先日の12月25日、玉置浩二 クリスマスディナーショー2025@グランドプリンスホテル新高輪「飛天」公演に参加しました。
1. タイムスケジュール
タイムスケジュールは以下の通りです。
開場:16:00
ディナー:17:00
ショー:18:45
ファンクラブ会員限定となった飛天公演の最終日は、全体的に1時間早いスケジュールが組まれました。これによって、遠方から来られた方も多くが日帰りで参加できるようになります。
2. 公演前の様子
公演前の会場の様子です。



12月13日に参加したホテルニューオータニ公演では黒と白がシックな配色でしたが、飛天公演は金色がゴージャスに目立つカラーリングが採用されました。
このエントランスを抜けると、同会場の象徴ともいえる緩やかな螺旋階段が我々を出迎えます。その周りには多数の風船が空間を彩り、煌びやかなクリスマスツリーが設置され、そして本イベントのメインビジュアルが壁に向かって大々的にプロジェクションされていました。






3. 玉置浩二衣装展
スロープを下り終えたレセプションホールでは、玉置さんが過去の公演や撮影で身につけた衣装が展示されていました。










4. 玉置浩二絵画展
衣装展を抜けて宴会場「飛天」が直前に迫ったロビーでは、もうひとつの企画展、玉置さんの描いた絵画が飾られています。










衣装展と絵画展の様子は、以下の投稿でより詳細にまとめました。
5. グッズ販売・展示物
広々としたホールではこれらの企画展に留まらず、一部クリスマスディナーショー限定となるオリジナルグッズも販売されていました。サックス奏者の門田”JAW”晃介さんがプロデュースした「Jaws Brew」のコーヒーは、今年もコラボ商品として発売されています。













今年のディナーショーは2社から祝い花が寄贈されました。ひとつが「ファンファーレ」がリリースされたソニー・ミュージックレーベル社から、もうひとつがSPACE SHOWER社からのものです。前者は衣装展と一緒に飾られて、後者はレセプションホールから宴会場を繋ぐ導線に設置されました。


6. ディナー
絶景のエントランスホール、圧巻のレセプションホールを抜けると、いよいよディナーとショーが行われるメインホール「飛天」に到着します。宴会場の座席表は以下の通りです。

今年はA席の配置が例年から変わりました。ここ2年間はS席もA席も1卓8名で構成されましたが、今年はA席が1卓9名のセットになっています。ステージ前方のテーブル(11〜57)がS席で合計47卓376名、後方のテーブル(58〜96)がA席で合計39卓351名となり、収容人数は727名と計算できます。なお、表の左上には凡例としてA席が「9名掛×38卓」と記載がありますが、模式図には合計39卓描かれているため、1卓分の誤差が生じた場合を考慮しても718名〜727名と分かります。
一昨年は81テーブル648名、昨年は85テーブル680名であったため、年々参加者が増加しています。参考までに、過去2年間における座席表を以下に載せます。
グランドプリンスホテル新高輪「飛天」
— こばかず (@anzen_koji_1982) December 23, 2025
座席表
←2024年
2023年→
参考にしてください#玉置浩二#グランドプリンスホテル新高輪 pic.twitter.com/Vjrb4HfKhx


S席とA席の境界から撮影した宴会場の様子です。

高く開放的な天井に、ボリューミーなシャンデリアが煌々と光る贅沢空間。前の章で「エントランスホールの螺旋階段が本会場の象徴」と記載しましたが、あの余裕にあふれた二階建ての建築設計こそが、この広々としたラグジュアリーな空間を創出することを可能にしているわけです。最高級に居心地の良さを感じる場内で、演者の方々も伸び伸びと演奏に臨めたことを想像します。
テーブルの様子です。純白のテーブルクロス、透き通ったグラス、銀色のカトラリー類の中で、一際目を引く黒いデザインで描かれた玉置さんのアクリルフォトカードとクリスマスカード。とても豪華なテーブルセットでした。




ディナーのメニュー表です。

今年も玉置さんの作品をモチーフにしたオリジナルカクテルがメニューインしました。今年は「月に濡れたふたり」に着想を得た甘口のカクテルが主役で、なかなか見ることのない深い濃紺の色味が特徴的でした。

ディナー開始の17時00分、メニュー表の上から順に料理が提供されていきます。







以下、ディナーのメニューリストです。
ディナーメニュー
玉置浩二
クリスマスディナーショー2025
12月25日
グランドプリンスホテル新高輪「飛天」
Menu
ブランダードとポムフリットとキャヴィア
ズワイガニと帆立サラダ 2色のムースとジュレ ノエルスタイル
コンソメロワイヤルと根セロリのポタージュ フォアグラとヘーゼルナッツ
和牛フィレ肉のトリュフのクルート焼き ポテトミルフィーユと小野菜
フロマージュのツリー ブランネージュ風
コーヒー
パン2種(ナチュール・ミルクロール)
【DRINK】
シャンパン/赤ワイン/白ワイン
ウィスキー/ビール/焼酎(芋・麦)
オリジナルカクテル『月に濡れたふたり』
ノンアルコールカクテル
ノンアルコールビール/ソフトドリンク
7. ショーの様子・各曲の感想
ショー前に撮影したステージの写真です。



各メンバーの配置は今年のソロツアーと同じでした。当日参加したサポートメンバーは以下の通りです。
サポートメンバー
玉置浩二
クリスマスディナーショー2025
12月25日
グランドプリンスホテル新高輪「飛天」
サポートメンバー
キーボード:トオミヨウ
ギター:秋山浩徳
パーカッション:中北裕子
ベース:千ヶ崎学
ドラム:松原“マツキチ”寛
サックス:門田“JAW”晃介
1stバイオリン:吉田宇宙
2ndバイオリン:名倉主
ヴィオラ:舘泉礼一
チェロ:村中俊之
スタート
12月23日から25日に渡って3日間の開催となった飛天公演ですが、前日にあたる12月24日は玉置さんの体調不良によりショーが急遽中止となりました。25日の10時過ぎにはCherry公式から発表があり、公演開催の可否については現時点で最終判断に至っていないといった主旨のアナウンスがありました。
参加者の誰もがショーの開催について半信半疑で不安な思いを抱いていた渦中、ショーが約25分後に迫った18時20分を過ぎた頃、ひとつの分水嶺が訪れます。それは館内アナウンスによってもたらされました。撮影や録音を禁止する、公演に関する注意点が流れたのです。ここまで、企画展やディナー提供は普段通り行われながらも、ショーの開催可否に関するお知らせは一切聞かされることがなかった場内。アナウンスによって突然知ることになった前向きな一報に、宴会場は大きな拍手で包まれて、誰しもがショーの決行を確信するに至りました。この放送が、
それでは、開演まで今しばらくお待ちくださいー。
といった結び言葉で締めくくられると、さらに盛大な拍手が起こって湧き上がる客席。観客が一体となってショーの開催を喜び合いました。
定刻の18時45分、場内が暗転していよいよ待ちに待ったショーが始まります。大きな拍手が宴会場を包む中、1stバイオリンの吉田さんを先頭に、サポートメンバーがステージ上手から入場してきました。
全員がポジションに着き、ひとときの沈黙が流れたのち、中北さんがスレイベルを軽快かつゆっくりと連打してパフォーマンスが始まります。前回参加したホテルニューオータニ公演からはスタートの演出が変わり、クリスマスにピッタリなジングルベルの音色が公演のスタートを飾りました。その後、短編のインスト曲が開始。ピアノとストリングスのアンサンブルがメインの演奏で序曲が奏でられました。
1. サーチライト
そのまま流れるように同曲の前奏がスタート。照明が明るいオレンジで彩られ、ついに玉置さんが上手からステージに姿を現します。割れんばかりの拍手がこだまする宴会場。玉置さんは歩きながら左手を上げる格好で観客に応えていきました。マイクスタンドからマイクを外して手に取ると、ここでも客席に向けて大きく手を上げる玉置さん。続けて「魂ここにあり」と言わんばかりに胸を叩く仕草も見せました。注目の第一声は、前奏が上昇気流に乗っていくポイントに合わせたフェイクです。普段と変わらない声の量と艶に鳥肌が立ちました。
歌唱パートに移ると、お馴染みのサウンドアレンジで曲が展開されていきます。秋山さんのギターが軽快にリズムを取る序盤から、ストリングス隊の演奏が華やかに加わるサビ。玉置さんの歌声は普段と何ら遜色ない張りのあるボーカルで、不調さは一切感じられませんでした。1番のサビでは、早くも玉置さんが大きなジェスチャーを見せました。
サーチライトをずっと
信じてた 信じてた
で手を前に伸ばす姿。何かに縋るような心中が垣間見えた瞬間でした。続く間奏では観客席から大きな拍手が起こり、玉置さんが目の前で歌っていることに対する安堵感や歓喜に包まれました。
2番は自然な流れでやや下手方向に移動しながらパフォーマンスを続ける玉置さん。クライマックスの
サーチライトはそうなんだ
君なんだ 君なんだ
でも、右手を差し伸べて大きく横にスライドさせる動きを見せました。ただただひたむきに、そして宴会場の隅々まで手を当てがう姿がありました。
2. All I Do
ホテルニューオータニ公演では中北さんによるベルの連打が曲前演出を飾りましたが、このパフォーマンスは先の序曲へ移行される形になりました。ここでは一発鈴の音が鳴ったのちに、松原さんのドラムがシンプルな演奏で曲が始まります。続けてサポートメンバーのコーラスにも後押しされてボーカルパートがスタート。玉置さんの歌い方は、パワフルな歌声と肩の力を抜いた歌声がワンフレーズの中に共存する見事な技術が光りました。
All I
と張りのある歌声で入ったと思いきや、
Do
はスッと力を逃したような歌い方。力強さと脱力感のメリハリがよくついた歌声でした。
2番終了後の間奏は門田さんのテナーサックスがソロパートを担当。渋さと深みをよく感じるダンディズムに満ちた音色が響きました。
その後のラストサビでは、玉置さんの独特な歌い回しがありました。
All I Do
思い出して
All I Do
うつむかないで
でワンオクターブ音程を上げたような力強いアレンジ。普段なかなか見ることのないフェイクは、玉置さんの胸に込み上げてきた想いがそのまま歌に乗り移ったように見えました。
曲のラストは、
僕を信じて…
の直後に間を空けることなく演奏が続く形でアウトロに入ります。歌声の余韻が残ってから演奏がリスタートされるアレンジも良いですが、一連の流れで展開される演奏もまたテンポが生まれて素晴らしいと思いました。後奏は打楽器のリズムで曲が締めくくられます。玉置さんはこのテンポに合わせて、手でリズムを取りながら曲の終了を迎えました。
3. MR.LONELY
曲前に秋山さんを指差して演奏を任命する玉置さん。ここで「安全地帯XIII JUNK」で実録された曲前演奏によく似た旋律がエレキギターで奏でられます。水色の眩しいライトが交差するようにステージを照らして、秋山さんの姿は白く強調される照明演出のもと、シャープなギター音が高らかに響きました。
このエレキギター演奏を終えると、ドラムの音がリズムを取って前奏がスタート。玉置さんはGIBSONのギターを肩からかけてパフォーマンスに臨みます。前奏の発声パートでは、いきなりパワフルなシャウトがこだましました。

Aメロに入ると、この曲もドラムが良いリズムを取って進行します。玉置さんはこうしたシンプルな伴奏下で、自身でもギターを弾きながら歌い進めました。ボーカルパートが休符に入った際にアコースティックなギター音が柔らかく響き、豊かなサウンドが育まれました。
この日は珍しく、1番でも
Wow〜
とシャウトを入れてからサビに向かいました。最近、1番のサビ前は伴奏のみで、
何にもないけど いつでも
野に咲く花のように
と入っていくことが多かったため、これはやや意外なシーンでした。
2番に向かう間奏は、パワーボイスとウィスパーボイスの共演になりました。スタートは力強いシャウトで入り、ラストは語りかけるような締めくくり。この玉置さんの歌声が作り出すコントラストも見事でした。
2番のサビでも、玉置さんの印象的な歌い方がありました。
君と暮らしていた頃を思って
元気でいるから
のところ。このパートも音程をどんどん上げていく歌声で、エネルギッシュなシャウト調子のアレンジを見ることができました。
続く間奏は前奏と同様に秋山さんのエレキギター演奏。ここでも鋭いギタープレイが光りました。
ラストサビに向かう繋ぎ、
報われないことが多いだろうけど
願いを込めて…
の後は演奏が止まり、玉置さんが
NaNaNa〜
nanana〜
と二連発。声のボリュームを使い分けることで見事に奥行きを表現しました。その後は打楽器が一発入る演奏を合図に、玉置さんのシャウトからラストサビが展開されて曲が終了に向かいました。
後奏は玉置さんのノーマイク歌唱。マイクスタンドからやや上手方向に離れていき、トオミさんのピアノ伴奏が静かに寄り添う中、全力で叫ぶ玉置さんの姿がありました。途中からはGIBSONのギターを手に持ち替えて、堂々たる歌いっぷりを見せて曲が終了しました。
曲後は玉置さんの素晴らしいパフォーマンスに対して大きな拍手が観客から発生。この賞賛に応えるように、玉置さんは指を立ててグイグイ上げるポーズを何度も見せました。

☝️⤴︎

👏👏

☝️⤴︎⤴︎

👏👏👏
4. 月に濡れたふたり
過激なパフォーマンスとなった前曲、ここで玉置さんが十分な水分補給をします。そのため曲間に大きな余白が生まれて、客席から歓声が飛び交いました。

帰ってきて良かった〜!

大好き〜!
こうした応援に、玉置さんは手を上げて応えました。
やがて美しい弦カルテットの演奏でイントロが始まります。ここからはステージの真後ろに重心低く設置されたミラーボールが回る演出が広がりました。ステージから客席に向かって光が伸びて回転し、天井の高い宴会場を四方八方に覆い尽くすこのライティングは壮観そのものでした。照明の色は鮮やかな青がベースで、オリジナルカクテルと似たカラーリングでした。また、ミラーボールから放出された細やかな光がドリンクの表面に散りばめられた金箔ともイメージがよく合致して、とてもロマンを感じる演出になりました。

この曲もリズム良く進んでいきました。やや速めに感じるスピードが心地良く、この1曲中にショー前に頼んでいた「月に濡れたふたり」を飲み終えてしまうほどでした。
本曲は秋山さんのアコースティックギターと門田さんのソプラノサックス演奏がよく光りました。
(1番)言えない 言えない 胸のささやきが(※1)
(2番)見えない 見えない 今はあなただけ(※2)
1番の(※1)は秋山さん、2番の(※2)は門田さんが演奏を担当して、パート毎に違いが生まれる見事なサウンドアレンジでした。2番はそれ以降も門田さんの助奏が随所に入り、2番終了後の間奏は秋山さんのギターが上品に主旋律を演奏しました。
ラストサビは、ここでも声の強弱でその雰囲気をガラリと変える玉置さんの歌声がありました。
言えない 言えない 胸のささやきが
のパート。
胸の〜〜
と声の張りを強めた歌声から、
ささやきが
で急激に弱い歌声へ切り替え。まさに「ささやき」を具現化するような高い表現力を見ました。
5. ワインレッドの心
青のBUSCARINOをスタッフから渡される玉置さん。

曲前にはここでも客席から玉置さんに向かって歓声が飛びました。

愛してる〜!

Me too!
今度は返事をする形で玉置さんが応答しました。
しばらくすると門田さんのサックスで前奏がスタート。タフなサウンドが魅力的な演奏でした。この曲は会場がピンク色の照明で染められていきます。玉置さんが構えるバスカリーノの青色がこの色彩に溶け込み、紫色のように見えてとても深みを感じました。
この日初となった歌詞アレンジは2番のサビに訪れました。
心をまだ持て余しているのさ
クリスマスの夜も
12月25日、クリスマス当日にピッタリな歌い回しに、客席から温かい拍手が送られました。
本曲は後奏にも大きな見どころがありました。前奏と同じく門田さんのサックスが主旋律を演奏しているところで、玉置さんがこのメロディーに裏声を乗せて二重奏の形が取られました。この歌声が非常に綺麗で、とても感動的なフィナーレを迎えました。
6. Friend
この曲はハンドマイクでパフォーマンスに臨む玉置さん。センチメンタルなピアノ演奏でイントロが始まると、この前奏中に胸を叩く姿もありました。
Aメロが始まると、引き続きトオミさんのピアノ伴奏に合わせて玉置さんが歌い進めていきます。2人の呼吸が見事に合って、素晴らしいコンビネーションが生まれました。Bメロ、
冷たくなる 指・髪・声
からはストリングスの演奏も加わり、少しずつ盛り上がりながら曲が進行していきます。いよいよこの盛況がサビでピークを迎えて、玉置さんのロングトーンが炸裂。非常に伸びのある歌声が響きました。
1番終了後の間奏は門田さんのソプラノサックスがソロパートを担当。哀愁感に輪をかけたような演奏が広がりました。軽快で華やかな音色が特徴的な楽器でさえ、曲の温度感に合わせて表情がチューニングされた演奏が見事でした。
2番からはドラムが演奏に入り、バラード曲の中に確かな輪郭が形成されていきます。1番と2番で抑揚をつけた編曲が素晴らしく、見事に差別化された曲の印象が生まれました。
玉置さんはラストサビまで力強く歌い上げると、ここで一旦退場します。マイクを持ったまま上手に向けて歩き出したところで、観客から大きな拍手が送られました。その後もサポートメンバーの演奏が続くステージ。ストリングスとピアノのアンサンブルが美しい演奏に、中北さんの鳴らす鈴の音がアクセントをつけて前半の部が終了しました。
7. ファンファーレ〜君がいないから(Instrumental)
磐石のサポートメンバーが残ったステージ。バンドマスターによるトオミさんのピアノ演奏でインスト曲が始まります。この旋律に1stバイオリンの吉田さんが続いて「ファンファーレ」のサビを演奏。スポットライトも吉田さんを照らしてその姿が強調される中、華やかなバイオリンの高音が響きました。
失ったモノ達が
“心”を紡いでくれるから
千切れた手綱と絆で
愛に向かって行きなさい
なお、このタイミングで2人のスタッフがステージに上がり、1人はテーブルのセット、もう1人はマイクをセットして後半の部に備えました。
続けて「君がいないから」の前奏をトオミさんが演奏してインスト曲も次曲に移ります。その後はAメロを秋山さんのエレキギター、サビを門田さんのソプラノサックスがパワフルに演奏して、ラストをトオミさんが締める形で進行しました。いずれのパートも原曲からはやや省略された編曲になりましたが、とても爽やかな旋律が流れました。
8. 好きさ
玉置さんが上手から再びステージに姿を現します。ここではF.C.G.Rの白いギターを肩にかけての再登場になりました。

玉置さんがステージの中央まで来るとすぐさま曲がスタート。
好きさ
の一言で会場のボルテージが上がり、その場に立ち上がる観客の姿も多数ありました。
この曲は1番を終えたところで玉置さんが素早くマイクをスタンドから取り外して、ステージを左右に移動しました。まず足早に上手端へ移動してのパフォーマンスで、目の前の観客が酔いしれました。続けて下手端にも歩を進めて2番を歌い上げました。
後奏では再び上手サイドに移動して、今度はギターの秋山さんの元に歩み寄る玉置さん。ここでは秋山さんと肩を組み、エレキギターの伴奏に合わせて裏声を当てました。
曲のラストはお馴染みの二段階構成が採用されました。まず最初は秋山さんに向けて手を伸ばす玉置さん。それに応えて、秋山さんがギターを振る合図で一度演奏が終わります。客席から拍手が起こったところで玉置さんが再始動。打楽器の2人に向かいながらステップを踏み、ギターを振ってもう一度フィニッシュの型が取られました。曲後にはそのパフォーマンスがよく目立った秋山さんとハイタッチをする玉置さんの姿もありました。
9. じれったい
打楽器のリズムで曲がスタート。この瞬間、サポートメンバーが大きな手拍子を見せて、観客の手拍子もそれに応えるはじまりになりました。
前奏で早くもステージの端まで移動する玉置さん。Aメロが始まるかなりギリギリのポイントでマイク前に戻ってきました。その後も玉置さんは旺盛なサービス精神を見せて、
腕の中に閉じ込めたいのに
ではエアハグのポーズを決めました。その後のサビは一部が観客の合唱となり、
じれったい 心を溶かして
(じれったい) 体も溶かして
で両手を広げる合図が唱和を促しました。
この曲は2番以降で玉置さんの歌詞アレンジが目立ちました。2番のサビは、
止まらない ふたりの続きを
止まらない 高輪の夜を
とピンポイントに地名を入れて歌い、ラストサビの普段は
もっと・もっと・もっと・もっと
と連発するパートでは、
もっと もっとグランドプリンスホテル新高輪を知りたい
と歌いました。ホテル名をフルで盛り込んだ字余りのフレーズも、単調なリズムに乗せて噛んだり澱んだりすることなく綺麗に歌い上げました。
10. 熱視線
FENDERの金のギターに交換する玉置さん。安全地帯を代表するロックナンバーを3曲続け様にたたみかける選曲で、宴会場はまだまだ大熱狂が渦巻きました。

1番のサビ、ラストに印象的なフェイクを入れる玉置さんの歌い方がありました。
抱きしめて 揺れる瞳に
熱い視線 つらぬいて
で、音程を大胆に上げていくアレンジ。強く滾る想いが爆発したように見えました。
2番以降は玉置さんのバラエティーある姿を見ました。
戻っては来ないそぶりで背を向ける
乱れ髪もとかず
では、まさに背をこちらに向けて、半身になりながら歌う場面がありました。
そして迎えた2番終了後の間奏。本公演の中で最も見どころともいえるシーンに遭遇しました。ステージ中央に設置されたテーブルの前でしばらく立ち止まる玉置さん。側から見ると、いつも通り水分補給をしているように見えました。しかしながら、それにしては時間が長く、歌唱パートの再開に間に合わないのではないかといった焦りを感じたところでマイクスタンドの前に戻ってくると、そこにはサングラスをかけた玉置さんの姿がありました。意外性のある格好に驚きを隠せない観客。驚嘆の声が各方面から上がりました。
その後はサングラスを付けたまま、
全てを失くしても あなたを愛していたいだけ
踊ろう…
と歌い上げると、続けて時が止まる演出に入りました。打楽器音が高く連発される中、玉置さんはこのリズムに合わせて手の動きを加えていきます。その最終盤には、サングラスを強調するようなポーズで締めくくりました。
続くラストサビはサングラスを外して歌い上げる玉置さん。途中からはステージの両端に移動すると観客の合唱が自然発生して、大盛況のラストを迎えました。
(玉置さんが歌う)
抱きしめて揺れる瞳に 熱い視線つらぬいて
今すぐにあなたのままで 燃える恋に身を投げて
(以下は歌わずにステージ両端に移動)
抱きしめて揺れる瞳に 熱い視線つらぬいて
今すぐにあなたのままで 燃える恋に身を投げて
メンバー紹介
ここでメンバー紹介です。玉置さんが金のギターを手に持ったまま、上手側のメンバーから順に担当楽器と名前を呼び上げていきます。
パーカッション・中北裕子
ギター・秋山浩徳
ドラムス・松原"マツキチ"寛
ベースギター・千ヶ崎学
サックス・門田"JAW"晃介
1stバイオリン・吉田宇宙
2ndバイオリン・名倉主
ヴィオラ・舘泉礼一
チェロ・村中俊之
サウンドプロデュース&アレンジ、キーボード・トオミヨウ
トオミさんの紹介後には玉置さんがその元に歩み寄り、ガッチリと握手を交わす両者の姿がありました。その後、玉置さんがマイク前に戻ると、客電が点いてトークが始まります。

皆さん…

👏👏👏

昨日歌えなかった玉置です

笑笑

神様っているんだなと思って…

昨日は歌えなかったけど、今日はこうして皆さんのおかげでこの場に立っています

昨日の人がどうでも良いってわけじゃなくてね?

昨日来れなかった人たちには優先して何かしたいなって思ってます

👏👏👏

・・・

メンバーにもう一度拍手をお願いします!

(その場に起立)

👏👏👏

お疲れ!

玉置ファミリー(「市民」とも聞こえた)にも拍手を…

👏👏👏

グランドプリンスホテル新高輪・飛天に関係した方にも…

👏👏👏

そして何より、今日お越しいただいた皆さん、ありがとうございます!

👏👏👏👏👏
11. 田園
玉置さんの力強い言葉に続いてアップテンポの前奏がスタート。サポートメンバーは引き続きその場にスタンディングをしたまま演奏が展開されました。玉置さんはフィンガーボードに
D・E・N・E・N
と装飾されたMartinのギターをスタッフから渡されてパフォーマンスに臨みます。(リンク先と写真のギターは、本ギターのモチーフとなったモデルです。)

Aメロが始まると大きな手拍子を送るサポートメンバー。こうした陽のムードに後押しされて、観客席からも手拍子が飛び交いました。1番のサビは、
愛はここにある 飛天にある
と歌詞をアレンジして歌う玉置さん。今度は字足らずのフレーズで、
ひてん〜〜〜にある
と長音符を強調して歌いました。
2番終了後の間奏は観客の合唱になり、その後のAメロはやはり吉田さんと門田さんの掛け合いが魅力的な光景が広がりました。
陽だまりの中 がむしゃらに走る僕(※)
そろばん弾いて 頭抱えてた君
空のミルクビンに たんぽぽさすアイツ(※)
道を外れちゃって 途方に暮れるあの娘
(※)のパートで門田さんの演奏するテナーサックスのオブリガートが入り、そのタイミングで吉田さんが門田さんの元に急接近。互いに向き合って演奏を繰り広げる姿は、よく強調されたシーンになりました。
こうしたバンドメンバーの演出も追い風になり、最後まで大盛況で曲が進行。最後は玉置さんが素早くギターを手に持ち替える姿で曲が終了しました。
曲後はすぐに次曲に向けて青のバスカリーノをスタッフから渡される玉置さん。ここからも玉置さんのトークタイムになります。

(ギターをゆっくり弾く)
♪♪♪

今日はこのようにお越しいただいて…

毎年やってるんですけど…

皆さんもこうして成長されて…

笑笑

色んな別れとか、今年は仲良くしてた連中やお世話になった人がいなくなったりしたけど…

健康でいれるように、良い歌を歌うことに全力を傾けていきます!

👏👏👏

(もう1度ギターを調弦する)
♪♪♪

珍しく、会えなくなった友のために歌います

👏👏👏👏👏
12. メロディー
玉置さんから送られたメッセージ性のある言葉に、拍手で包まれる宴会場。その音に重なるようにトオミさんが短編のピアノ演奏を奏でて曲が始まります。
歌い始め、
あんなにも好きだった…
からとても儚い玉置さんの歌声が印象に残りました。この光景を見て、涙ながらに歌った昨年の旭川公演や、今年の5月に行われた愛知公演が脳裏に蘇りました。
1番のサビ、張りのある歌声が特徴のパート、
メ〜ロディ〜
泣きながら〜
は語りかけるように歌うスタイル。1番は終始しんみりしたムードで曲が進みました。
2番からはやや盛り返して、玉置さんの歌声にも力強さが宿りました。前述したサビのロングトーンも、パワフルで伸びのある歌声が聴こえました。
その後の間奏は門田さんのソプラノサックスが担当。ここまで再三にしてソロパートを担当したサクソフォニストが、ここでも主旋律を演奏しました。やや抑えめに、物悲しい雰囲気を加速させるような哀愁漂う演奏が見事でした。
ラストサビでは、普段からの変化点をひとつ確認しました。千ヶ崎さんの演奏楽器が、いつものエレキベースからウッドベース(コントラバス)に代わっていました。その関係で、
あの頃は何もなくて それだって楽しくやったよ
メロディー 泣きながら
で発せられる音にも違いが出て、より渋みと低音が引き立つようになっていました。
その後は玉置さんの歌声が際立つパフォーマンスが広がります。
メ〜ロディ〜
泣かないで〜〜〜
のロングトーン中にステージが暗くなり、玉置さんを二本のライトが強調する照明演出。一本はステージの後ろから強く短い光が、もう一本は客席側から弱く長い光が玉置さんの姿を捉えてフォーカスしました。ここからは完全に玉置さんの一人舞台となります。
あの歌は心から…
まで無伴奏で歌うと、その後はバスカリーノの弦を指弾いて一音のアクセントを加えたのち、
聞こえてるよ
もアカペラで歌って曲が終了。最後はチェロの低音を皮切りに、ストリングス隊の短編演奏が続いて締めくくられました。
心を動かされる感動的なパフォーマンスに向けて観客席から大きな拍手が送られる中、曲後にはまたしても玉置さんが一言話します。

皆さん、胸を張って愛に向かって生きていきましょう!

メリークリスマス!
&
ハッピーニューイヤー!
良いお年をお迎えください!
13. ファンファーレ
玉置さんの勇ましい言葉に続いて門田さんのフルートが前奏をスタート。トークで盛り上がった雰囲気に拍車がかかるグルーヴが最高に快感でした。その後はハープの音が流れを変えて大盛況のイントロが始まると、アップテンポな演奏に合わせて観客席から手拍子が起こり、非常に盛り上がる展開になりました。
玉置さんは白い装飾がストラップに施されたフルアコを肩からかけてパフォーマンスが進みます。この曲は、曲中に見せる玉置さんの大きなジェスチャーが印象に残りました。特に再三現れる
いきなさい
といったフレーズに合わせて両手を前に出す動作がよく目立ちました。2番はこうしたモーションをさらに拡張した動きもあり、
千切れた手綱と絆を
結いつけて守っているから
で両手をガッチリと握り合わせるポーズも見せて、非常にたくましい姿を披露しました。
曲のラスト、後奏で激しく一発叫んだのちに、ステージの両端まで移動する玉置さん。下手から上手に向けて歩いていき、目の前の観客に応えました。最後はサポートメンバーに手を伸ばして颯爽と退場。全てのパフォーマンスをパーフェクトにやり遂げてステージを後にしました。その後も続くバンドメンバーの演奏。門田さんのソプラノサックスが文字通り「ファンファーレ」を勇ましく奏でて曲がフィナーレを迎えました。
曲後はメンバーも順に退場していきます。観客席からは温かい拍手がステージに送られました。その後もしばらく拍手が続いたのち、終演のアナウンスが流れて約1時間のショーが終わりました。
以下、楽曲のセットリストです。
8. セットリスト
玉置浩二
クリスマスディナーショー2025
12月25日
グランドプリンスホテル新高輪「飛天」
セットリスト
1. サーチライト
2. All I Do
3. MR.LONELY
4. 月に濡れたふたり
5. ワインレッドの心
6. Friend
7. ファンファーレ~君がいないから(Instrumental)
8. 好きさ
9. じれったい
10. 熱視線
~メンバー紹介~
11. 田園
12. メロディー
13. ファンファーレ
9. 公演後の様子
公演後の会場の様子です。




開催が危ぶまれた本公演は、玉置さんのフェイクが印象に残る歌声でした
— こばかず (@anzen_koji_1982) December 25, 2025
それも、純粋な歌う歓びに突き動かされたような、力強いシャウトをふんだんに入れたアレンジ
感動に満ちあふれた、素晴らしいパフォーマンスが広がりました#玉置浩二#グランドプリンスホテル新高輪 pic.twitter.com/VXxEA1XynK
開催が危ぶまれた本公演でしたが、振り返ってみると玉置さんの不調さは一切感じられないパフォーマンスでした。むしろテンションを上げていく歌い回しやフェイクが多く、純粋な歌う歓びに突き動かされたような力強いアレンジを随所に見ることができました。
3日間無事完走とならなかったことはとても残念ですが、玉置さんご自身もお話しされたように、24日に参加予定であった方々に対して何か果報があることを切に願います。
こばかず



コメント