先日の12月25日、玉置浩二 クリスマスディナーショー2024@グランドプリンスホテル新高輪「飛天」公演に参加しました。
1. タイムスケジュール
タイムスケジュールは以下の通りです。
・受付:16:00
・ディナー:17:00
・ショー:18:45
今年開催されたディナーショーの中では、最も早いスケジューリングとなりました。
2. 公演前の様子
公演前の会場の様子です。
今年もまた、この場所に戻ってくることができました。入口からすでに高級感が漂っています。エントランスホールに入り、受付で電子チケットの顔認証を済ませると、その後はさらなる異空間に突入しました。
白とオレンジの風船が贅沢に置かれ、とても豪華な演出でした。さらに、正面の壁には玉置さんのメインビジュアルが投影されており、圧倒的な存在感を放っていました。ここから緩やかな螺旋階段を下っていくと、次なるレセプションホールが現れます。スロープの下にはクリスマスツリーと玉置さん所有のギターが置かれており、ディナー前は記念撮影スポットになっていました。
3. 玉置浩二ギター展
エントランスホールから宴会場「飛天」までを繋ぐ、導線の役割を果たす広々としたレセプションホールでは、玉置さんの所有するギターが展示されていました。今年のクリスマスディナーショーで大目玉になった企画展です。
ホールの正面では、アメリカの有名ギターメーカーである、マーティン社のアコースティック・ギターが6本展示されていました。
なお、昨年はこの場所が整理券を座席券に交換するインフォメーションセンターでした。
今年の飛天公演はFC限定で、電子チケットが導入されたため、事務的な機能をする大きな窓口は不要でした。紙チケットから電子チケットへの移行は、展示スペースを広げることにも好影響を与えていました。
ギター展はこれだけに留まりません。ホールを抜けて、宴会場「飛天」が目の先になった入口前にも、9本のギターが展示されていました。
お馴染みのギターが多数展示されており、とてもテンションが上がりました。ショーの直前には、2本のギターが展示スペースから取り除かれていました。
まさに今回のディナーショーでもこれらのギターが使われ、玉置さんが愛用していることを示した瞬間でした。
ギター展に関する、さらに詳細な内容はこちらをご覧ください。
4. グッズ販売・展示物
先のレセプションホールでは、クリスマスディナーショー限定のグッズ販売も行われていました。
ストールはギターを肩にかけて歌う玉置さんの姿がデザインになっていました。マグカップは3種類のイラストパターンで販売されていましたが、気付いたら全種類完売していたほどの大人気ぶり。その他にも、サックス奏者の門田さんがプロデュースしたコーヒーや、来年のカレンダー、CD・DVD作品が販売されていました。
物販の横には、玉置さんのボードやフラワースタンドが置かれており、ここにも記念撮影を求める長蛇の列ができていました。
5. ディナー
玉置さんのビジュアルが映写された別世界のエントランスホール、玉置さんが普段から愛用するギターの展示会や、ディナーショー限定のグッズが販売されたレセプションホールを抜けると、いよいよディナーとショーが行われるメインホール「飛天」に到着します。宴会場の座席表は以下の通りです。
1卓8名のテーブルが85卓ありました。中央から前方がS席(11〜57)、後方がA席(61〜98)に区分されています。S席が47テーブル、A席が38テーブルあり、合計680名の収容人数でした。なお、昨年からはS席2テーブル、A席2テーブルの計4テーブル32名が増えました。参考までに、昨年の座席表を以下に載せます。
S席の最後列、A席の最前列にあたる宴会場の中央から撮影した様子です。
ボリューミーなシャンデリアが設置されており、とにかく煌びやかでした。天井も高く、開放的で壮大な空間が演出されていました。
テーブルの様子です。純白のテーブルクロスにナフキン、銀色のカトラリーに透き通ったグラス、とても華麗なセッティングがされていました。玉置さんの写真が載ったアクリルフォトカード、クリスマスカードも置かれており、何から何まで豪華で贅沢な雰囲気でした。
メニューの写真です。
中でも気になるのは、やはりスペシャルカクテル「むくのはね」です。昨年の「ワインレッドの心」に引き続き、玉置さんの作品をモチーフにしたカクテルが今年もメニューに組み込まれました。
ヨーグルトをベースにして、ピーチとグレープフルーツがブレンドされたカクテルでした。度数は7%とやや強めでしたが、甘くて飲みやすかったです。
ディナー開始の17時、メニュー表の上から順に料理が提供されていきます。
以下、ディナーのメニューリストです。
ディナーメニュー
玉置浩二
クリスマスディナーショー2024
12月25日
グランドプリンスホテル新高輪「飛天」
Menu
カリフラワーのフォンダンとキャビアのアンサンブル“雪”
聖護院蕪に包まれたズワイガニとオニオンのパッション風味
七面鳥と栗 トリュフ風味のコンソメスープパイ包み焼き”玉手箱仕立て”
和牛ロース肉のポワレと牛頬肉のブレゼ・シューファルシー 赤ワインソース添え
アールグレイのムース ショコラチュイルと赤い果実のソース
コーヒー
パン2種(リュスティック・ミルクロール)
【DRINK】
シャンパン/赤ワイン/白ワイン
ウィスキー/ビール/焼酎(芋・麦)
スペシャルカクテル“むくのはね”
ノンアルコールカクテル
ノンアルコールビール/ソフトドリンク/ペリエ
6. ショー
公演前に撮影したステージの写真です。
ステージも天井が高い作りで、とても余裕を感じました。この日、参加したサポートメンバーは以下の通りです。
サポートメンバー
玉置浩二
クリスマスディナーショー2024
12月25日
グランドプリンスホテル新高輪「飛天」
サポートメンバー
キーボード:トオミヨウ
ギター:秋山浩徳
パーカッション:中北裕子
ベース:千ヶ崎学
サックス:門田 “JAW” 晃介
1stバイオリン:吉田宇宙
2ndバイオリン:白澤美佳
ヴィオラ:大辻ひろの
チェロ:ロビン・デュプイ
スタート
定刻の18時45分、客電が暗転してショーの幕が開けました。1stバイオリンの吉田さんを先頭に、サポートメンバーが上手から入場してきます。全員がステージに上がり、各ポジションに着くと、しばらく待ちの体制が敷かれました。ディナー中にかかっていた音楽がなおも流れており、それが止まるのを待つための措置でした。
やがてそのメロディーが鳴り止むと、トオミさんのピアノ演奏から短編のインストゥルメンタル曲が始まります。しばらくトオミさんがソロで演奏したのちに、ストリングスの演奏が入る構成。その途中で玉置さんが黒い衣装を身に纏って上手から登場し、割れんばかりの拍手がFC限定公演の地「飛天」に鳴り響きました。
1. 夜想
マイクスタンドからマイクを取り、スタンドを後ろに移動させる玉置さん。同時に、門田さんのサックス演奏で前奏が始まりました。序盤はトオミさんのピアノ伴奏に合わせて玉置さんが歌う、バラード曲でよく見せる定番の形でした。ここで、中北さんのパーカッションが絶妙なリズムを取っていたのが印象に残りました。
サビからはストリングスの演奏が加わり、盛り上がりが生まれて進行。本曲は、今回の人選にとてもマッチした選曲だと思いました。
後奏では、早くも玉置さんの大きなシャウトが飛び出しました。サポートメンバーの演奏に合わせて、徐々にマイクを身体の外側に遠ざけていき、やがて腰の位置まで下げてのパフォーマンス。クリスマスの夜に、冒頭から玉置さんの叫びが神聖な会場にこだましました。
2. 月のあかり
この曲も門田さんのサックスでスタート。この曲は、サビで地声と裏声を見事に使い分ける玉置さんの歌唱スタイルが記憶に残りました。
(1番・ラスト 裏声)
長い旅になりそうだし さよならとは違うし
この街から 出てゆくだけだよ
(2番 地声)
わがままは生まれつきさ お前も気づいてたよ
愛しているのさ はじめて言うけど
また、その直後の
(1番・ラスト)この街から 出てゆくだけだよ
(2番)愛しているのさ はじめて言うけど
で一瞬演奏が止まるポイントがあり、玉置さんの歌声が強調される部分に迫力を感じたのと同時に、サポートメンバーのピッタリ合った呼吸を見ました。
ラストの、
灯りをつけるな 月の光が
やさしくお前を 照らしているから
は、歌詞を表現するように、ステージの灯りが暗くなって進行。伴奏もピアノのみになり、しんみりと終了を迎えました。
3. むくのはね
中北さんによる、
1・2・3・4
のコールで開始。スペシャルカクテルのモチーフになった曲がスタートしました。
この曲は、サポートメンバーの演奏がよく際立っていました。また、①原作と②能楽堂LIVEの良い部分を抽出し、さらに③門田さんのサックス演奏を付加させた、ディナーショー仕様のスペシャルなサウンドアレンジを感じました。特に演奏が目立ったと感じたポイントは以下の通りです。
(前奏)
③ 門田さんのサックス演奏
① 千ヶ崎さんのベースで歌唱パートに入る
(1番サビ前)
② 「何もしなくていいんだ いつも君の隣で」からストリングスの演奏が入る
(1番終了後の間奏)
③ 門田さんのサックス演奏
(2番終了後の間奏)
② ストリングスの演奏、特に吉田さんのバイオリンがよく目立つ
① 秋山さんのアコースティックギターが沈黙を打ち破り歌唱パートに入る
(後奏)
③ 門田さんのサックス演奏
頭文字の分類を以下に示します。
① 原作で目立つ部分
② 能楽堂LIVEで目立つ部分
③ 門田さんのサックス演奏
詳細な解釈は以下の通りです。
① 能楽堂LIVEでは演奏されていないが、原作ではよく聴こえる、ベースやギターの演奏から玉置さんの歌唱に入るところ
② 逆に原作ではそこまで目立たないが、能楽堂LIVEではよく聴こえてくる、ストリングスの音色が際立つところ
③ 前間後奏で、門田さんのサックス演奏を際立たせるディナーショー仕様のアレンジで、またサックスの音色と門田さんのムーディーな奏法がディナーショーの場にピッタリなこと
素晴らしい編曲に、スペシャルなカクテル、今年のディナーショーで核となった曲でした。ぜひともまた、同じ楽器編成でこの曲を聴きたいと思いました。
4. サーチライト
この曲も中北さんのコール、
1・2・3
でスタート。前奏の早い段階ですでに客席から拍手が起こりました。本曲は、その後も間奏と後奏で大きな拍手が起こる展開になり、人気の高さを窺わせました。
2番を終えてラストサビに向かう、
サーチライトはそうなんだ
君なんだ 君なんだ
では、玉置さんが右手を大きく客席に伸ばし、上手側から下手側へ、さらに下手側から上手側へ、丁寧に全体を覆うジェスチャーがありました。通常のコンサートホールと比較すると、客席が狭く人数が少ないことから、この動作が非常に丹念に見えました。
5. 微笑みに乾杯
冒頭の歌詞である、
あの青い空 いつまでも 見つめてた
を表現するような、綺麗な水色の照明下で曲が進行しました。
この曲は、玉置さんのロングトーンが見事でした。
① もう〜〜〜 涙拭いて〜
② このまま ずっとずっと〜〜〜
③ もう〜〜〜 振り向かない〜
特に②では、歌いながら左手を前に出し、横にスライドさせるポーズを盛んに見せていました。
歌唱パートを歌い終えると、直ちに玉置さんがステージ上手に退場します。曲数は5曲ながらも、濃密な前半が終了を迎えました。
後奏の最後は、ここまでその演奏がよく目立った門田さんのサックスで締めくくり。メロディーラインを大きく崩してタメを作った、遊びのあるダンディズムな演奏をソロで奏でて、前半の部が終了しました。
6. 夢のつづき(Instrumental)
主役が退場しても、ステージは強力な布陣のサポートメンバーで続きます。トオミさんのピアノがソロで演奏を始めて、インストゥルメンタル曲がスタート。大きな間を開けた、
ゆ・め・の
と演奏をしてから、
つづきはこもれ陽 静かなあなたの瞳
と通常のスピード感で演奏が進みました。
次のパートは、秋山さんのアコースティックギターが担います。ここも非常にスローテンポで、
あ・お・い
と演奏をしてから、
手帖に挟んだ 真夏のふたりの写真
で通常のリズムに戻りました。
サビの、
あなたがいるから いつもあたたかいから
からは、ストリングスの演奏が開始。特に、1stバイオリンの吉田さんが主旋律の演奏を牽引しました。
後奏はまず門田さんのサックスで開始。ここでも、通常のメロディーを崩したお洒落な演奏がありました。曲調が変わるポイントからは、ストリングスの演奏に切り替わり。ロビンさんのチェロが重厚な音のベースとなる中、バイオリンが主旋律を奏でて終了しました。
主な曲の展開は以下の通りです。
//ピアノソロ//
ゆ・め・の
つづきはこもれ陽 静かなあなたの瞳
遠くでピアノが聴こえてる
//アコギソロ//
あ・お・い
手帖に挟んだ 真夏のふたりの写真
やさしい気持ちが風になるとき
//ストリングスの演奏//
あなたがいるから いつもあたたかいから
大切なことが よくわかる
(後奏)
//サックスの演奏//
//ストリングスの演奏//
なお、このインストゥルメンタル曲では、冒頭から係員がステージに上がり、テーブルとマイクスタンドを再セットしていました。
7. じれったい
中北さんの大きな、
1・2・3・4
のコールでロックな前奏が開始。同時に、サポートメンバーが頭上で手拍子をして、盛り上がりの様相で後半が始まりました。こうした動きに起因して、観客の多くがその場に立ち上がりました。
やがて玉置さんがステージ上手から再登場。アウターがグレーになり、さらに洗練された雰囲気が出ていました。また、肩には数十分前までレセプションホールで展示されていたギターをかけていました。確か、使用していたのはこのモデルでした。
玉置さんの歌唱パートが始まると、まずはストリングス隊のセンスが光りました。
わからずやの 濡れたくちびるで(※)
死にたいほど 胸に火をつけて
甘いキスで うまく逃げたね(※)
腕の中に 閉じ込めたいのに
赤字パートでは、前奏から引き続き手拍子をして盛況の一役を担ったかと思いきや、そこから(※)の英語パートでは合いの手を楽器で演奏するマルチプレイ。順応力の高さに驚きました。
2番のサビは、玉置さんが歌詞を変えて歌う場面がありました。
止まらない ふたりの続きを
止まらない 高輪の夜を
ずっと 夢を見せて
こうしたアレンジに、会場はとにかく盛り上がりました。
その後の間奏では、ストリングスとパーカッションのパフォーマンスがありました。まずはステージ下手側に位置取るストリングスの演奏。特に、スポットライトがチェロのロビンさんを照らしてパフォーマンスが行われました。続いて、中北さんが演奏する打楽器のソロパフォーマンス。力強いパーカッションの音が、会場に鳴り響きました。
その後は打って変わって伴奏が静かになり、秋山さんのギター演奏に合わせて玉置さん歌う形でした。
じれったい 心を溶かして
じれったい 体も溶かして
続けて、
もっと・もっと・もっと・もっと・もっと
の連発。感情的な歌声が爆発しました。
ラストサビ、
Baby Baby Baby
心を燃やして
Ah〜 Baby
全てを燃やして
もっと もっと知りたい
では、赤字のポイントで玉置さんがマイクから離れ、観客の歌声を引き出す場面がありました。しかしながら、この日はショーの前にディナーがあり、酔いが反応を鈍らせた影響か、そこまで大きな声は響きませんでした。
8. 好きさ
前曲から間を空けず、繋がりを持って曲がスタート。玉置さんの、
好きさ
の歌声が上がると、やはり意表を突かれたように各方面から黄色い声援が飛び交いました。
この曲は青と紫の照明で、安全地帯のコンサートのように進行しました。その後も至るところに表れる、
好きさ
といった歌唱になるたびに、玉置さんが客席に手を伸ばすジェスチャーを見せ、観客が手を伸ばし返す展開がありました。
ラストは、
好きさ〜!
と玉置さんの力強いシャウトが炸裂して、その後にフェイクを続けていく歌声で終了しました。
9. 熱視線
玉置さんが、ステージ上手でスタッフとギターを交換して曲がスタート。続いては、このモデルのギターを肩にかけて、曲が進行しました。
この曲も、玉置さんが客席に向けるジェスチャーがよく目立ちました。
抱きしめて 揺れる瞳に
熱い視線 つらぬいて
の歌唱になるたびに、手を目に近付けて、視線を貫くポーズをしていました。2番では、その後の
今すぐに あなたのままで
燃える恋に 身を投げて
で、音程を上げていくシャウトアレンジがありました。このアレンジ、ディナーショーでよく見せるように感じています。
間奏を経て、
全てを失くしても
あなたを愛していたいだけ
踊ろう…
の後には、打楽器音に合わせて時が止まるシーンが3度ありました。その度に青白いライトが玉置さんを強調し、大いに会場が沸きました。
そこから歌唱パートが再開すると、最後は玉置さんがステージを下手の端から上手の端まで移動して、大盛況で曲が終了しました。
抱きしめて 揺れる瞳に 熱い視線 つらぬいて
今すぐに あなたのままで 燃える恋に 身を投げて
(以下、歌わずに下手・上手の端まで移動)
抱きしめて 揺れる瞳に 熱い視線 つらぬいて
今すぐに あなたのままで 燃える恋に 身を投げて
10. 月に濡れたふたり
吉田さんのバイオリンが高い音色を演奏して、前奏が始まります。バラード曲のスタートに、ここで席に座る方も多く目立ちました。
この曲は、ステージの真後ろに重心が低く設置されたミラーボールがクルクル回って進行しました。そこから放出される光が、宴会場の高い天井にも、側面の壁にも、さらには奥行きのある入場口に至るまで、白い粒々となり無数に覆い尽くされて回転していました。これがまた幻想的な世界観を創出し、素晴らしい演出となっていました。
本曲は少し速めのスピード感で進行しました。自身の酔いも相まって、心臓の鼓動が速くなるのを実感しながらこのパフォーマンスを見ました。ディナーショーでは、ゆったりめのテンポで揺れるような感覚も良いですが、やや速めで緊張感を伴うのもまた快感だと思いました。
演奏面では、1番と2番の冒頭で助奏を担当する奏者が異なっていました。
(1番)言えない言えない 胸のささやきが(※1)
(2番)見えない見えない 今はあなただけ(※2)
(※1)1番は秋山さんのアコギ、
(※2)2番は門田さんのサックスでした。
曲のラスト、
言えない言えない
胸のささやきが
夢のように
消えていかないで
では、力強い歌声の
胸の〜〜〜
から、抑えた歌声の
ささやきが
への切り替えが抜群で感動しました。声の強弱を自在に操る玉置さんの姿を目の当たりにしました。こうした歌声と、ミラーボールの演出などから、個人的にこの日の中では本曲が最も良い曲でした。
〜メンバー紹介〜
このタイミングでメンバー紹介が始まります。前回参加した12/19@ホテルニューオータニ公演からは、メンバー紹介が1曲早まりました。前曲から引き続き、ミラーボールの光が壁面に弧を描く中、玉置さんがステージ上手サイドのメンバーから順に、楽器と名前を読み上げていきます。
パーカッション:中北裕子
サックス:門田 "JAW" 晃介
ベースギター:千ヶ崎学
ギター:秋山浩徳
1stバイオリン:吉田宇宙
2ndバイオリン:⽩澤美佳
ヴィオラ:大辻ひろの
チェロ:ロビン・デュプイ
サウンドプロデュース&アレンジ、キーボード:トオミヨウ
その後、玉置さんが話し始めました。
皆さん・・・
\歓声/\拍手/
メリークリスマス!
\歓声/\拍手/
11. 田園
MCの流れから、玉置さんが2〜3発シャウトを放って前奏が始まります。暗いステージに白いライトが交差するソロツアーを踏襲した照明演出で、この間に玉置さんがスタッフからギターを受け取っていました。
前奏の発声パートが始まると照明がオレンジになり、このタイミングでミラーボールの明かりが止まりました。また、ここからは再び観客が総立ちになって曲が進行しました。
1番サビの歌詞アレンジは、
愛はここにある Cherryにある
でした。FC会員限定となった公演で、この3日間限りのアレンジに、会場が大きく沸きました。
〜MC〜
トオミさんが「メロディー」の曲前演奏をピアノで担当。すると、玉置さんが歌い始めるわけではなく、観客に向けて話し始めました。
皆さん・・・
\歓声/\拍手/
ようこそお越しくださいました
\歓声/\拍手/
メリークリスマス
ちょっと🤏だけ早いけどね
昨日、15分くらい話したらもうメチャクチャになっちゃって…
笑笑
このまま話聞きたい人👏
👏
うるせー、早く歌に行けって人
話も歌も両方聞きたい人
👏👏👏
まぁ、特に話すことはないんですけど…
今は亡くなった友人とか仲間とか家族とか、ペットでも良いね
皆さんにもいると思うんだけど、僕にもいて…
こうやってやることで、餞別になるのかなって思ってます
何が言いたいかって言うと、
みなさんの心の平安を願っています
\歓声/\拍手/
12. メロディー
再びトオミさんのピアノで前奏が開始。玉置さんのトークからの流れが、ピアノ演奏の風情と非常にマッチしていました。
この曲は、ラストサビのロングトーンが圧巻でした。
メ〜ロディ〜
泣かないで〜〜〜
でマイクを少しずつ身体から離していき、最後は腰の位置まで下げていました。続けて、そのマイク位置を保ったまま、ノーマイクのアカペラで
あの歌は心から聞こえてるよ
の歌唱で曲が終了しました。曲後には、こうした全力のパフォーマンスを讃える大きな拍手が鳴り止みませんでした。
13. 夏の終りのハーモニー
前曲の拍手がなかなか鳴り止まず、むしろ再燃しかけたところで吉田さんのバイオリンで前奏が開始。あの独特な
キーーーーーン
といった高音がなかなか聴こえないほどに、なおも会場に熱がこもっている最中で曲が始まりました。
この曲は、玉置さんがクリスマス仕様に歌詞をアレンジする場面が2つありました。
(① 2番サビ前)
今夜のお別れに
最後の2人の歌は
クリスマスの夜を飾るハーモニー
(② ラストサビ)
クリスマスの夢 あこがれを
いつまでも ずっと 忘れずに
特に②では、力強いシャウトから乗りに乗って本パートに入り、壮大なフィナーレを迎えました。
曲後には、サポートメンバーが自分のポジションから立ち上がり、ステージ前に移動して席次の順で整列しました。
(下手から)
ロビンさん
大辻さん
⽩澤さん
吉田さん
トオミさん
玉置さん
秋山さん
千ヶ崎さん
門田さん
中北さん
しばらく拍手が続く宴会場。すると、玉置さんの合図でサポートメンバーが元の位置に戻りました。もう1曲行われる雰囲気が出て、客席が大盛況になりました。
アンコール
アンコールで【JUNK LAND】がスタート。この曲は、ソロツアーで見た光景が蘇りました。
待ってる人のその前で〜
泣いてる人のその前で〜
からは、1stバイオリンの吉田さんが頭をガンガン振りながらの奏法。ソロツアーよりは控えめな動きでしたが、ステージ上ではよく目立っていました。それに釣られて、ギターの秋山さんも隣で頭を振りながらの演奏で、ステージ下手側の動きが活発になりました。
2番では、
破れちまった旗でも
高く掲げ!
で玉置さんが強調されるシーンがあり、会場を沸かせました。その後の、
月と星と太陽とそれとCherry連れて
の歌詞アレンジが、普段とは違う受け取り方をしました。いつもは玉置さんの愛犬を思い浮かべるところですが、「田園」で
愛はここにある Cherryにある
といったアレンジがあったため、この日は我々に向けて歌っているように感じました。
曲のクライマックス部分にあたる、
ガラクタだけど 心を込めて〜
以降は、玉置さんの大きなファンサービスがあり、一部観客との合唱形式になりました。
(玉置さんが1人で歌う)
ガラクタだけど 心を込めて
昔のように 僕と暮らそう
(ここから上手に移動、合唱になる)
ガラクタだけど 心を込めて
(玉置さんが1人で歌う)
(※)緑の丘で ふたりで(みんなで)暮らそう
(ここからに下手に移動、合唱になる)
ガラクタだけど 心を込めて
(玉置さんが1人で歌う)
昔に見たもの
そう JUNK LANDで
(※)では、「ふたりで」の後に「みんなで」と歌詞を追加していました。
その後は最後まで玉置さんが1人で力強く歌い上げ、曲が終了しました。曲後には、素晴らしいパフォーマンスに向けた万雷の拍手が会場を包み込みました。
いつまでも鳴り止まない拍手。すると、玉置さんが再びマイクスタンドの前に立ち、数発のシャウトを放ちました。さらに盛り上がり、依然として続く拍手の中、玉置さんが顔の横で同じリズムをハンド・クラップで刻み、素早いリズムで歌い始めました。
👏👏👏👏👏
夢の続き話して
闇を明るくしては
どうでしょう
【CAFE JAPAN】の一節に、客席からは歓声が上がりました。
その後、ステージ上手端まで、マイクスタンドを持って移動する玉置さん。最後に一言話し始めました。
皆さん、良いお年をお迎えください
来年が良いお年になりますように
ありがとう!
愛してるよ〜!
と言い残すと、華麗にステージを去っていきました。その後も鳴り止まない拍手。しばらく経ってから、宴会場にアナウンスが流れ、クリスマスの夜が終わりました。
以下、楽曲のセットリストです。
7. セットリスト
玉置浩二
クリスマスディナーショー2024
12月25日
グランドプリンスホテル新高輪「飛天」
セットリスト
1. 夜想
2. 月のあかり
3. むくのはね
4. サーチライト
5. 微笑みに乾杯
6. 夢のつづき(Instrumental)
7. じれったい
8. 好きさ
9. 熱視線
10. 月に濡れたふたり
~メンバー紹介~
11. 田園
12. メロディー
13. 夏の終りのハーモニー
【アンコール】
Ec1. JUNK LAND
Ec2. CAFE JAPAN
8. 公演後の様子
公演後の会場の様子です。
今年最後の公演、終了しました!
— こばかず (@anzen_koji_1982) December 25, 2024
皆さん、メリークリスマス!
(玉置さんのMCより)#玉置浩二#グランドプリンスホテル新高輪 pic.twitter.com/LAnHSBA32j
今年も本当に素晴らしいクリスマスディナーショーになりました。特にFC限定となったこの「飛天」公演は、会場のスケールや展示物、ディナーの出来栄えやショーの内容まで、他会場とは一線を画すクオリティの高さでした。早くも、来年のディナーショーが楽しみです。
皆様、良いお年をお迎えください。
こばかず
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