がなされていきます。玉置さんの放つ
愛して〜!
のシャウトを合図に、松原さんのドラムがリズム良く叩かれて、瞬く間に曲のスピードが上がっていきました。この瞬間、隣の中北さんは手拍子を煽って、観客もそれに反応。玉置さんは、
最高でしょ?最高でしょ?
の歌声を連発しながら、激しくギターのボディーを叩いてリズムを取りました。
これらのパートが1つの区切りを迎える、
髪にも胸にも天使が飛び交う世界はパラダイス
後の間奏は、川崎さんのベースソロでスタート。高速な弦の指使いがアップでモニターに映りました。このガンガン響いてくるベース演奏は川崎さんの真骨頂。とても迫力あるパフォーマンスが見せ場を作りました。
最後は曲の冒頭と同じメロディーでゆっくり終了。1日目は、
SUNDAY 夢から覚めたら
もう〜〜〜!
と玉置さんが叫び、ラストは両日ともに
MONDAY ひとりで遊ばないで
をささやいて、静かに歌唱パートが終わりを告げました。
玉置さんの歌声に少し重なるように、松原さんのドラムソロがスタート。このパフォーマンスが、2日間で変化がありました。1日目は終始過激な打撃を見せたのに対して、2日目はシンバルのタッチからスローテンポなドラミングで開始。その後は少しずつスピード感が出ていき、最後は素早いハンドリングで仕上げてフィナーレを迎えました。
こうした見どころ満載の演出に、玉置さんも煽るような声を上げていました。曲のラストには玉置さんがギターを大事に抱きかかえる動作で終了。目まぐるしく展開が移り変わり、独特なグルーヴが渦巻いた曲が締めくくられました。
8. コール
曲前に大きな間が空いたステージ。玉置さんが十分な水分補給をしていきます。ここで客席から歓声が飛び、玉置さんがこちらを向いて応える場面もありました。その間、スクリーンではステージ全体の様子を引きで投影。暗いステージをシンプルな白い光がうっすら照らすライティングで、この画ですら芸術作品のようでした。
やがて弦カルテットのクラシカルな前奏で曲がスタート。アップテンポな曲が3曲続いて、熱気が残るホールの空気を鎮めるような、厳格な演奏が広がりました。
玉置さんの歌が始まると、序盤は秋山さんのギター伴奏のもとを進行していきます。玉置さんの歌い姿と、秋山さんが弦を弾く様子を交互に映すモニタリングが光りました。
1日目は、1番のサビで印象的なカメラワークがありました。玉置さんの姿を正面から映して、かつ下から当てがうような画角で撮影。その頃、玉置さんの足元には多角形の集合体が描かれた黄色いライトが照らしており、覇気を纏った神々しい姿が投影されました。
少しずつ盛り上がる2番を経て迎えたラストサビ。2日間の決定的な違いはカメラアングルでした。2日目は個々の演奏者を順々に撮影していく手法だったのに対して、1日目の画角が秀逸でした。まずステージ全体をルーズで映して、徐々にアップになっていくカメラワーク。舞台の全体像が投影されていた映像が、やがて玉置さんの姿のみになっていきます。最後の
今叫ぶから
が始まった頃には、玉置さんの顔を至近距離で捉えて、鬼気迫る表情で歌い上げる様子が映りました。最終盤の歌声はとても力強く、まさに壮観そのもの。大ホールに圧巻の歌声がこだましました。
後奏の途中で玉置さんが退場。観客席から大きな拍手が送られる中、ゆっくりした足取りで上手に向かっていきました。その後も続くサポートメンバーの壮大な演奏。最後はトオミさんが右手を握るポーズで、モニターにもその姿が映し出されて曲が終了しました。
次第に、開演前と同じ「Kt」のロゴと「DEKISOKONAI」のメッセージがスクリーンに投影されて、場内が明転。第一部終了の館内アナウンスが流れてインターバルに入りました。
4. 第二部の様子・各曲の感想
約20分間の休憩後、第二部がスタート。サポートメンバーが下手から入場してきます。広いホール、この間も自席に向かう客足が多く、しばらく待機の時間が流れました。
9. 青い“なす”畑(Instrumental)
長い沈黙を打ち破る、吉田さんのバイオリンとトオミさんのピアノ演奏。特にバイオリンの音がとても鮮烈で、高弦の響きが迫ってきました。
その後はアンサンブルになり、秋山さんのギターパートを経て、同曲の歌詞パートが演奏されます。
とまと畑がある 家の庭の限られた
そこで真っ赤に色づくと
「思われ」「慕われ」「覚悟した」
村中さんのチェロが対旋律を奏でる中、門田さんのソプラノサックスが主旋律を演奏しました。
この演奏が止まると、松原さんのドラム連打が沈黙を破り、再び合奏が始動。ストリングス主体の良い音色が広がっていきました。
最後はトオミさんのピアノが静かに締めくくり。
とまと畑の“青い”なす
と歌詞パートを演奏して、第二部のインスト曲が終了しました。
10. 嘲笑
引き続き、トオミさんのピアノで前奏がスタート。玉置さんが登場します。ここでモニターに映像が投影されて、玉置さんの登場シーンを正面から映し出しました。
バック演奏が止まり、マイクスタンドの前に立つ玉置さん。スタンドからマイクを外して、
ヘイ〜
といった歌声に、ストリングスとフルートの演奏がシンクロ。特に門田さんのフルート演奏がよく目立つアレンジで曲が始まりました。
歌唱パートが始まると、序盤の抑制された入りに、サビではパワフルな歌声が響くパフォーマンス。第二部も玉置さんの歌声は絶好調でした。1番終了後の間奏は吉田さんのバイオリンが担当。流暢にメロディーが上がっていく入りから、この演奏シーンがモニタリングされました。
2番からはドラムが演奏に加わり、曲に厚みを形成。弦カルテットも指弾きでリズムを作り、1番とはまた違った力強さが宿るサウンドになりました。2番の終了後には、ひとときの間が空いてから、チェロ×ギターの合奏が間奏を担当します。主旋律を演奏したチェロ・村中さんの弦をスクリーンがアップで映して、重厚な雰囲気が伝わりました。
ラストサビは静かな入りでスタートして、ここでも途中からドラムが流れを変える展開に。
僕らが昔見た星と 僕らが今見る星と
の直前から松原さんの演奏が加わり、またモニターでもその場面を映して、盛り上がっていく様子を伝えました。
11. しあわせのランプ
静かなステージ、神聖な鐘の音が間隔を空けて3回鳴る演出が始まります。玉置さんはステージの前方で胸に手を当てるポーズで構え、この演出に入り込みました。
やがて弦カルテットの前演奏がスタート。ステージ下手をオレンジのライトが包み、この演奏シーンがモニターに投影されました。ステージでは、玉置さんがバスカリーノを肩にかけてスタンバイ。曲の始まりに備えます。
玉置さんの弾き語りで本編が開始。オレンジの照明が1本、真上から玉置さんを照らして、その姿を強調します。また、客席の正面上方からは、舞台の上に向かって青の照明が一筋に伸びて、色鮮やかなライティングが表現されました。曲が進むにつれて、この青いライトは複数に増えて交差するようになり、ステージが神秘的な様子に変わっていきました。
1番終了後の間奏は秋山さんのエレキギター演奏。一際感動をもたらす、とても滑らかな演奏が曲を彩りました。
続けて始まる曲のクライマックスで、2日目は特徴的なカメラワークがありました。
もしも君のランプがなけりゃ 闇に迷う人がいるよ
が始まったところで、ストリングスメンバーの譜面台に吊るされた灯りがひとつアップで映る演出。曲名にも歌詞にも表れる「ランプ」を具現化した表現で、とても粋な演出でした。
曲のラストでも同様の演出が顔を出します。
幸せになるために生まれてきたんだから
好きな人と一緒にいなさい
と、玉置さんが再びギター1本で弾き語るパート。玉置さんの格好を映しつつ、そのバックには弦カルテットの灯りが入るアングル。今度は複数の「ランプ」が投影されて、ドラマチックなフィナーレを迎えました。
12. サーチライト
1・2・3
のコールでスタート。この瞬間、2行5列のライトがステージのバックで光り、パッと明るくなって曲が始まりました。
序盤はステージ上手に見どころあり。秋山さんのギターが軽快なリズムを取り、松原さんのドラム、中北さんのパーカッション、川崎さんのウッドベースが演奏を進めていきます。玉置さんの歌声は、低音の響きがよく伝わってきました。サビからは下手に位置するストリングスの演奏が追加。華やかな演奏が加わり、玉置さんの裏声とハーモニーが生まれました。
2番は1番の演奏体系をモデルに、チェロの低弦が加わる布陣。曲に厚みを生み出す演奏が1番との違いを作りました。2番サビからクライマックスに向かう、
サーチライトはそうなんだ
君なんだ 君なんだ
では、早くから2階席に向かって手を差し伸べる玉置さん。丁寧に上手から下手に手をスライドさせて、その後は1階席にも当てがいました。広いホールを大胆にカバーする動作で、客席全体を包み込みました。
13. じれったい
打楽器隊のリズムで曲がスタート。同時にサポートメンバーが頭上で大きく手拍子をして、盛り上がりを作っていきます。1日目は吉田さんが演奏開始前から手を上げ始めて、ややフライング気味のスタートになりました。ここで客席の前方から少しずつ立ち上がる観客。大ホールで前から順にスタンディングしていく光景は、まるでウェーブのようでした。また、総立ちで手拍子を送る客席の様子もモニターが映して、会場の熱気を伝えました。
玉置さんはF.C.G.Rの白いギターを肩からかけてパフォーマンスに臨みます。大盛況の中、さっそく1番のサビで歌詞を会場名に変えたアレンジがありました。
じれったい 心を溶かして
じれったい 体も溶かして
(1日目)もっと もっとフォーラムAを知りたい
(2日目)もっと もっと国際フォーラムを知りたい
2日間で若干異なるフレーズ。両日ともに観客席が沸きました。
2番もステージから目が離せない玉置さんのパフォーマンスが展開されていきます。まずは、
食い違いに刻まれたままで
傷つくほど愛して・愛して・愛してるのに
のところ。
①愛して🫵
②愛して🫵
③愛して👐るのに
と、指差しを2回したのち、両手を大きく広げるポーズを見せました。
2番のサビでも地名を入れた歌詞変更があり、ここでも2日間で違った歌詞アレンジを披露しました。
(※)止まらない ふたりの続きを
(1日目 ※)終わらない 東京の夜を
(2日目)止まらない 有楽町の夜を
(※)1日目は「止まらない」を「終わらない」と歌いました。
その後の間奏は、門田さんのテナーサックスが先陣を切ります。ステージの前に移動して、玉置さんもそれを懐深く迎え入れました。続いて打楽器の2人がフィルイン。互いに向き合って、リズミカルな演奏が繰り広げられました。ここで玉置さんは、演奏者に向けられた観客の視界を確保するように下手端に移動。目の前に現れた玉置さんに対して、観客が大きく手を振る様子がありました。
その後は横に長いステージを玉置さんがやや駆け足でマイクスタンドに戻り、ラストサビのパフォーマンスが始まります。秋山さんのエレキギター伴奏がロックな雰囲気のもと、最後までパワフルに歌い上げました。
後奏を門田さんのサックスが演奏して、最後は打楽器のリズムで終了。フィナーレは玉置さんが打楽器に向けて大きなステップを踏み、ギターを振る合図で指揮を執りました。熱狂に包まれた曲が終了しました。
14. 好きさ
前曲の興奮が冷めやらぬ中、玉置さんが秋山さんを指差して演奏を任命。エレキギターのソロパフォーマンスが曲前演出を飾ります。演奏が進むにつれて、どんどん過激になっていくソロパート。最終盤には、その後方に位置する松原さんが黒いタオルをバタバタ振りかざして、中北さんはドラムスティックで主役の姿を突きました。最後の演奏を秋山さんがギターのネックを降ろす合図で伝えると、打楽器がフィナーレの打撃を加えてこの演出が終了。冒頭から大盛況のステージになりました。
その後は直ちに玉置さんの
好きさ
で曲がスタート。一瞬にして沸き返る観客。また一段階ボルテージが上がる始まりになりました。
この曲は、2日間で玉置さんの姿勢に変化が出ました。1日目は中央で全編を歌い上げたのに対して、2日目はステージを左右に移動してパフォーマンスが進みました。2日目はまず1番の途中で上手の端まで移動して、2番に入ると折り返し。
思いつめれば狂いそう
の大胆なシャウトを、やや上手の位置で歌いました。思い切りのけ反ったフォームで放たれる叫びは、非常に迫力あるものでした。そこからは下手にも移動して曲が進行。玉置さんが動き回るたびに、その目先の観客が盛り上がりを見せました。
最後はステージ中央でマイクを取り付けて、
やるせない あなたのその声 心が壊れそう
で、両手を胸に当てながら歌う姿で歌唱パートが終了。その後は伴奏に合わせて、裏声や
好きさ
の歌声を連呼しました。
曲のフィナーレは打楽器音がひしめく展開に。この2日間も、フィニッシュは二段階方式の締めくくりになりました。打楽器の音で曲が1度終了するも、玉置さんは特にアクションを見せずに静観。曲が終わったと判断した観客から拍手が送られる中、このタイミングで再び玉置さんが動き始めます。大きなステップで打楽器に向けてギターを振る合図で演奏が再開。もう1度力強い打楽器の音が乱立して、今度こそ曲が終了しました。
メンバー紹介
ここでメンバー紹介が始まります。玉置さんがギターを手に持ったまま、ステージ上手側のメンバーから順に、名前と担当楽器を呼び上げていきました。
ギター・秋山浩徳
1日目はその後、ハプニングが発生しました。

パーカッション・中北ゆ…
と言葉に詰まる玉置さん。笑う観客。

笑笑
その後、しっかりと言い直しました。

パーカッション・中北裕子

(中北さんとエアハグを交わす)

👏👏👏
拍手の音が落ち着いた後、玉置さんが喉に触れながらもう1度名前を呼びました。

中北裕子

👏👏👏
以降は通常通り、メンバー紹介が進んでいきます。
ドラムス・松原"マツキチ"寛
ベースギター・川崎哲平
サックス・門田"JAW"晃介
1stバイオリン・吉田宇宙
2ndバイオリン・名倉主
ヴィオラ・舘泉礼一
チェロ・村中俊之
サウンドプロデュース&アレンジ、キーボード・トオミヨウ
トオミさんの発表後は、玉置さんがギターを持ったままトオミさんの元に歩み寄り、2人がガッチリと手を取り合いました。
15. JUNK LAND
メンバー紹介中、ステージのバックに降りてきたスクリーン幕に「Kt」のツアーロゴと「DEKISOKONAI」のメッセージが映る演出でスタート。観客が総立ちのまま手拍子を送り、盛り上がりが持続して曲が進んでいきました。
この曲は、一節ごとに画角が変わるカメラワークが目立ちました。それがよく表現されたのが、中盤の
待ってる人のその前で
泣いてる人のその前で
のパート。玉置さんの一挙手一投足を、正面や左右から順繰りに映し出しました。ここでは、頭をガンガン振りながら演奏を推し進めるバイオリンコンビの様子もカメラが捉えました。歌唱パートのほんのわずかな休符時に、2人の姿をアップで映すモニタリング。過激な演奏シーンが見事にスクリーンに映りました。
2番も大きな見どころが待ち構えています。
破れちまった旗でも高く掲げ!
のところ。いち早く反応して弓を「高く掲げ」る名倉さんに、鋭いシャウトを放つ玉置さん。ここでモニターに注目すると、玉置さんの姿を下から撮ったアングルで映像が流れ、オーラを感じる凄まじい迫力を纏った格好が映りました。
2番終了後、曲が開放的に転調するパートでは、サポートメンバーの多くが頭上で手拍子をして、曲を盛り上げていきます。演奏が続く低弦の2人と、ギターの秋山さん以外は、大きな動作で盛況を後押ししました。特にドラムの松原さんは、途中からその場に立ち上がり、長いリーチで両手を叩いて存在感を見せました。
途中、
ガラクタだけど 心を込めて
緑の丘で ふたりで暮らそう
で、玉置さんがやや上手に移動して両手を広げると、このパートは観客の合唱になりました。それと同時に弦カルテットの4名がその場に起立。見事に合った呼吸で立ち上がり、演奏が続きました。
以降は玉置さんがマイクに向かって歌い上げますが、観客の合唱も多く入っていたように聴こえました。玉置さんが両手を広げながら歌う姿も影響して、観客の唱和が継続したものと思われます。
ガラクタだけど心を込めて
といったシンプルなメッセージが、ホール全体に広がりました。
最後は間奏中に裏声を紡ぐ玉置さんのパフォーマンスを経て、観客とのコール&レスポンスになります。まずは

Foo〜⤴︎

Foo〜⤴︎

Foo〜⤴︎〜⤵︎

Foo〜⤴︎〜⤵︎
といった裏声でスタート。続いて、

Yeah〜⤴︎

Yeah〜⤴︎

Yeah〜⤴︎〜⤵︎

Yeah〜⤴︎〜⤵︎
といった地声に声質がチェンジ。音程の変化に合わせて、玉置さんとサポートメンバーが手を上下に指揮しました。カメラワークもコール&レスポンス仕様になり、玉置さんと客席の様子を行ったり来たりしました。
最後はタイトルで締めくくり。

JUNK LANDで〜

JUNK LANDで〜

JUNK LANDで〜〜

JUNK LANDで〜〜

JUNK LANDで〜!

JUNK LANDで〜!

JUNK LANDで〜〜!!

JUNK LANDで〜〜!!

J・U・N・K
L・A・N・D
で〜〜〜!!!
1本のロングトーンがいつまでもこだまする場内。凄まじい歌声に、客席からは拍手が起こりました。これを歌い終えると、当の玉置さんはあっけからんと両手を客席に向けて指差すレスポンスの指揮。最後は観客によるまばらな、

JUNK LANDで〜〜〜
の歌声で終了。この途中に玉置さんが右手を振って、演奏再開を促しました。1日目は、玉置さんが曲の締めにトオミさんを指名。主役からバトンを受けたトオミさんは、キーボードを弾きながら左手を真っ直ぐに上げる合図で曲が終了しました。
曲後もまだまだ続く演出。特に1日目はそのボリュームが大きく、

Yeah〜⤴︎

Yeah〜!

Hey!
と玉置さんが叫びました。ここで、このボーカルに乗せて打楽器音が入るアレンジ。曲後に繰り広げられる延長戦も、とても板に付いた様子でした。
16. 田園
打楽器の力強いリズムでスタート。暗いステージを、白いライトが無数に交差する照明演出で始まります。前奏の発声パートに入ると、舞台全体がオレンジに輝くライティング。観客席からの手拍子も送られて、大盛況の始まりになりました。また、ここで映像スタッフがステージの後方に現れて、カメラを持ったまま下手から上手に向かって横断。第一部の「古今東西」でも見た、ステージをバックから撮影した臨場感のあるライブ映像がモニターに映りました。
1番のAメロが始まると、サポートメンバーの多くが手拍子で盛り上がりを推進。さらに活性化されたステージで曲が進みました。また、この曲ではもう1つのカメラアングルが追加されました。1階席の中央列からステージを撮影した映像です。この画角は、手前側に観客の集合が映り、その奥にステージが映る映像で、時にはスタッフが横に移動しながら撮影した動画がスクリーンに投影されました。この角度から撮影された映像もまた、リアルに迫ってくる様子が伝わりました。
サビからは再びステージを後ろから撮影した映像になり、今度は上手から下手にスライド。ステージが揺れて、観客の熱気が渦巻く映像が投影されました。地名を入れたアレンジは、2日間ともに
愛はここにある 日比谷にある
で、
日比谷に〜〜ある
と玉置さんが歌い上げました。ここでさらに盛り上がる観客。意外性のあるアレンジに沸きました。
その後の間奏は観客の合唱になりました。玉置さんがやや上手方向に移動して両手を広げて、観客の唱和を引き出しました。
2番に入ると、序盤から門田さんのサックス演奏が随所に表れるようになります。ここで2日間のカメラワークに変化がありました。1日目は門田さんの姿を映さなかった一方で、2日目はアップで収める構図。しかしながら、門田さんにアプローチする吉田さんの姿までは映りませんでした。この2人の共演を間近で見たかったところでしたが、武嶋さんも加わる大人数のファイナルでどうなるのか期待します。
以降も大盛況が渦巻いてパフォーマンスが展開。観客席からの手拍子が最後まで一切衰える気配無く、曲のラストまで進みました。
曲後は玉置さんがMartinのギターをスタンドに置き、直後にこのギターをアップで捉えたモニター映像が投影されました。開演時に暗いステージで白くスポットされたバスカリーノと対比すると、また違った温かい趣を感じる一場面でした。
観客席から起こり続ける拍手。しばらくすると、玉置さんに続いて、サポートメンバーが一同で客席に礼をしました。まだまだ鳴り止まない拍手。次第に音が揃って手拍子の体をなしていきます。1日目は、このリズムに合わせて玉置さんが両手を握り、静かに上下させる音頭を取って観客を笑いに誘いました。
やがて楽器スタッフからバスカリーノを渡されて、次曲に移ります。
17. メロディー
曲前に間が空いたステージ。ここでも観客席から玉置さんに対して歓声が飛びました。その声に重なるように、トオミさんがピアノの短編演奏をして曲がスタート。すぐに玉置さんの歌が始まりますが、非常にゆったりとした曲の入りでした。序盤は引き続き、ピアノ伴奏に合わせて歌が進行。玉置さんの抑えた丁寧な歌声がホールに広がりました。
1番のサビからはストリングスの演奏が追加。華やかさがプラスされた演奏が曲を彩りました。玉置さんのパワフルなロングトーンも健在で、声量豊かな歌声が響き、感動の色を濃くしました。
2番終了後の間奏を、門田さんのソプラノサックスが担当。ところどころで原曲のメロディーラインを崩した、趣ある演奏が曲のムードを作りました。モニターにもその演奏シーンがアップで投影され、輝かしい雰囲気が伝わりました。
そして迎えたラストサビ。静かな入りから少しずつ盛り上がっていく演奏に、玉置さんの歌声が響き渡る感動的な展開になりました。最後は伴奏が完全に止まり、
あの歌は心から聞こえてるよ
を玉置さんが歌い上げて終了。1日目はギターを弾かずにアカペラで、2日目はギターを弾きながら歌いました。
直後に絶妙な間を置いて、チェロの低音が先行したのち、弦カルテットの短編演奏が続いて曲が終了。第二部も感動のフィナーレを迎えました。
曲後はサポートメンバーがステージ前方で整列します。玉置さんが手を後ろから前に向ける合図で、メンバーが前に移動してきました。その並び順は以下の通りです。
(下手から)
Vc.村中さん
Va.舘泉さん
Vn.名倉さん
Vn.吉田さん
Key.トオミさん
Vo.玉置さん
Sax.門田さん
Ba.川崎さん
Gt.秋山さん
Perc.中北さん
Dr.松原さん
しばらく続く観客席からの拍手。玉置さんとメンバーが、手を振ってそれに応えていきます。やがて村中さんから退場。門田さん以下のメンバーは玉置さんの前を通るため、ハイタッチやハグを交わしてステージを後にしました。
5. アンコールの様子
玉置さんが1人残ったステージ。以下、演出が充実していた2日目をメインに記載します。

(下手の楽器に手を伸ばす)

(上手の楽器に手を伸ばす)

10/28 2日目のみ
(蓋付きのマグカップを手に取る)
(少し飲む)

10/28 2日目のみ
(黄色のドリンクを手に取る)
(少し飲む)

2日間両方
(透明な水を手に取る)
(飲み干す)

👏👏👏👏👏

10/28 2日目のみ
(バスカリーノを持って前に移動)

歓声
Ec1. ワインレッドの心(10/28 2日目のみ)
玉置さんがギターを弾きながら歌がスタート。
もっと勝手に恋したり
もっとキスを楽しんだり
忘れそうな想い出を
そっと抱いているより
忘れてしまえば
今以上 それ以上 愛されるのに
あなたはその透き通った瞳の
(ささやく)ままで
(通常通り)ままで
(シャウト)ままで〜!
あの消えそうに燃えそうな
(ノーマイクで叫ぶ)ワ〜インレッドの〜!
心を持つあなたの願いが
(ギターの高音を出す→失敗→はにかむ)
(もう1度高音を出す→理想の音が出る)
叶うのに

👏👏👏
Ec2. 悲しみにさよなら(10/28 2日目のみ)
この曲も玉置さんがギターを弾きながらスタート。
泣かないでひとりで
ほゝえんで見つめて
あなたのそばにいるから
(合唱と手拍子が自然発生)
夢にまで涙が溢れるくらい
恋は壊れやすくて
抱きしめる腕の強さでさえなぜか
揺れる(アレンジ)心をぉ〜⤴︎
止められない
(サビからギターが止まる)
でも泣かないでひとりで
ほゝえんで見つめて
あなたのそばにいるから
(玉置さんの歌声が強くなる)
悲しみにさよなら
ほゝえんでさよなら
愛を世界の平和のために

👏👏👏
Ec3. 夏の終りのハーモニー(10/28 2日目のみ)

(ギターをスタンドに置く)

(マイクの前に移動)
ここで少し話し始めました。

喋ることはないんですけど…

歓声

(マイクスタンドを後ろに移動)

こっちにやろうと思って…笑

笑笑

(スタンドをやや下手に移動)

世界が平和になるように…
ハモりましょう

(客席に指を伸ばす)
合唱で曲がスタート。玉置さんは下のパートを歌いました。
今日のささやきと昨日の争う声が
ふたりだけの恋のハーモニー
(弦を弾く仕草と声でリズムを取る玉置さん)
夢もあこがれもどこか違ってるけど
それが僕と君のハーモニー
夜空をたださまようだけ
(ハミングでリズムを取る玉置さん)
誰よりもあなたが好きだから
素敵な夢あこがれを
(シャウト)
いつまでもずっと
(語気に合わせて手を伸ばす)
忘れず・・・に〜〜〜

👏👏👏
ここまで、2日目の様子を主体に記載しました。1日目は水芸から以下の演出に繋がり、2日目はこれまでから一連の流れで続いていきます。

(しばらく拍手を聞く)

(下手のサポートメンバーを呼ぶ)

(ゾロゾロと入場)

👏👏👏👏👏

(上手のスタッフを呼ぶ)

(イヤモニを装着してもらう)

(ギター※を肩にかける)
(※)ギターは「最高でしょ?」や「JUNK LAND」と同じ、SCHECTERのフルアコが採用されました。

👏👏👏👏👏
Ec4. ファンファーレ
大歓声の中、曲がスタート。門田さんのフルートが主旋律を演奏して、バックで弦カルテットの弾奏が支えるサウンドアレンジで前奏が始まりました。やがて特徴的なハープの連弾がトラックから流れて曲の雰囲気を変えると、(この演奏シーンは、ぜひともシンフォニックコンサートで生でお目にかかりたいです。)アップテンポな前奏に移りました。それと同時に客電も点灯し、大盛り上がりのスタートになります。この駆け足な前奏からは、早くもギターの秋山さんがエアーでランニング。いきなり疾走感あふれる展開になりました。玉置さんは前奏中にシャウトを決めて、歌唱パートに入ります。
Aメロが始まると、リズム隊の骨太な演奏が曲の土台をどっしり支えて進行していきます。ここからはサポートメンバーがその場で手拍子を送り、観客席からも手拍子が起こりました。サビでは代表曲「田園」で見た、ステージをバックから撮影した映像もモニターに投影。臨場感が際立つ迫真の動画でした。玉置さんの歌声は、原作よりも言葉の輪郭がハッキリとした、とてもクリアな印象を持ちました。やはりライブが1番良いことを改めて実感しました。
2日目、1番の終了後には、左足を振り上げながら叫ぶ玉置さん。大胆な姿を披露して、間奏の演出に繋げました。2番も引き続き大熱狂が渦巻くステージが展開。会場の一体感が凄まじい曲の出来栄えでした。
後奏中には玉置さんが大きく叫び、その後はステージ下手端に移動。ギターを持ったまま、観客に向けて礼をしました。続けて、その足で上手端にも移動。ここでも目の前の観客に向けて一礼をしました。この間も続くバンドメンバーのバック演奏。門田さんのソプラノサックスが自由に乱れる奏法がラストの演出を飾りました。冒頭のフルートからは本編は楽器を持ち替えて、見事にマルチな演奏を見せました。
曲後は玉置さんが華麗に上手へ退場。大盛況の中、素晴らしいエンディングで曲が締めくくられました。
熱気の余韻が漂う館内。演奏を終えたサポートメンバーも下手に退場していきます。玉置さんの再登場を願う観客の姿も多数ありましたが、終演のアナウンスが流れてフィナーレ。非常に盛り上がった2日間が終了しました。
以下、楽曲のセットリストです。
6. セットリスト
10/27 1日目
玉置浩二 with 故郷楽団 10周年
Concert Tour 2025 ~blue eggplant field
10月27日
東京国際フォーラム ホールA
セットリスト
【一部】
1. あこがれ
2. 青い“なす”畑
3. からっぽの心で
4. それ以外に何がある
5. 太陽さん
6. 古今東西
7. 最高でしょ?
8. コール
【二部】
9. 青い“なす”畑(Instrumental)
10. 嘲笑
11. しあわせのランプ
12. サーチライト
13. じれったい
14. 好きさ
~メンバー紹介~
15. JUNK LAND
16. 田園
17. メロディー
【アンコール】
Ec1. ファンファーレ
10/28 2日目
玉置浩二 with 故郷楽団 10周年
Concert Tour 2025 ~blue eggplant field
10月28日
東京国際フォーラム ホールA
セットリスト
【一部】
1. あこがれ
2. 青い“なす”畑
3. からっぽの心で
4. それ以外に何がある
5. 太陽さん
6. 古今東西
7. 最高でしょ?
8. コール
【二部】
9. 青い“なす”畑(Instrumental)
10. 嘲笑
11. しあわせのランプ
12. サーチライト
13. じれったい
14. 好きさ
~メンバー紹介~
15. JUNK LAND
16. 田園
17. メロディー
【アンコール】
Ec1. ワインレッドの心
Ec2. 悲しみにさよなら
Ec3. 夏の終りのハーモニー
Ec4. ファンファーレ
7. 公演後の様子
公演後の会場の様子です。

キャパの広い東京国際フォーラムホールA公演。とても盛り上がりました。次回はさらにスケールが大きく、また参加メンバーも多い、東京ガーデンシアター公演に参加します。年明けの振替公演を除いて、本ツアーのファイナルとなる2日間。サウンドアレンジやモニター演出の変化が楽しみです。
こばかず

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