先日の10月19日、玉置浩二 with 故郷楽団 10周年 Concert Tour 2025 〜blue eggplant field@滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 大ホール公演に参加しました。
※本投稿では、公演のセットリストや演出を記載します。本ツアーは24会場34公演の規模で行われます。初日を迎えていない方や、ネタバレに抵抗のある方はご注意ください。
1. 公演前の様子
公演前の会場の様子です。
びわ湖ホール#玉置浩二#故郷楽団#びわ湖ホール pic.twitter.com/zar1HT5Dti
— こばかず (@anzen_koji_1982) October 19, 2025












今回の会場であるびわ湖ホールは、非常に音響が良いと評判を聞いていました。個人的にかなり楽しみにしていた公演です。ホールのすぐ裏には琵琶湖が広がり、壮大な雰囲気が漂う会場でした。
2. サポートメンバー
本公演に参加するサポートメンバーは以下の通りです。
(敬称略)
— こばかず (@anzen_koji_1982) October 18, 2025
キーボード:トオミヨウ
ギター:秋山浩徳
パーカッション:中北裕子
ベース:千ヶ崎学
ドラム:松原"マツキチ"寛●以降全公演参加●
サックス/フルート:門田"JAW"晃介●同●
バイオリン:吉田宇宙
バイオリン:名倉主
ヴィオラ:舘泉礼一
チェロ:飯島奏人★初日★#玉置浩二#故郷楽団
(敬称略)
キーボード:トオミヨウ
ギター:秋山浩徳
パーカッション:中北裕子
ベース:千ヶ崎学
ドラム:松原"マツキチ"寛
サックス/フルート:門田"JAW"晃介
バイオリン:吉田宇宙
バイオリン:名倉主
ヴィオラ:舘泉礼一
チェロ:飯島奏人
元々は9/16の浜松・9/17の四日市公演に参加予定であった、チェリストの飯島さんが初日を迎えました。奏者によって重低音の響きがどう変わるのか、注目したいところです。
滋賀は中北さんにとっての故郷公演になります。ホームタウンのステージで、いつも以上に躍動する姿に期待です。
3. 第一部の様子・各曲の感想

この日の座席は1階席の上手端でした。発表時にはステージの一部が見切れると思いましたが、その心配はなく全体をしっかりと見渡すことができました。
定刻の17時30分、場内が暗転して、青のバスカリーノが鮮やかに浮かび上がる演出で開演。サポートメンバーがステージに姿を現します。
1. あこがれ
準備が整ったのち、門田さんのソプラノサックスが渋い連続音を演奏して曲がスタート。序盤はストリングスとピアノの演奏が王道な形でした。
中盤以降は、秋山さんのスチールギターが対抗するようにカウンターメロディーを担当。独特な音色が違いを見せるアレンジでした。また、門田さんのサックス、松原さんのドラムも演奏に加わり、曲を盛り上げていきます。
最後はスチールギターが高鳴る中を、アンサンブルで終了。豪華な演奏でフィナーレを迎えました。
2. 青い“なす”畑
玉置さんが登場。大きな拍手が会場を包みます。
開演時の演出を飾ったバスカリーノを手に取り、弾き語りで曲がスタート。第一声からパッと視界が広がるような、音がクリアに聴こえる良い響きでした。
途中からは、パーカッションとスチールギターが演奏に加わります。中北さんが飛び跳ねるようにリズムを作り、秋山さんがここでもユニークなサウンドを創出して、静かな曲調の中にわずかな盛り上がりが生まれました。
曲の中盤、
広がるそのまんまでいい
ちっちゃなこのまんまもいい
以降は他楽器の演奏も入り、アンサンブルが完成します。ストリングスが主旋律、サックスが助奏、秋山さんがカウンターを担当して、個々のタレントが際立つ音作りでした。
3. からっぽの心で
弦カルテットとサックスの合奏で曲がスタート。ここは門田さんのテナーサックスがよく主張していました。前奏中に水を飲む玉置さん。歌の始まりに備えます。
歌唱パートが始まると、中北さんの手拍子に合わせて客席からも手拍子が発生。ほのかに盛り上がりが生まれていきました。
1番は、玉置さんのタメを作った歌い方や、メロディーラインの流れをよく堪能できました。
失くした鞄はどこだろう
まだこれから続く・・・道な〜〜のに
では、遅れて入ってくる歌い方があり、
いつの間にか巡る日々のどこかで
おんなじ間違いに立ち止まりながら
では、
立ち止まりながら〜あぁ〜⤵︎
と、流暢な低音の移り変わりを見ました。このパート、歌声に深みを感じて非常に好きなポイントです。
2番に入ると門田さんのサックス演奏が随所に顔を出し、またその後の間奏も主旋律を担当。ゴージャスな演奏がアクセントになりました。
後奏はストリングスが演奏して、それをじっくりと直立不動で聴く玉置さんの姿。最後は玉置さんが弾くギター音が、曲の締めくくりを飾りました。
4. それ以外に何がある
この曲は、ところどころでタメを作って歌う玉置さんの歌い方が印象に残りました。また、歌いながら自然と下手方向に少しずつ移動していきました。
1番終了後の間奏で、特徴的な歌い回しを見せる玉置さん。2回ほど叫んだフェイクを入れたのち、途中からはメロディーラインに合わせた
NaNaNaNa〜
といった歌声に戻ってきました。
5. 太陽さん
中北さんのソロパフォーマンスがスタート。これまでの演奏とは一線を画す、ユニークなスタイルでした。桶に入った水を、お椀で掬って水を垂らし、滴らせるような音をゆっくりと生成。口ではウィンドホイッスルを吹き、風の音を生み出しました。これは中北さんの故郷である滋賀県の代表格、琵琶湖をモチーフにしたような演出で、非常に際立ったアレンジでした。このパターンがしばらく続くと、やがてパーカッションの演奏に切り替わります。以降はコンガとシンバルを素早い手捌きで叩き、リズム感ある演奏が行われました。
続けて、松原さんと2人で同曲の前奏が始まります。このタイミングで早くも観客席から拍手が発生。それほど特徴的で素晴らしい、まさに「故郷に錦を飾る」中北さんのソロパフォーマンスでした。
歌唱パートが始まると、玉置さんのエネルギッシュな歌声が繰り広げられていきます。リズム良く大胆に歌い上げる歌い姿は、ファンキーそのものでした。
後奏では、ピアノの演奏が始まったポイントでギターを肩にかける玉置さん。主旋律がバイオリンに引き継がれたタイミングでギターを弾き始めました。吉田さんの方を向いて単一の持続音を出し、吉田さんも微笑みを返す2人の連携で曲が終了しました。
6. 古今東西
水色の照明下、サポートメンバーの演奏がランダムに乱立するステージ。玉置さんもシャウトを入れてこの曲前演奏を盛り上げていきます。
前奏を経て歌唱パートに入ると、真っ先に2ndバイオリンの名倉さんが手拍子を開始します。こうした動作に導かれるように、1人またひとりと観客がその場に立ち上がり、やがて総立ちになって曲が進行しました。
サビでシンプルなメッセージを連呼する、
ガンバレ ガンバレ
では、玉置さんが歌いながらガッツポーズ✊を披露。力強く握り拳の甲を向ける姿がありました。こうした玉置さんの格好に観客も応える展開になり、ガッツポーズの波が打ち寄せました。
本曲はバンドメンバーのソロパフォーマンスも充実しています。最後の
肌淋しい うら悲しい 嘆かわしい 西も東も
馬鹿馬鹿しい 忌々しい そんなもんだ
では、
そんなもんだ
で早くも門田さんが演奏のスタンバイ。ステージ前方に移動して、玉置さんのギターと掛け合いが行われました。
最後まで盛り上がって曲が終了。ラストは玉置さんが両手でマエストロのような指揮を打楽器に向けて繰り広げ、豪快なフィナーレを迎えました。
7. 最高でしょ?
ここでも曲前に裏声のフェイクを連発する玉置さん。やがて
最高でしょ?
の歌声で曲が始まります。序盤はジャズの雰囲気を感じるテイストでまったりと展開。ベースやサックスの渋い演奏がこのムードを作り出しました。こうした曲調の変化に、前曲で立ち上がった観客は一斉に座り込みました。
それが一転、中盤以降は曲にスピード感が生まれていきます。玉置さんのシャウト、
愛して〜!
を皮切りに、松原さんが演奏する短編のドラムソロが重い空気を打ち破り、瞬時に曲が転調されていきます。ここで、その隣に位置する中北さんが大きな動作で手拍子を客席に送り、観客席の熱気も再燃。再び観客が総立ちになって曲が進行しました。
以降は玉置さんもジェスチャーを取り入れながら、疾走感あふれるパフォーマンスが推進されていきました。特に顕著な部分が、
愛し合えたら夢見る頃にふたりとも
その目 その手 その顔 すべて輝いて
や
月の砂漠は夜の果てまでふたりきりさ
この目 この手 この顔 すべて輝いて
のところ。一言一言に合わせて、
その(この)目🖐️
その(この)手🤲
その(この)顔👐
と前に手を向けていきました。
最後は再び転調して、冒頭と同様の弛緩したスピード感に帰着。ラストは玉置さんが
ひとりで遊ばないで
をささやくように歌い、松原さんの迫力あるドラムソロに繋げていきました。
8. コール
十分な水分補給をする玉置さん。曲前に大きな間が空き、客席から歓声が飛び交いました。
準備が整ったのち、弦カルテットの重厚な前奏がスタート。実にクラシカルな演奏が広がりました。
歌唱パートからは、秋山さんのギターが軽快なリズムを刻んで進行。序盤は、玉置さんの抑制されながらもクリアな歌声が際立ちました。
サビに入ると、玉置さんのギアが上がり、力強い歌声に変わっていきます。特に、
今叫ぶから
声が〜〜〜
聞こえたら
では、とても野太い歌声が響きました。
2番からラストサビにかけては圧巻の歌声。鬼気迫る表情で、非常に豊かな声量で歌い上げました。ロングトーンの途中、身体が小刻みに震える姿は、まさに全身で音を表現していることを象徴する一場面でした。
後奏が始まって一段落すると、玉置さんが上手に向けて退場。素晴らしいパフォーマンスに対する大きな拍手が客席から贈られて、第一部が終了しました。
4. 第二部の様子・各曲の感想
20分間のインターバル後、第二部が開始。サポートメンバーが下手から姿を現します。
9. 青い“なす”畑(Instrumental)
暗転されて静かになった場内、吉田さんの鮮烈なバイオリン演奏が沈黙を打ち破って、インスト曲が始まります。その後は、他楽器も加わるアンサンブル、秋山さんのギターパートを経て序盤が終了しました。
曲の中盤は、門田さんのソプラノサックスが歌詞パートを演奏。
とまと畑がある 家の庭の限られた
そこで真っ赤に色づくと
「思われ」「慕われ」「覚悟した」
今回が初演となった、チェロの飯島さんとのデュオになりました。
ここで一旦、演奏が静まり返ったのちに松原さんのドラムが豪快に連打されて合奏が再開。最後はトオミさんのピアノが静かに、
とまと畑の“青い”なす
と演奏して曲が終了しました。
10. 嘲笑
玉置さんが登場。スタンドからマイクを外して、マイク一本で歌い上げます。
この曲は、1番と2番のサウンドアレンジの変化がはっきり目立ちます。静かな伴奏で進む1番と比較して、2番からはドラムが演奏に加わることで、曲に厚みが生まれました。
間奏も、各パートで担当楽器が区別されるアレンジ。1番終了後はバイオリンが主旋律を担当し、2番終了後はチェロとギターの合奏になりました。華やかな前者と、重厚感のある後者でコントラストが色濃く表れました。
ラストサビは、静かな入りから、途中でドラムが加わって盛り上がる演奏体系。ここでも迫力を感じました。最後は、
それが嬉しい
をトオミさんのピアノ伴奏に合わせて終了。静かなフィナーレになりました。
11. しあわせのランプ
中北さんが3回鳴らす鐘の音。玉置さんはステージ前方で、じっくりとその音に聴き入ります。
ステージ下手側がオレンジにライトアップされ、ストリングスの前演奏がスタート。ここで玉置さんは、スタッフからバスカリーノを渡されてスタンバイします。
弦カルテットの演奏が終わると、玉置さんの弾き語りで開始。ステージの真上から、玉置さんをただ1人照らすライトがその姿を強調して序盤が進みました。
バック演奏も加わり、玉置さんの歌声にも迫力が生まれて盛り上がるクライマックスを経て、最後も玉置さんの1人舞台で終了。冒頭よりもその格好を照らすライトが強くなり、曲が締めくくられました。
12. サーチライト
曲の山場、
サーチライトはそうなんだ
君なんだ 君なんだ
で大きくのけ反り、4階席に向かって手を伸ばす玉置さんの姿がありました。いつもはそこから1階席に手を向けてジェスチャーが終わるところ、この日は2〜3階席に向けた動作も挟みました。かなりダイナミックな姿で、天井が高い会場を包み込む玉置さんのモーションでした。
曲の終了時には、トオミさんに向けてマイクを伸ばす玉置さん。続けて、観客席にも同じポーズを見せました。
13. じれったい
打楽器のリズムでスタート。サポートメンバーの多くが手拍子を送り、一斉に観客が立ち上がりました。
大きな見どころは、やはり1番と2番のサビで見せる地名を入れた歌詞アレンジ。この日は、
(1番)もっと もっと滋賀を知りたい
(2番)止まらない 大津の夜を
と、各パートで名称を変えたアレンジが会場を沸かせました。
ラストサビ、
もっと もっと もっと もっと
の連発では、歌いながらしゃがみ込むように身体を丸める玉置さんの姿がありました。なかなか見ることのない、独特な格好を目にしました。
14. 好きさ
玉置さんが秋山さんを指差し、エレキギターのソロパフォーマンスがスタート。紫と水色の照明が交互に煌めくライティングで、演奏が行われていきます。終盤になると、この演出がどんどん過激になり、後方に位置する松原さんと中北さんが、ドラムスティックを突いてその姿をアピールしたり、黒いタオルをバタバタ振りかざしました。次第に鮮色のライトも白に変化して、バチバチにステージを強調するようになります。文字通りに白熱したパフォーマンスが、曲前の演出を飾りました。
そこからはすぐさま、玉置さんの
好きさ
の歌声で本編がスタート。この瞬間、ボルテージがまた一段階高まりました。以降も曲中に再三訪れる、
好きさ
と歌うたびに玉置さんが客席に手を伸ばし、観客が沸く連続。シンプルなメッセージに酔いしれていく様を見ました。
この日も、最後は二段階方式のフィニッシュが取られました。松原さんと中北さんによる打楽器の豪快な打撃で1度演奏が止まり、そこから玉置さんが2人に向けてギターを大きく振る動作で演奏が再開。ここでもパワフルな打楽器の連打で曲が終了しました。
メンバー紹介
ここでメンバー紹介が始まります。玉置さんがギターを持ったまま、上手のメンバーから順に担当楽器と名前を呼び上げていきます。
ギター・秋山浩徳
パーカッション・中北裕子
中北さんの紹介後、客席から拍手が起こる中、ここで玉置さんが一言。

滋賀が地元です!
初期から故郷楽団メンバーとして帯同する、中北さんの凱旋を大きくアピールしました。以降は通常の流れで紹介が進んでいきます。
ドラムス・松原"マツキチ"寛
ベースギター・千ヶ崎学
サックス・門田"JAW"晃介
1stバイオリン・吉田宇宙
2ndバイオリン・名倉主
ヴィオラ・舘泉礼一
チェロ・飯島奏人
サウンドプロデュース&アレンジ、キーボード・トオミヨウ
トオミさんの紹介後は、玉置さんがその元に歩み寄り、2人が健闘を讃え合いました。
15. JUNK LAND
ステージのバックスクリーンに「Kt」のロゴと「DEKISOKONAI」のメッセージが投影されてスタート。メンバー紹介からの流れがとても綺麗でした。
曲に激しさが生まれるパート、
待ってる人のその前で
泣いてる人のその前で
以降は、バイオリンコンビの過激な動きが目立ちました。頭をガンガン振りながら演奏する2人のパフォーマンス。この日が本ツアーの初演であるチェロの飯島さんは、弦カルテットの最奥からその様子を覗き込むように眺めて、興味深い反応をしていました。
2番のインパクトがあるシーン、
破れちまった旗でも高く掲げ!
では、いち早く名倉さんが反応。もはや玉置さんのシャウトが放たれる前に、手に持った弓を高く上げる姿がありました。まさに歌詞と同期したような瞬間でした。
転調後のラストは、サポートメンバーが大きく手拍子を送る始まりから、観客の一部合唱、弦カルテットのスタンディング演奏に移り変わっていきます。ここでも、吉田さんと名倉さんによる大熱唱のコーラスが、曲の熱気を押し上げていきました。
最後は玉置さんと観客によるコール&レスポンスに。

Foo〜

Foo〜
といった裏声を2往復。

Yeah〜

Yeah〜
といった裏声も2往復。

Yeah〜

Yeah〜
と、今度は地声で2往復。続けて歌詞パートに入ります。

JUNK LANDで〜

JUNK LANDで〜

JUNK LANDで〜〜

JUNK LANDで〜〜

JUNK LANDで〜!

JUNK LANDで〜!

JUNK LANDで〜〜!!

JUNK LANDで〜〜!!
最後は玉置さんの迫力あるロングトーンが一直線に響きました。

J・U・N・K
L・A・N・D
で〜〜〜!!!
トーン中に演奏再開の指揮をしないため、勇ましい真っ直ぐな歌声だけが聴こえてきました。その後、客席に両手を向ける玉置さん。レスポンスサイドのまばらな歌声、

JUNK LANDで〜〜〜
の最中に、玉置さんがサポートメンバーに合図を向けて、曲が終了しました。最後はギターを素早く手に持ち替える玉置さん。パワフルさ全開のパフォーマンスが締めくくられました。
曲後もまだまだ続くこの演出。玉置さんが、

Foo〜(裏声)

Yeah〜(地声)

Yeah〜!(シャウト)
と無伴奏で放ち、延長戦を繰り広げました。
16. 田園
前曲のアウトロ演出から、間髪を入れずに曲がスタート。素早く次曲に移り変わる流れは、まるでメドレー曲のようでした。
パッと明るくオレンジの暖色が全体を照らすステージ。ストリングスメンバーも観客も、総立ちのまま曲が進んでいきました。
1番のサビ、地名を入れたアレンジは、
愛はここにある びわ湖ホールにある
でした。「じれったい」で見た「滋賀」や「大津」といった土地名から語句が変わり、会場名が入りました。
17. メロディー
この曲は、サビのロングトーンが圧巻でした。歌いながらマイクから少しずつ上手方向に離れながらも、全く衰えない声量。クリアな音響の良さも影響して、歌声の波がありありと迫ってきました。
2番終了後の間奏を、門田さんのソプラノサックスが担当。この演奏がメロディーラインを大きく崩した奏法で、とても味わい深い趣きが表現されていました。
ラストフレーズ、
あの歌は心から聞こえてるよ
は玉置さんの弾き語り。暗いステージで、白いライトが玉置さんを一点集中して歌い終わりました。直後には、絶妙な間を取って飯島さんのチェロが入り、ストリングスの短編演奏で曲が終了しました。
曲後はステージ前方でメンバー全員が整列します。
(下手から)
Vc.飯島さん
Va.舘泉さん
Vn.名倉さん
Vn.吉田さん
Key.トオミさん
Vo.玉置さん
Sax.門田さん
Ba.千ヶ崎さん
Gt.秋山さん
Perc.中北さん
Dr.松原さん
まず、下手側のメンバーに手を向ける玉置さん。下手のメンバーが、揃って客席に礼をしました。また、この日が初日となった、チェロの飯島さんをアピールするポーズを玉置さんが見せました。続けて、上手側のメンバーにも手を向ける玉置さん。門田さん以下のメンバーも、一緒に礼をします。
その後、玉置さんが観客席に向けて独特な仕草を見せました。4階席まであり、高くそびえ立つ客席に向かって、下から段階的に手を上げる動作。
④ 🫳
③ 🫳
② 🫳
①🫳
下手と上手の順に手を伸ばしました。以降も続く観客席からの拍手。やがて、飯島さんから順にサポートメンバーが退場します。
5. アンコールの様子
玉置さんが1人残ったステージ。アンコールの演出が始まりました。

(下手の楽器に手を伸ばす)

(上手の楽器に手を伸ばす)

(しばらく拍手が続く)
👏👏👏👏👏

(蓋付きのマグカップを手に取る)
(少し飲む)

(黄色のドリンクを手に取る)
(少し飲む)

(透明な水を手に取る)
(これは飲み干す)

👏👏👏

(黒いタオルで手を拭く)

(アームカバーをまくる)

(ギターを肩にかける)

(ステージ前方に移動)
Ec1. ワインレッドの心
玉置さんがギターを弾きながらスタート。
もっと勝手に恋したり
もっとキスを楽しんだり
(ここからアカペラ、下手側にマイクからも離れる)
忘れそうな想い出を
そっと抱いているより
忘れてしまえば
今以上 それ以上 愛されるのに
あなたはその透き通った瞳のままで
(ここからもアカペラ、今度は上手に離れる)
あの消えそうに燃えそうな
(シンフォ風シャウト)ワ〜〜インレッドの〜
心を持つあなたの願いが叶うのに

👏👏👏
まさかのノーマイクアカペラでした。
Ec2. 恋の予感
両手を客席に向ける玉置さん。客電も点いて合唱になります。
なぜ なぜ あなたは 綺麗になりたいの
(下手に歩く玉置さん)
その目を誰もが 見つめてくれないの
(上手に歩く玉置さん)
夜は(※)気ままに あなたを踊らせるだけ
恋の予感が ただ(※)駆け抜けるだけ
(※)ここで玉置さんが右手を上げて、観客に歌声のボリュームアップを指揮しました。

👏👏👏

👏👏👏
Ec3. 悲しみにさよなら
玉置さんの弾き語りでスタート。早くから、観客の合唱も自然発生する始まりになりました。
泣かないでひとりで
ほゝえんで見つめて
あなたのそばにいるから
(リズムを取るギター音、手拍子も強くなる)
(以降は観客の合唱が優勢)
夢にまで涙が溢れるくらい
恋は壊れやすくて
抱きしめる腕の強さでさえなぜか
揺れる(胸に手を当てる玉置さん)心を
止められない
でも泣かないでひとりで
ほゝえんで見つめて
あなたのそばにいるから
(玉置さんの歌声が強くなる)
悲しみにさよなら
ほゝえんでさよなら
愛を世界の平和のために

👏👏👏

(ギターを置く)

(ネックをポンポン触る)

(ステージ前方に移動)

(マイクスタンドを少し下げる)

笑笑
Ec4. 夏の終りのハーモニー
玉置さんが歌い始めると、特に合図をするもことなく、観客の合唱が自然発生するスタート。
今日のささやきと昨日の争う声が
ふたりだけの恋のハーモニー
(弦を弾く仕草と声でリズムを取る玉置さん)
夢もあこがれもどこか違ってるけど
それが僕と君のハーモニー
夜空をたださまようだけ
(ハミングでリズムを取る玉置さん)
誰よりもあなたが好きだから
素敵な夢あこがれを
(シャウト)
いつまでもずっと
(語気に合わせて手を伸ばす)
忘れず・・・に~~~

👏👏👏
Ec5. MR.LONELY
玉置さんが叫んでスタート。ここも早くから合唱になりました。

Oh~~OhOhOh~
Oh~~OhOhOh~
Oh~Oh~OhOh~
Oh~Oh~OhOh~
2~3回目は、玉置さんが合いの手を入れていきます。

Yeah~!
や

Hey!
といったシャウトが、フレーズ間によく入りました。

Oh~~OhOhOh~
Oh~~OhOhOh~
Oh~Oh~OhOh~
Oh~Oh~OhOh~

Oh~~OhOhOh~
Oh~~OhOhOh~
Oh~Oh~OhOh~
Oh~Oh~OhOh~

(上手に退場)

👏👏👏👏👏
館内アナウンスが流れて終演。このタイミングで楽器スタッフが上手から現れて、機材を調整するような動きを見せました。
その後、スタッフが捌けてしばらくすると、玉置さんが下手から再びステージに登場。突如として観客席のボルテージも再燃しました。玉置さんはギターに向かって一直線。大歓声の中を歌い始めます。
Ec6. I LOVE YOUからはじめよう
無くさないで夢を 忘れないで愛を 心を開いて
(観客に合唱を促す)
I LOVE YOU I LOVE YOU I LOVE YOU More
悲しいときでも くじけそうなときでも 諦めないから
I LOVE YOU I LOVE YOU I LOVE YOU More
無くさないで夢を 忘れないで愛を 心を開いて
I LOVE YOU I LOVE YOU I LOVE YOU
I LOVE YOU More~!

(華麗に下手に退場)

👏👏👏👏👏
大盛況のラストでした。
以下、楽曲のセットリストです。
6. セットリスト
玉置浩二 with 故郷楽団 10周年
Concert Tour 2025 ~blue eggplant field
10月19日
滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 大ホール
セットリスト
【一部】
1. あこがれ
2. 青い“なす”畑
3. からっぽの心で
4. それ以外に何がある
5. 太陽さん
6. 古今東西
7. 最高でしょ?
8. コール
【二部】
9. 青い“なす”畑(Instrumental)
10. 嘲笑
11. しあわせのランプ
12. サーチライト
13. じれったい
14. 好きさ
~メンバー紹介~
15. JUNK LAND
16. 田園
17. メロディー
【アンコール】
Ec1. ワインレッドの心
Ec2. 恋の予感
Ec3. 悲しみにさよなら
Ec4. 夏の終りのハーモニー
Ec5. MR.LONELY
Ec6. I LOVE YOUからはじめよう
7. 公演後の様子
公演後の会場の様子です。
滋賀公演も大盛況になりました!
— こばかず (@anzen_koji_1982) October 19, 2025
「滋賀が地元です!」と中北さんを紹介する玉置さんの姿も!#玉置浩二#故郷楽団#びわ湖ホール pic.twitter.com/Sduume5zUC

滋賀公演も大いに盛り上がりました。「太陽さん」で水を使ったユニークなソロパートを見せた中北さんに、滋賀が地元であることをアピールした玉置さんの姿。「故郷楽団 10周年」と銘打ったツアーで、初期メンバーの中北さんにフォーカスが当たったことは非常に感慨深かったです。
次回は、週明けの東京公演2日間に参加します。ここに来て、また一段と熱量を感じるパフォーマンスが続く今日この頃。大きなホールで行われる公演も楽しみです。
こばかず

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