玉置浩二 Resume ~レジューム 新たな始まり(8/24)@水戸市民会館の感想とセットリスト

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先日の8月24日、玉置浩二 Concert Tour 2024 Resume ~レジューム 新たな始まり@水戸市民会館公演に参加しました。

※本投稿では、公演のセットリストや演出を記載します。本ツアーは27会場36公演の規模で行われます。初日を迎えていない方や、ネタバレに抵抗のある方はご注意ください。

1. 公演前の様子

公演前の会場の様子です。

私自身、この会場は初めて来ました。昨年の7月にオープンした施設で、新築の空気をよく感じました。

2. 公演中の様子・各曲の感想

この日の座席は、1階席の前方やや右寄りでした。ステージ右側で演奏するサポートメンバーがよく見える位置です。そのため、各メンバーが各曲でどの楽器を演奏しているのかに注目しました。特に、ギターの秋山さん、ベースの川崎さん、ホーンの武嶋さんは頻繁に楽器を入れ替えるため、より観察しました。

定刻の17時30分、客電が暗転してコンサートが始まります。中北さんを先頭に、席次の順でサポートメンバーが入場しました。

全員がそれぞれの位置につくと、川崎さんが演奏するコントラバスの渋い一音から各楽器音が発生。その後、曲が始まります。

1. あこがれ

秋山さん:アコースティックギター
川崎さん:コントラバス
武嶋さん:フルート

トオミヨウさんがうなずく合図から、ピアノとストリングスの演奏で開始。中盤からは武嶋さんのフルートが加わり、主旋律を演奏するようになります。最後のフレーズもフルートの華やかな演奏がよく目立ち、序曲が終了しました。

2. 星になりたい

秋山さん:アコギ
川崎さん:コントラバス
武嶋さん:フルート

秋山さんのアコギで前奏がスタート。途中からストリングスの演奏が入り、このタイミングで玉置さんが登場します。ここで観客席から拍手が発生。それに対して、玉置さんは両手を前に出して応えていました。

その後、歌唱パートが始まると一挙に雰囲気が変わり、玉置さんの歌声が創り出す世界観に変貌を遂げました。この感覚が何度体験しても極上です。

1番終了後の間奏は、武嶋さんのフルートが担当。前曲から引き続き、その綺麗な演奏が際立ちました。

3. キラキラ ニコニコ

秋山さん:アコギ
川崎さん:ベース
武嶋さん:サックス・フルート

この曲は、武嶋さんがサックス→フルート→サックスの順に楽器を持ち替えて演奏していたのが印象的でした。曲のスタート時はサックスを演奏して、主旋律が目立つパート(原作では口笛の音がそれを表現)に入ると、素早くフルートに楽器をチェンジ。そのままフルートでメロディーを演奏しました。その後は再びサックスを手にしてパフォーマンスが行われました。

玉置さんの歌が始まった後は、川崎さんの演奏するベース音が強調されていた印象を受けました。ドッシリとした骨太な音がよく響きました。

曲の調子が切り替わる、

大切なことを すぐ忘れるから
僕が君の輝く星になる

の後。確か、ここで1度楽器演奏が止まることを確認しました。再開の合図は中北さんの大きな打楽器音で、コンサートならではのメリハリをよく感じました。

以降は、玉置さんの伸びやかな歌声がよく際立っていました。特に、

もし疲れたら
僕がおぶってあげるよ〜〜〜

でとても迫力を感じました。

最後は、

キラ/キラ/ニコ/ニコ・・・だね

を、玉置さんがトオミヨウさんの方を向いて、うなずきながら演奏の合図を送り終了します。

4. 出逢い

秋山さん:アコギ
川崎さん:コントラバス
武嶋さん:演奏なし

本曲は、ここまでの3曲で演奏の音がよく目立っていた武嶋さんの演奏機会がありませんでした。自席からステージを見ている姿を確認しました。

この曲でも、クライマックスで伸びのある玉置さんの見事な歌声がありました。

あなたに出逢えた この喜びを
いつまでも いつまでも 忘れない
あなたを愛してる

ここで玉置さんの絶好調を確信しました。

5. 瞳の中の虹

秋山さん:アコギ
川崎さん:演奏なし
武嶋さん:演奏なし

前曲から引き続き、武嶋さんの演奏はありませんでした。ベースの川崎さんも演奏シーンがなく、自席からステージのパフォーマンスを見つめていました。

この曲は、序盤は秋山さんのアコギ演奏に合わせて玉置さんが歌う形。そこに1番のサビから稲本さんのチェロ、2番のサビからバイオリン・ヴィオラが追加される構成でした。

2番終了後の間奏はバイオリンが担当。ここで、2人によるバイオリンの演奏が異なっていることを確認しました。1stの藤堂さんが主旋律を演奏し、2ndの森本さんが副旋律を演奏していました。

続くサビは、

ずっと(ずっと…)(ずっと……)

といった玉置さんの声がリピートされる演出。回数にして3〜4回反復されていたように思いました。

曲後は、ステージのバックスクリーンにオレンジの粒々が湧き上がるモニター演出があり、曲を締めくくりました。

6. 明かりの灯るところへ

秋山さん:演奏なし
川崎さん:ベース
武嶋さん:ソプラノサックス?

1番のサビで、玉置さんの少しヒヤッとする場面がありました。

君の手のひら強く握って
明かりの灯るところへ

僕の手のひら強く握って

と歌いかけていました。

1・2番終了後の間奏は、武嶋さんの演奏がよく目立ちました。おそらく、ソプラノサックスと思われる楽器の演奏がありました。

7. aibo

秋山さん:エレキギター?
川崎さん:ベース
武嶋さん:クラリネット?ソプラノサックス?

この辺りから記憶が怪しくなってきました。前奏を武嶋さんが演奏していたと記憶しています。その楽器がクラリネットのように見えました。もしくは、前曲と同じようにソプラノサックスであったかもしれません。

全体的な曲調はゆっくりと進行。温かみある生活の情景が思い浮かぶような、玉置さんの優しく柔らかい歌声が会場をソフトに包み込みました。

8. ぼくらは…

秋山さん:エレキ
川崎さん:ベース
武嶋さん:サックス

後奏中に入る玉置さんのシャウト、退場しながらもフェイクを発していたのが印象的でした。その後は、サポートメンバーによる豪華な演奏が展開されていきます。秋山さんのエレキギターと、武嶋さんのサックスが掛け合い。第一部の修了を飾るのに相応しいゴージャスなパフォーマンスでした。

9. なにもない海へ

【インストゥルメンタル曲】
秋山さん:アコギ
川崎さん:コントラバス
武嶋さん:フルート

第二部がスタート。サポートメンバーによるインストゥルメンタル曲でコンサートが再開します。

①トオミヨウさんのピアノ演奏
②武嶋さんのフルートとストリングスの演奏
③中北さんのパーカッションと秋山さんのアコギ
④ストリングスの演奏

といった流れで進行しました。

【本曲】
秋山さん:エレキ
川崎さん:ベース
武嶋さん:フルート

玉置さんが登場。この日はマイクを持ってステージに戻ってきました。

個人的に、本ツアーのハイライトと見ている場面が本曲のCメロ部分です。

昨日までの日々を
抱いて眠るよりも
傷ついてくことだって
しなくちゃならない
Yeah・Yeah・Yeah
手に入れたものだけに
縛られたくない
上手く行かないことだって
逃げてばかりはいられない
Yeah〜 Yeah〜 Yeah〜
(※)Yeah〜 Yeah〜〜 Yeah〜〜〜

(※)にあたるラストの「Yeah〜」で、回数を重ねるごとに音程を上げていくアレンジ。3回目の「Yeah〜〜〜」の後には、自由なフェイクを入れてグルーヴを創出していく姿がありました。この部分、公演を重ねるごとに長くなっているように感じます。

10. 清く 正しく 美しく

秋山さん:アコギ
川崎さん:コントラバス
武嶋さん:ソプラノサックス?

確か、武嶋さんのソプラノサックスが高音の前奏を演奏して曲が始まります。この曲は、武嶋さんの演奏が目立っていた印象がありました。玉置さんの歌声に重なる演奏もあり、

何もできなくなってしまったときは
清く正しく美しく 清く正しく美しく

で2人のハーモニーを聴くことができました。

やはり最後の、

清く正しく美しく…
清く正しく美しく…

のパートが原作からは一部省略されていました。以下のように玉置さんが歌います。

清く正しく美しく 清く正しく美しく
君だけの君だけの君だけの 愛を受け止めていよう
(↓ここから省略↓)
清く正しく美しく 清く正しく美しく
君だけを君だけを君だけを 黙って抱きしめていよう
清く正しく美しく 清く正しく美しく
清く正しく美しく 僕らはひとつになれる
(↑ここまで省略↑)
清く正しく美しく 清く正しく美しく
清く正しく美しく 僕らはひとつになれる
いつかひとつになれる

その後はトラックから

清く正しく美しく 清く正しく美しく
清く正しく美しく 僕らはひとつになれる
清く正しく美しく 清く正しく美しく
清く正しく美しく 僕らはひとつになれる

といった少女の合唱が流れ、それに合わせて玉置さん・トオミヨウさん・中北さん・秋山さん・藤堂さんがスネアドラムを叩きます。この部分、藤堂さんが持つドラムスティックの形状が異なり、叩くパートも他のメンバーとは違っているように見えました。

〜メンバー紹介〜

ステージ上手側のメンバーから順に、玉置さんがメンバーを紹介していきます。

パーカッション・中北裕子
サックス
アンドフルート・武嶋聡(※1)
ベースギター・川崎哲平
ギター・秋山浩徳
1stバイオリン・藤堂昌彦
2ndバイオリン・森本安弘
ヴィオラ・亀井友莉
チェロ・稲本有彩
サウンドプロデュース&アレンジ、キーボード・トオミヨウ(※2)
(※3)故郷楽団
(左側のメンバーから順にサーっと手を伸ばす)
(※3)故郷楽団
(右側のメンバーから順にサーっと手を伸ばす)

(※1)8/16@浜松公演では、「サックス・武嶋聡」でしたが、「アンドフルート」も付け加えられていました。ここで、武嶋さんが驚いた表情をしているように見えました。この発表スタイルはこの日からでしょうか?
(※2)紹介後、玉置さんがトオミヨウさんと握手を交わしていました。
(※3)叫ぶような言い方ではなく、手の動きに合わせてささやくように「故郷楽団、故郷楽団」と言っていました。

11. 悲しみにさよなら

秋山さん:アコギ
川崎さん:ベース
武嶋さん:フルート・サックス

玉置さんがアカペラで

悲しみに〜さよなら〜

と歌い曲がスタート。

その後はストリングス演奏の中を

泣かないで1人で
ほゝえんで見つめて
あなたのそばにいるから

と続きますが、この時点で多くの観客が立ち上がりました。これまで参加した公演の中では、最も早いタイミングでのスタンディングになりました。

手拍子も巻き起こる中を曲が展開されると、2番のサビは

愛を〜世界の平和の〜ために〜

といったいつものアレンジでした。次のサビに向かう間奏中、歌唱パートが始まる直前で、玉置さんが客席に向けて指揮動作をしながら

1・2・3・4

といった声をかけます。呼びかける声の強さでさえなぜか揺れる心を止められなくなりました。以降は、以下のように観客の合唱で進みます。

(↓ここから合唱↓)
泣かないで1人で ほゝえんで見つめて
あなたのそばにいるから
悲しみにさよなら ほゝえんでさよなら
(↑ここまで合唱↑)
1人じゃないさ

その後は玉置さんが1人で歌い上げ、後奏をストリングスが担当。優雅な演奏で曲を締めくくりました。

12. サーチライト

秋山さん:アコギ
川崎さん:コントラバス
武嶋さん:フルート

この曲も盛り上がりの中を進行します。バラード曲でも、起立した観客が全く座りませんでした。こういった会場の熱気に後押しされるように、玉置さんのパワフルな歌声が響きました。

13. JUNK LAND

秋山さん:アコギ
川崎さん:ベース
武嶋さん:サックス

玉置さんがギターを左肩にかけて曲がスタート。この曲も力強さが漲っていました。

面白い場面が1つありました。

ガラクタだけど心を込めて

が始まって少し経った頃。中北さんから何かの破片?と思われるものが武嶋さん方向に飛んで行きました。驚いたように中北さんの方を向く武嶋さん。中北さんが武嶋さんに手拍子を促したのでしょうか?謎も印象も深いシーンでした。

14. 田園

秋山さん:アコギ
川崎さん:ベース
武嶋さん:サックス

大熱狂で曲が進行。観客は総立ちで、曲に合わせた手拍子が曲を推進しました。ステージ上では、秋山さんの活発さがよく目立ちました。首をガンガン振りながらギターを弾いたり、その場をエアーで走ったりしながらパフォーマンスが行われており、見ているこちらも楽しくなりました。

地名を入れたアレンジは、

愛はここにある 水戸にある

でした。2文字のため、リズムを取るのが少し難しそうに見えました。

愛はここにある 水戸みと・・・にある

といったように、やや間隔を空けて「にある」が入りました。

15. メロディー

秋山さん:アコギ
川崎さん:ベース
武嶋さん:ソプラノサックス?

引き続き観客は総立ちでした。非常にオーソドックスな形で曲が進み、玉置さんの優しい歌声や強烈なロングトーンがよく響きました。2番終了後の間奏は、確か武嶋さんのソプラノサックスが担当。佐野さんの演奏するトロンボーンは重厚さを感じますが、サックスには軽快さや華やかさを感じてこれもまた良いです。

16. 夏の終りのハーモニー

秋山さん:エレキ?
川崎さん:ベース
武嶋さん:フルート

弦楽器の弓がゆっくり動く演奏。これが「もう1曲始まる」といったワクワク感を演出させます。その後、トオミヨウさんのピアノが本曲の前奏を奏でるドラマチックな曲入りで、とても工夫が凝らされたアレンジを感じました。

曲中では、地味に注目していたポイントが1つありました。時折、会場の地名を入れる2番の

今夜のお別れに 最後の2人の歌は
夏の夜を飾るハーモニー

のところ。これまで参加した公演では歌詞変更はありませんでしたが、この日はむしろ2文字の

水戸みとの夜を飾るハーモニー

がピッタリ合うと思いました。しかしながら、アレンジはなくオリジナルの通りに歌っていました。そのまま玉置さんは最後までマイクありで歌い上げて曲が終了。

その後はメンバーがステージ前方で並び整列、客席に向かって礼をして退場します。

玉置さんが全員を見届けた後、ステージ左端まで歩いて礼、右端まで歩いて礼、中央に戻ってノーマイクで

ありがとう〜!!!

と叫び、右奥に退場していきました。無人になったステージに盛大な拍手が送られる会場。ここで終演のアナウンスが流れてコンサートが終了します。

前回の8/16@浜松公演で再度ステージに戻ってきたことから、今回もそれを期待してか多くの方が自席に残っていましたが、玉置さんが再びステージに姿を見せることはありませんでした。

以下、楽曲のセットリストです。

3. セットリスト

玉置浩二 Concert Tour 2024
Resume 〜レジューム 新たな始まり
8月24日
水戸市民会館 グロービスホール

セットリスト

【一部】
1. あこがれ
2. 星になりたい
3. キラキラ ニコニコ
4. 出逢い
5. 瞳の中の虹
6. 明かりの灯るところへ
7. aibo
8. ぼくらは…
【二部】
9. なにもない海へ
10. 清く 正しく 美しく
~メンバー紹介~
11. 悲しみにさよなら
12. サーチライト
13. JUNK LAND
14. 田園
15. メロディー
16. 夏の終りのハーモニー

4. 公演後の様子

公演後の会場の様子です。

これまで参加した公演の中で、最も会場の熱気を感じました。観客のスタンディングも数曲早く、大盛況の中をコンサートが展開されました。

その後の大阪公演も、2日間とも無事に開催されて良かったです。次回は、明日からの北海道公演(9/5@旭川公演、9/7・8@札幌公演)に参加します。個人的に初となる玉置さんの「故郷公演」が楽しみです。

こばかず

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【今後のコンサート参加予定】

玉置浩二 Concert Tour 2024
Resume 〜レジューム 新たな始まり
・11/13(水):東京ガーデンシアター
・11/14(木):東京ガーデンシアター

KOJI TAMAKI
Christmas Dinner Show 2024
・12/19(木):ホテルニューオータニ
・12/25(水):グランドプリンスホテル新高輪「飛天」

【今後のコンサート参加予定】

玉置浩二 Concert Tour 2024 Resume 〜レジューム 新たな始まり
・11/13(水):東京ガーデンシアター
・11/14(木):東京ガーデンシアター

KOJI TAMAKI Christmas Dinner Show 2024
・12/19(木):ホテルニューオータニ
・12/25(水):グランドプリンスホテル新高輪「飛天」

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