先日の10月19日、玉置浩二 Concert Tour 2024 Resume ~レジューム 新たな始まり@静岡市民文化会館公演に参加しました。
※本投稿では、公演のセットリストや演出を記載します。本ツアーは27会場36公演の規模で行われます。初日を迎えていない方や、ネタバレに抵抗のある方はご注意ください。
1. 公演前の様子
公演前の会場の様子です。
この日のメンバーセットは、全36公演の中で唯一の組み合わせでした。
バイオリンの森本さんが1ヶ月ぶりに復帰。参加メンバーが多いファイナル2日間を除くと、森本さんと門田さんが共演するのは本公演のみでした。
2. 公演中の様子・各曲の感想
この日の座席は、1階席中央やや右寄りでした。個人的には門田さんの参加公演が初だったので、正面でその演奏を見ることができて良かったです。
17時30分、定刻にコンサートがスタート。サポートメンバーが下手から入場して、それぞれの位置に着きます。その後、ベースの川崎さんが発するコントラバスの渋い一音から、各楽器音が鳴る演奏を経て序曲が始まります。
1. あこがれ
トオミさんが、メンバーに向かって首を縦に振る動作が合図となり、曲が開始。ピアノとストリングスの音が響き渡り、曲の序盤が進行します。中盤からは、門田さんが演奏するソプラノサックスが主旋律を担当。佐野さんや武嶋さんが演奏するフルートとはまた違った、ムーディーな趣が出ていました。
2. 星になりたい
秋山さんのアコースティックギター演奏で静かに曲が始まり、徐々にチェロ・ヴィオラの低弦、バイオリンの高弦が続く前奏の構成。このタイミングで、玉置さんが舞台上手から登場します。客席からの拍手に、数度うなずいて応えていました。
歌い始め、
約束だったよね 一緒にいるって
ここからは秋山さんのギター伴奏に合わせて、再び静かに進行します。玉置さんの、抑制されつつも一直線に届く歌声が染み渡りました。
1番終了後の間奏は、門田さんが演奏するアルトサックスでした。原作からは音程を崩した奏法で、洗練された音色が響きました。この部分、佐野さんはハーモニカ、武嶋さんはフルートを演奏するため、管楽器の参加メンバーによって演奏される楽器が全て異なりました。
3. キラキラ ニコニコ
中北さんのパーカッションと、ストリングスの演奏が少しずつ大きくなっていく前奏で開始。その後、主旋律が際立つパートでは、ここでも門田さんが演奏するアルトサックスのメロディーがありました。
玉置さんの歌唱パートが始まる、
はい元気ですか 心配してますか
からも前曲と同様、まっすぐに聴こえてくる歌声がありました。ここで玉置さんの姿を見ると、とても大きく口を開けて歌っていることを確認しました。バラード曲のしんみり歌う場面でも、全身から音が出ている感覚がありました。
中盤以降は伸びのある歌声を堪能できました。
おはよう〜〜〜 どんな天気でも
今回のセットリストの中では、初めて表れる玉置さんの歌声が力強くなるパート。ここから世界がガラッと変わる雰囲気を感じました。
最後は、
キラ/キラ/ニコ/ニコ/・・・だね
を玉置さんがトオミさんの方を向いて、うなずきながら歌う呼吸を見せると、一瞬の静寂へ。その後、中北さんの大きな打楽器音が鳴り、後奏に突入します。その演奏に合わせて、はじめは地声を当てる玉置さん。ここでもパワフルな歌声が響きました。アウトロも終盤になり、伴奏の音が弱くなると、それに追随するように繊細で感動的な裏声を合わせて、曲の終了を迎えました。
4. 出逢い
トオミさんが演奏するピアノの曲前演奏でスタート。一節を終えると、ピアノとストリングスのアンサンブルで前奏が始まります。
冒頭、
連絡はないけど 元気でいますか
ここからはピアノの伴奏に合わせて玉置さんが歌います。ここでも、玉置さんの歌う格好が印象に残りました。前屈みになりながら、丹念に歌声をマイクに込める姿。一言一言を大切に歌っているのが伝わってきました。
サビに入ってからは、見事に抑揚を付けた歌声を聴くことができました。
①そばにいな〜〜くて/も〜
②あなたに伝え/たい
区切りのポイントでその声質を切り替える歌い方をしていました。
1番終了後の間奏をピアノとストリングスが担当し、その後のラストサビでも声の強弱を付けた歌声を見せると、続く間奏はストリングスのみの演奏。ラストはその伴奏に合わせて、
覚えていますか 今でもあの歌を
を玉置さんが静かに歌って終了します。
5. 瞳の中の虹
白と緑の照明下で鳥の鳴き声が聴こえて、夏を思わせる曲前演出が始まります。その後、ステージがオレンジに照らされると、秋山さんのアコギが前奏を奏でて曲がスタート。
序盤はアコギの伴奏に合わせて歌う玉置さん。白い照明が2人を照らして進みます。
アスファルトと焼けた肩 切妻屋根(ね)
の低音の響きが非常に心地良かったです。
サビに入ると、チェロの稲本さんが演奏に加入。スポットライトも稲本さんを照らして、3人のステージが展開されていきます。
ずっと昔のこと 僕の町は
輝いてた ふたりの町
ここでは、玉置さんの歌声にエコーがかかった演出がありました。この反響音、公演を追うごとに強くなっているように感じます。
2番からは、稲本さんが演奏するチェロの低音が際立つ様子に伴奏が変化して進行します。その音に共鳴するような、
赤と黒の髪飾り 陽炎坂(か)
を歌う玉置さんの低音の響きがまた素敵でした。
2番終了後の間奏からは、バイオリンとヴィオラも演奏に追加。弦楽器が揃い踏みで曲のラストに向かいます。
ずっと(ずっと…)(ずっと……)
ここでも、玉置さんの歌声にかかった大きな残響音が響いていました。
6. 明かりの灯るところへ
暗いステージ、下手後方側に位置する4名を白いライトが照らして、ストリングスの曲前演奏がスタート。続けて、トオミさんのピアノが前奏を演奏して曲が始まります。
この曲もバラードでよく見る、ピアノの伴奏に合わせて玉置さんが歌うスタイル。
外は激しい雨と北風が続く
この世界の汚れ洗うように(※1)
ひとつの屋根の下で灯すロウソクの火
命が何かを告げようと(※2)揺れている
それが(※1)では川崎さんの演奏するベースギターの音がアクセントとなり、(※2)からはストリングスの演奏が入ってサビに向かいます。そのままサビはピアノとストリングスの伴奏で進行しました。
1番終了後の間奏を門田さんのソプラノサックスが担当すると、2番以降は楽器演奏のボリュームが大きくなり曲が進んでいきます。神秘的な演奏に玉置さんの感動的な歌声が相互作用して、素晴らしい作品に仕上がっていました。
7. aibo
中北さんのゆっくりした
1・2・3・4
といったコールで曲がスタート。ライトが黄色く照らす中、ここでも前奏を門田さんのソプラノサックスが演奏していました。
この曲も、1番はトオミさんのピアノ演奏が主体で玉置さんが歌います。しかし、ところどころで秋山さんのエレキギターの演奏が入るところに、前曲までとの違いを感じました。サビに入る直前には、川崎さんのベース音が渋く一閃されてサビに突入。そのサビでは、
あれからどこに行って何してた
(※)泣いたりしてないよね
そばにいなくても
(※)の
Yeah〜Oh〜
といった玉置さんの歌声がとても力強く聴こえてきました。
その後の間奏も門田さんのソプラノサックスが演奏すると、2番はそのオブリガートがよく目立ちました。
朝から晩までふたりで
遊び回っていたね(※)
寝るところなんてない毎日でも
それで充分だったね(※)
(※)で高い音色の演奏が入っていました。
そこから2番のサビを終えると、続く間奏は秋山さんのエレキギターと門田さんのソプラノサックスが担当。両者を黄色いライトが照らす中、ともに主旋律を演奏するといった豪華な構成でした。
その後のラストサビでは、
泣いたりしてないよね〜〜〜
を玉置さんが綺麗な裏声で歌い、大きな間を空けてから
そばにいなくても
をトオミさん方向にうなずいて演奏の合図を出し、歌唱パートが終了しました。
後奏は再び門田さんのソプラノサックスが担当。曲後には、そのパフォーマンスが目立った門田さんと秋山さんに向けて、玉置さんが手を伸ばしていました。
8. ぼくらは…
トオミさんが演奏するピアノの曲前演奏があり、このタイミングで玉置さんは観客に背を向けて水分補給をしていました。その音が止まると、玉置さんがソロで発するフェイクタイムに突入。序盤は地声でその音を生成し、中盤から終盤にかけては裏声で発声していました。この歌声が、2022年の故郷楽団ツアーで収録された「CAFE JAPAN」の曲前演出によく似ていました。
この演出が終了にさしかかったところで、ストリングスが演奏の準備をします。無音が生み出す張り詰めた空気感の中、玉置さんの
ぼくらは…
の歌声で曲がスタート。その第一声から力強い歌声で鳥肌が立ちました。
序盤は、ストリングスが弦を指で弾く奏法で曲が進行します。吉田さんのみ、弓を手に持たずに楽器を演奏していました。それがラストの、
ぼくらは 君の流した 涙を拾うでしょう
からは一転、弓を用いて強烈に楽器を弾くようになります。
いつかは 君に手を振り
死ぬまで 死ぬまで 泣くのでしょう
を玉置さんが歌い終えると、大迫力の後奏へ。一瞬の静寂から、鳥の鳴き声が聞こえる中を始まります。
はじめは門田さんのアルトサックスの演奏に合わせて、玉置さんが激しいシャウトを放出。ここから門田さんはその場に立って楽器演奏をしていました。続いて、秋山さんが演奏するエレキギターと玉置さんのマッチ。玉置さんが叫び、秋山さんの演奏音が大きくなる、互いに全力投球の音の受け交わしがありました。
その後、サックス×エレキギターのアンサンブルになるポイントで玉置さんが退場。マイクをメンバーに突き出すポーズを見せてからステージを後にしました。袖に消えるところで、左手を握りガッツポーズをしていたのも印象的でした。
そこからもサポートメンバーによる華やかな後奏が続き、ラストは中北さんの打楽器がじれったい音を出し、ストリングスの弓が上に飛び跳ねる優雅な演出で第一部が終了しました。
9. なにもない海へ
約20分間の休憩後、コンサートが再開します。トオミさんのピアノでインストゥルメンタル曲が開始。しばらく進行すると、門田さんのアルトサックスとストリングス隊のハーモニーが生成されます。ここも第一部の「星になりたい」と同様に、佐野さんはハーモニカ、武嶋さんはフルートを演奏するため、管楽器の参加メンバーによって使用楽器が異なりました。
その後は、秋山さんのアコギ×中北さんのパーカッションのアンサンブルがあり、サポートメンバー全員での演奏を経て、第二部の序曲が終了します。
秋山さんが素早くギターを入れ替え、エレキギターの演奏で前奏が開始。ここで玉置さんが再登場し、そこからすぐに歌が開始します。
サビでは、トオミさんのコーラスが玉置さんの歌声に重なりました。
(※)なにも なにもない海へ
夜明けを見るために 心を決めないか
(※)夢を漕いだオールで
今よりもっと向こうへ
原作と同様に(※)部分で合唱になりました。
1番終了後の間奏では、ここでも門田さんのアルトサックスの演奏がありました。2番のサビも、1番と同じくトオミさんのコーラスが入って進むと、
向かい風の中も進んでみないか
で、玉置さんが右手を大きく広げて、風を遮るような大迫力のジェスチャー。その後は、間奏中に玉置さんが伴奏に合わせたフェイクを入れてからCメロに入ります。その最後を、
Yeah〜 Yeah〜〜 Yeah〜〜〜
といった力強いシャウトで締めると、秋山さんの演奏するエレキギターの音が合図となり、玉置さんの歌唱が再開して曲が終了に向かいます。
曲後には、玉置さんがマイクを持った右手をトオミさん方向に突き出すポーズをしていました。その後、客席に向かって、右手を下から上に上げる動作、左手を下から上に上げる動作をしていました。このジェスチャーには、歌詞中で表れる
今よりもっと向こうへ/ここから向こうへ
を体現したように感じました。
10. サーチライト
門田さんの演奏するソプラノサックスが前奏の主旋律を演奏。この部分、その他の管楽器奏者が参加した公演では、そこまでその音が目立っていなかった記憶があります。
その後は、秋山さんのアコギ演奏が軽やかな音を刻む中を玉置さんの歌唱が続きます。サビからはストリングスの演奏も入り、シンフォニックな世界が広がりました。
1番の終了時に観客から拍手が起こり、それに玉置さんがお辞儀をして応えると、2番も1番と同様の雰囲気で進行。ラストサビに向かう
サーチライトはそうなんだ
君なんだ 君なんだ
では、いつもと同じく、2階席上手側→下手側、1階席下手側→上手側に手を向ける玉置さんのジェスチャーがありました。このとき、目力強く客席を凝視する玉置さんの姿が印象的でした。
後奏も前奏と同様に、門田さんが演奏するソプラノサックスが主旋律を演奏するメロディーで終了。第二部の序盤が終わりました。
〜メンバー紹介〜
玉置さんが、ステージ上手側から順にサポートメンバーを紹介していきます。
パーカッション・中北裕子
サックス・門田 "JAW" 晃介
ベースギター・川崎哲平
ギター・秋山浩徳
1stバイオリン・吉田宇宙
2ndバイオリン・森本安弘
ヴィオラ・金孝珍
チェロ・稲本有彩
サウンドプロデュース&アレンジ、キーボード・トオミヨウ
トオミさんの発表後、玉置さんがトオミさんのもとに歩み寄り、両者が握手をしていました。
11. 悲しみにさよなら
サポートメンバーの発表後、各楽器の音が鳴り、そこに玉置さんの
悲しみに〜さよなら〜
という歌声が乗って曲がスタート。その後の
泣かないで1人で
ほゝえんで見つめて
あなたのそばにいるから
以降はストリングスの演奏が加わり、曲が進行します。この辺りで、ほんのちょっとしたアクシデントが発生しました。トオミさんが、ピアノに付いてあるマイク位置の調整にとても苦戦していたのです。何度自分の口元に持ってきても、バネが反発して自分から遠ざかる光景に、私もやや焦りました。しかし、片手ではピアノを演奏しながら、しっかりと修正し切る姿は見事でした。
サビ前の、
(1番)抱きしめる腕の強さでさえなぜか
(2番)うつむいてひとつの夜にいることも
からは、ストリングスのきめ細やかな演奏と、門田さんのソプラノサックスの演奏が、見事なハーモニーになっていました。
2番のサビを、
愛を〜世界の平和の〜ために〜
と玉置さんがアレンジをすると、続く間奏では門田さんがソプラノサックスからアルトサックスに楽器を持ち替えてパフォーマンスが行われました。
その後のサビは合唱になり、玉置さんが両手を客席に広げる動作でオーディエンスの歌声を引き出していました。ラストフレーズの、
ひとりじゃないさ〜
で、客席方向に手を伸ばして、全体をカバーするジェスチャーを見せながら玉置さんの独唱が再開すると、続くラストサビが圧巻でした。力強さを増した歌声は、シンフォニックコンサートでよく見る、ノーマイクと重なるところがありました。
後奏では、トオミさん・秋山さん・川崎さんが
ラララ…
とコーラスを歌い、ストリングス隊が主旋律を演奏し、玉置さんがフェイクを入れる展開に変化。その後、曲のラストを玉置さんの
悲しみに〜さよなら〜
といった歌声で終了しました。
12. JUNK LAND
玉置さんがギターを左肩にかけて曲がスタート。ここで観客が総立ちになります。その中を、カメラマンスタッフが勢いよく客席最前列まで駆け降りて行きました。何らかの宣材写真に利用される予定でしょうか。
その後は、観客の手拍子も後押しして曲が進行します。
待ってる人のその前で〜
泣いてる人のその前で〜
から、1stバイオリンの吉田さんが頭をガンガン振りながら演奏していました。その姿を、隣の秋山さんが直視して、優しく見守っていたのも印象に残りました。
ラストの、
ガラクタだけど〜
心を込めて〜
からは、吉田さんがその場に立って演奏。序盤は頭上で手拍子を客席に促して、盛り上がりの一役を担っていました。続々とサポートメンバーの演奏が再開して迎える最終盤では、
限りなく青い大空
そう JUNK LANDで
で、指を目の前に伸ばす玉置さんのジェスチャーがありました。
後奏はメンバーの伴奏に合わせて、序盤は裏声を合わせる展開。その後、普段はなかなか見ないアレンジを目にしました。
あ゛あ゛あ゛〜〜〜
といった特徴的なフェイク。これには観客席から笑いの混じった歓声が発生しました。
最後は、
JUNK LANDで〜
の歌声から、シャウトを1発入れ、右手をサポートメンバーに向けて突き出す玉置さんのポーズで終了しました。
13. 田園
ステージ上手サイドで、スタッフとギターを交換する玉置さん。ここで前奏が始まり、前曲よりも観客の手拍子が大きくなって曲が進行しました。前奏から、早くも門田さんと、稲本さんを除くストリングスメンバーもスタンディングして楽器を演奏。ステージ上も盛況している様子を確認しました。
Aメロ、
石ころ蹴飛ばし夕陽に泣いた僕
に入ったところで、少し遅れてチェロの稲本さんもその場に起立。自身の演奏パートがないところで、固定された楽器を外したように見えました。
会場にいる人の多くがスタンディングする盛り上がりの中を曲が進み、サビに突入していきます。1番の地名アレンジは
愛はここにある 静岡にある
でした。
2番は、門田さんの演奏するアルトサックスの助奏が際立ちました。
陽だまりの中 がむしゃらに走る僕(※)
そろばん弾いて 頭抱えてた君
空のミルクビンに たんぽぽさすアイツ(※)
道を外れちゃって 途方に暮れるあの娘
(※)でその演奏が入っていました。大熱狂の中に生まれるムーディーな雰囲気がとてもマッチしていました。
そこから2番サビ〜ラストサビを経て曲の終了へ。その合図は、玉置さんがサポートメンバーに向けてギターのネックを下げる、お馴染みの動作でした。その後、ギターを空のスタンドに置く玉置さん。やがてステージ前方まで戻ると、曲後は非常に長い時間で拍手が続いていました。
14. メロディー
しばらく経ってから次曲がスタート。トオミさんのピアノ演奏で始まります。この曲は、非常にゆっくり進行したように感じました。
はじめはピアノの伴奏に合わせて玉置さんが歌い、サビから微弱なストリングスのサウンドが曲を飾る構成。1番の、
メロディー 泣きながら〜〜〜
から強いトーンが響きました。ここで、大きくマイクを離して歌っているのが印象に残りました。
2番は他楽器も演奏に加わりますが、引き続きスローペースで進みました。2番終了後の間奏を、門田さんのソプラノサックスが演奏してラストサビへ。その終盤は、玉置さんがさらにマイクを大きく離して歌います。
あの歌は心から聞こえてるよ
ここでは、腰の位置まで完全に下げ切っていました。
曲が終わると、その場に起立するサポートメンバー。この曲でも、終了後は客席から長時間の拍手が続いていました。やがて玉置さんがテーブルに置かれたマイクに手を伸ばすと、大歓声が上がり次曲が始まります。
15. 夏の終りのハーモニー
キーーーーーン
というバイオリンの高音でスタート。そこにトオミさんのピアノが前奏に加わります。ここで客席から拍手が起こりました。前曲と同様、始まりはピアノに合わせて歌う玉置さん。それが、
夢もあこがれもどこか違ってるけど〜
から1stバイオリンの吉田さんがソロで演奏に加入。ここでも綺麗な高音がホールに鳴り響きました。続く、
それが僕と君のハーモニー
では、玉置さんの特徴的なジェスチャーも発見。「僕」で自分を指差し「君」で我々に手を向ける表現がありました。
その後のサビでは、
いつまでもずっと
忘れずに〜〜〜〜〜
で長いロングローンを見ることができました。
2番からは、ストリングスの高音がよく目立つ演奏下で進行。1番よりもその音が際立っていました。そこから2番サビ〜ラストサビに移行。特に、ラストサビにおける玉置さんの歌声に力がこもっていました。
曲後は、席次の順にサポートメンバーがステージ前へ整列。ストリングス4名と門田さんは、楽器を持って並んでいたのが印象的でした。門田さんはアルトサックスを手にしていました。しばらく観客席からの拍手が続くと、サポートメンバーが下手に退場していきます。
ステージに1人で残った玉置さん。ここからアンコールに向けた儀式が始まります。
3. アンコール
黒いタオルを持って鼻をかむ
黒いタオルで口を拭く
水と堂々と飲み干す
黒いタオルで再び口を拭く
黄色いドリンクを飲む
黒いタオルで手を拭く
マイクスタンドを前に出す
マイクを後ろから取ってスタンドに装着する
マイクに向かってフェイクを歌う
ギターに指をさす
ギターを手に取る
ストラップが髪に触れないようにゆっくり肩にかける
両手のアームカバーをまくる
再びフェイクを歌う
ステージ上手に移動してノーマイクで1度叫ぶ
ギター演奏開始
1人で歌い始める玉置さん。
もっと勝手に恋したり もっとキスを楽しんだり
忘れそうな想い出を そっと抱いているより
忘れてしまえば
今以上 それ以上 愛されるのに
あなたはその透き通った瞳のままで(※)
あの消えそうに燃えそうなワインレッドの
心を持つあなたの願いが叶うのに
(※)で音程を下げていくアレンジがありました。本曲は合唱にならず、全て玉置さんが歌いました。
口から手を発する動きを2回する
(合唱のサイン)
なぜ なぜ あなたは 綺麗になりたいの
その目を 誰もが見つめてくれないの
夜は気ままに あなたを踊らせるだけ
恋の(※)予感が ただ駆け抜けるだけ
(※)で玉置さんが手を上げて、歌唱が盛り上がるポイントを強調していました。この曲は、玉置さんは節の初めだけでほとんど歌わず、観客の合唱がメインになりました。
両手を前に出して我々を強調して讃える
客席に向かって拍手をする
続いて、玉置さんが激しくギターを演奏して次曲が始まります。
(前奏のメロディーを玉置さんが発声)
分からずやの濡れた唇で(※1)
死にたいほど胸に火をつけて
甘いキスで上手く逃げたね(※1)
腕の中に閉じ込めたいのに
じれったい 心を溶かして
(※2)じれったい 身体も溶かして
もっと もっと(※3)静岡を知りたい
Baby Baby Baby 心を燃やして
Ah〜(※2)Baby 全てを燃やして
もっと もっと(※4)もっと知りたい
(※1)英語パートは顔をマイクからズラして、観客に発声を促していました。
(※2)歌唱が強くなるポイントで、玉置さんがギターの音を止めて観客に発声を促していました。
(※3)「もっと静岡を知りたい」と歌っていました。
(※4)ラストの「もっと」は、普段よりも1回多く歌ってていました。
客席に向けて🫶🫶🫶🫶🫶を送る
続いて、ギター演奏などの前触れもなく、玉置さんが迫力のある地声で【MR.LONELY】の前奏を歌います。
Oh~~OhOhOh~
Oh~~OhOhOh~
Oh~Oh~OhOh~
Oh~Oh~OhOh~
こんな僕でもやれることがある
頑張ってダメで悩んで
汗流してできなくて
バカなやつだって笑われたって涙堪えて
WOW〜
何にもないけど
僕らは野に咲く花のように
遠く離れていたって 笑って
元気で〜〜〜〜〜〜〜
いるから
後奏も力強い地声で歌う玉置さん。
Oh~~OhOhOh~
Oh~~OhOhOh~
Oh~Oh~OhOh~
Oh~Oh~OhOh~
アウトロが進むにつれて、身体を前屈みにして、マイクを離しながら歌う姿がありました。曲後はギターを肩にかけたままステージ上手に歩いていき、最後は肩から外し、手に持ち替えて退場しました。
その後、無人のステージに拍手喝采が巻き起こる中、館内アナウンスが流れてコンサートが終幕しました。
以下、楽曲のセットリストです。
4. セットリスト
玉置浩二 Concert Tour 2024
Resume 〜レジューム 新たな始まり
10月19日
静岡市民文化会館 大ホール
セットリスト
【一部】
1. あこがれ
2. 星になりたい
3. キラキラ ニコニコ
4. 出逢い
5. 瞳の中の虹
6. 明かりの灯るところへ
7. aibo
8. ぼくらは…
【二部】
9. なにもない海へ
10. サーチライト
~メンバー紹介~
11. 悲しみにさよなら
12. JUNK LAND
13. 田園
14. メロディー
15. 夏の終りのハーモニー
【アンコール】
Ec1. ワインレッドの心
Ec2. 恋の予感
Ec3. じれったい
Ec4. MR.LONELY
5. 公演後の様子
公演後の会場の様子です。
翌日に行われた京都公演の様子も、近日中に投稿します。
こばかず
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