【旭川スペシャル】玉置浩二 Resume ~レジューム新たな始まり(9/5)@旭川市民文化会館の感想とセットリスト

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先日の9月5日、玉置浩二 Concert Tour 2024 Resume ~レジューム 新たな始まり@旭川市民文化会館公演に参加しました。

※本投稿では、公演のセットリストや演出を記載します。本ツアーは27会場36公演の規模で行われます。初日を迎えていない方や、ネタバレに抵抗のある方はご注意ください。

1. 公演前の様子

公演前の会場の様子です。

玉置さんの故郷である旭川のコンサートに参加するのは、今回が初めてです。その地に降り立った瞬間から、身震いするほどの感動がありました。

2. 公演中の様子・各曲の感想

定刻の17時30分に開場。開演が18時でその間が30分のため、ロビーでゆっくりする余裕はあまりなく、すぐに座席へ向かいました。

この日の座席は、1階席前方左端寄りでした。スピーカーが目の前にあり、ヴィオラの亀井さんとチェロの稲本さんが完全に見切れて、バイオリンの吉田さんと森本さんもやや見づらい位置でした。

18時ちょうどに最後の館内アナウンスがかかります。

開演までしばらくお待ちください―。

といった結び言葉で放送が終了すると、この時点で客席から大きな拍手が起こりました。その後、男性による「コージ」コールが起こり、それに合わせた手拍子が沸く展開。コールが終わった後も、体感にして2〜3分間手拍子が続くといった異様な光景がありました。

その中、客電が暗転してサポートメンバーが下手から入場。それぞれの位置に着くと、ベースの川崎さんが弾くコントラバスの低音を皮切りに、各楽器の調律音が鳴ります。

1. あこがれ

トオミさんが他のメンバーにうなずく合図が指揮となり曲がスタート。ピアノとストリングスの演奏で始まります。

これまで、中盤から終盤では佐野さんのフルートが主旋律を演奏していましたが、座席位置の関係からか、この日はあまりその音が目立たなかった印象がありました。そのため、終始ピアノとストリングスの演奏が際立ち、原作と同様のテイストに感じました。

2. 星になりたい

秋山さんのアコースティックギターの演奏で曲が開始。やがて玉置さんが右奥の袖から登場します。大きな拍手が会場を包むと、両手を前に出してそれに応えていました。

約束だったよね 一緒にいるって

の一声で、良好な音の聴こえ方を実感しました。1階席のみといったコンパクトなホールで、音量が大きすぎず、でもしっかりと聴こえてくる良い感触がありました。

1番終了後、少し間を空けて間奏を佐野さんのハーモニカが奏でます。感動的な旋律が会場を包み込みました。

ラストは、(※)で玉置さんが歌い始めをトオミさんにうなずく合図を見せて後奏へ。

(※)約束してたこと 覚えているかい
君だけの君だけの星になるって
いつまでも変わらない
君だけの・・・(※)星に

後奏の最終盤には、玉置さんが口をマイクに近づけて口笛をするフィナーレ。その後、トオミさんが右手を握る動作で曲が終了しました。

3. キラキラ ニコニコ

前奏の主旋律を佐野さんのハーモニカが演奏。ここでも綺麗な演奏が会場に響きました。

玉置さんの歌唱開始後は、大自然を連想するような歌詞に、旭川の道中で見た風景が重なり感動しました。印象的なジェスチャーもあり、1番の

大切なことをすぐ忘れるから

で左手を胸に当てる玉置さんの姿。玉置さんが大切な「故郷」を思った瞬間を見たように感じました。

曲の転調後は、玉置さんの伸びやかな歌声が響きます。

おはよう〜〜〜どんな天気でも
僕がおぶってあげるよ〜〜〜

で顕著でした。

ラストフレーズでは、

キラ/キラ/ニコ/ニコ・・・だね

を、玉置さんがトオミさんにうなずいて、演奏の呼吸を合わせるコンビプレイで歌い終わり。その後、1度音が止まって中北さんの大きな打楽器音で後奏が開始。その後奏中にもフェイクを入れる玉置さん。演奏が小さくなるにつれて裏声になり、微弱で繊細な声が響きました。

4. 出逢い

この曲も、歌いながら左手を胸に添える印象的なジェスチャーが心に残りました。1番のラスト、

あなたに伝えたい この温もりを

のところ。まさに玉置さんの「温もり」が伝わってきました。

間奏後は、力強い歌声が会場に響きました。

あなたに出逢えた この喜びを
いつまでも いつまでも 忘れ/ない

ない」のところで歌声を急激に弱めるテクニックもあり、抑揚を感じました。

5. 瞳の中の虹

暗いステージを明細で無数の白いライトが照らす中、鳥笛の音が曲前演出を彩ります。やがてライトがオレンジ色になり、秋山さんのギター演奏で前奏が開始。

この曲は、玉置さんがわずかにタメを作って歌う場面がよく目立ちました。

(1番)夕立・・・入道雲
(2番)ガラスに・・・紙の花

といった具合で、よくメリハリを感じました。1番の序盤は秋山さんの伴奏に合わせて玉置さんが歌い、ライトも両者を照らして進行します。

サビからは稲本さんのチェロ演奏がここに加わる構成で、ライトも稲本さんを強調する展開に変化。ここで、サビの歌詞がまさに「玉置さん×旭川」とマッチしており感激しました。

ずっと昔のこと 僕の町は輝いてた ふたりの町

また、ここでも

ふたりの・・・町

というように、タメを作って歌うシーンがあり、こういった細かいアレンジに玉置さんらしさをよく感じました。

2番も引き続き、玉置さん・秋山さん・稲本さんの3名で進行。2番終了後の間奏からは、吉田さん・森本さんのバイオリン、亀井さんのヴィオラによる演奏が入り、主旋律を演奏します。確か、以前に佐野さんが参加した公演では、この部分を佐野さんの小楽器が演奏していたと記憶していますが、編成が変わったのでしょうか。

間奏を経て玉置さんの歌唱が始まると、

ずっと(ずっと…)(ずっと……)

というように玉置さんの声が反響する演出があり、歌唱パートが終了に向かいます。

後奏も変わらずにストリングスが担当。シンフォニックで感動的な旋律がありました。曲後は、ステージ後方のスクリーンにオレンジ色の粒が沸く演出で終了します。

6. 明かりの灯るところへ

前曲からの流れを引き継ぐように、ストリングスの曲前演奏が入ります。その後、ピアノの前奏で曲がスタート。

序盤はそのままピアノの演奏に合わせて歌う玉置さん。ここに、ところどころで川崎さんの演奏するベース音が目立つようになります。

この世界の汚れ洗うように(※)
ひとつの屋根の下で灯すロウソクの火

特に(※)部分でその音をよく感じました。

8/24@水戸公演で「君」を「僕」と歌詞を間違えかけた1番のサビ入り箇所は、全く目立たずスムーズに進行しました。1番終了後の間奏を佐野さんのトロンボーンが演奏すると、2番からは各楽器音のボリュームが上がり、より感動的なメロディーの中を玉置さんが歌う展開が広がります。

2番終了後の間奏も、佐野さんのトロンボーンが主旋律を演奏して最終節へ。ラストサビの

生まれてきた奇跡にただ導かれながら

の直後にある、流れるような「Ah〜」の歌声が非常に綺麗でした。

7. aibo

中北さんがドラムスティックを叩きながら、ゆっくり

1・2・3・4

とカウントをして曲が開始。直後に佐野さんが縦笛で前奏を演奏します。あれは高音域のリコーダーでしょうか。なかなか肉眼とその音色ではその楽器を特定することができませんでした。本曲のみこの楽器を演奏しますが、高い音色が特徴的で心の琴線に触れる感覚がありました。

2番終了後の間奏は、佐野さんがトロンボーンを演奏していました。その演奏中に玉置さんが裏声のフェイクを随所に入れて、見事なハーモニーを感じました。その後のラストサビでは、

泣いたりしてないよね〜ええぇぇ〜

でマイクを少しずつ身体の外側に遠ざけながらの裏声。そこからの、

そばにいなくても

はトオミさんにうなずきながら演奏再開を合わせていました。

8. ぼくらは…

ピアノの前演奏でスタート。その音が静まると、アカペラで玉置さんのフェイクが始まります。この部分、これまでと比較すると非常に長く時間が取られており、地声から裏声まで存分に織り交ぜていました。

やがて、

ぼくらは 君と手を取り 歩いて行くのでしょう

の歌唱で曲がスタート。序盤はトオミさんのピアノ、ストリングスが弦を指で弾く演奏の中を玉置さんが静かに歌います。

曲に盛り上がりが生まれるのが、フェイクを入れてから突入するラストの部分。

ぼくらは 君の流した(※1)涙を拾うでしょう
いつかは (※2)君に手を振り
死ぬまで 死ぬまで 泣くのでしょう

(※1)ここで左手を前に出し、桶のようにして「拾う」ジェスチャーがありました。
(※2)「君に手を振/り」といった区切りで、力強い歌声から繊細な歌声に切り替え。ここでも高度なテクニックを見ました。

その後は後奏に合わせた玉置さんのシャウト・フェイクが始まります。この部分も、これまで以上に長く時間が取られていました。①〜③の流れで進行します。

①佐野さんのトロンボーン演奏
②秋山さんのエレキギター演奏
③両楽器のハーモニー

これまでは①のタイミングで玉置さんが退場していましたが、この日は③までステージに留まりました。時折、佐野さんや秋山さんの方を向きながらフェイクを歌い、玉置さんの歌声と各楽器の共演をよく楽しむことができました。

演奏が最終盤を迎えると、玉置さんがマイクを持ったまま右奥のステージ裏に退場。ここで客席から大きな拍手が起こり、玉置さんに贈られました。その後も豪華な演奏が続き、第一部のフィナーレを迎えます。続けて館内アナウンスが流れ、20分間の休憩に入りました。

9. なにもない海へ

休憩後、第二部がスタート。サポートメンバーが入場してインストゥルメンタル曲から始まり、以下のような流れで進行します。

①まずはトオミさんのピアノからスタート。
②続いて、ストリングスが音のベースを支える中、佐野さんのハーモニカ演奏。
③中北さんのパーカッションがリズムを刻む中、秋山さんのアコースティックギターの演奏。
④ラストは全員の演奏でインスト曲を締めくくる。

最後の最後で、次曲の準備のために秋山さんが素早くギターをエレキギターに持ち替えていたのが印象的でした。

そのエレキ演奏で曲の前奏がスタート。照明が青くなり「」の雰囲気を醸し出します。その頃、玉置さんがマイクを持ったままステージ右奥から登場。

汚れた流れに 沈んで行く船を 僕らは見てた

すんなりと歌唱パートが始まります。序盤はエレキギターの演奏が随所にアクセントになる中を玉置さんが歌います。ちょっとしたアレンジをここでも確認しました。1番サビ前の、

たどり着く岸辺ばしょも知らないまま帆を張れば
彷徨うだけだろう

のところ。

彷徨うだけだろう〜おぉ⤵︎〜

と語尾の音程を下げていました。

2番は玉置さんのジェスチャーが豊富に進行します。

向かい風の中も進んでみないか
②いつも変わらぬ自由で今よりもっと向こうへ

①で、右の手のひらを大きく広げて風を遮るような迫力ある動きがありました。
②でも、向こうへ行くように右手を前に出す動きがありました。

その後のCメロがやはり何度見ても秀逸です。つかの間の間奏でリズミカルなフェイクを入れて玉置さんの真骨頂を見せると、照明も赤基調に切り替わり、ロックなテイストを帯びて進行。

傷ついてくことだってしなくちゃならない
Yeah・Yeah・Yeah

では右肩を内に入れて、身体を捻るように声を出すと、ラストの

Yeah〜、Yeah〜〜、Yeah〜〜〜

は回数を重ねるごとに音程も声量も上げていくシャウトスタイル。こういったアレンジは何度見ても飽きません。

その後はタイミングを見て川崎さんのベース音が鳴ると、玉置さんの歌唱も再開。ここでも絶妙なアレンジを見ました。

どこへでも行ける鳥たちの翼に憧れていた

のところ。

どこへでも行ける鳥たちの・・・つばさにっ

というように、ここでもタメを作る歌い方がありました。

ラストフレーズでは、

たどり着く岸辺ばしょも分からないままだけど
ここから向こうへ

の後に、アドリブを入れる玉置さん。ここで、終わりのタイミングが分からず、拍手をしても良いのかやや戸惑う観客たちの姿がありました。うっすら拍手は聞こえていましたが、明らかにいつも通りのそれではありませんでした。その様子を察したのか、玉置さんが両手を前に出して「どうぞ」というような動きをしました。ここでようやく観客の多くが拍手をして、いつもの曲後の光景が広がりました。これを見て、玉置さんは自身に宿る感覚を極限に研ぎ澄まし、会場全体の様子を隅々まで観察しているんだと思いました。

10. サーチライト

これまでの公演では、このタイミングで「清く 正しく 美しく」が入っていたところ、構成に変化がありました。ステージを観察すると、トオミさんのピアノに横付けされたシンセサイザー?電子ピアノ?が設置されていませんでした。これまでは「清く 正しく 美しく」の序盤で唯一、その楽器を弾いていたためです。いつもは玉置さんの後ろとトオミさんのピアノに置かれた、スネアドラムもありませんでした。

そんなことを考えていると1番が進行。サビのラスト、

サーチライトをずっと
信じてた信じてた

で、玉置さんが客席に向かって手を伸ばしていました。直後の間奏では拍手が発生。それにお辞儀をして応える玉置さん。トオミさんもピアノを弾きながらお辞儀をしているように見えました。

ラストサビの、

サーチライトはそうなんだ
君なんだ君なんだ

でも、観客席の右から左に向けて右手を覆うジェスチャーがあり、客席全体をカバーしていました。

〜メンバー紹介〜

ここでメンバー紹介が始まります。客席から見て、ステージ右側に位置するメンバーから順に玉置さんが紹介していきます。

パーカッション・中北裕子
トロンボーン・佐野聡(※1)
ベースギター・川崎哲平
ギター・秋山浩徳
1stバイオリン・吉田宇宙
2ndバイオリン・森本安弘
ヴィオラ・亀井友莉
チェロ・稲本有彩
サウンドプロデュース&アレンジ、キーボード・トオミヨウ(※2)

(※1)佐野さんの発表時は佐野さんがハットを外し、玉置さんと髪を靡かせる動作を行っていました。それと同時に、中北さんの「キラキラキラキラ」といったツリーチャイム音も鳴りました。
(※2)トオミヨウさんの紹介後、玉置さんが唯一トオミヨウさんと握手をしていました。

メンバー発表が終わると、大きな拍手と歓声が上がります。ここで玉置さんが一言、

Welcome to My HomeTown

と言っていたのが印象的でした。

11. 悲しみにさよなら

玉置さんが歌う

悲しみに〜さよなら〜

で曲がスタート。続いてストリングスが目立つ演奏の中

泣かないでひとりで
ほゝえんで見つめて
あなたのそばにいるから

の歌唱。ここから観客の手拍子が発生しました。

1番で印象的なアレンジがありました。

揺れる心を止められない

のところで、

揺れる・・・心をぉ〜⤴︎

というように、タメを作って「心を」を詰め込み「をぉ〜」で音程を上げるアレンジ。万博1日目で印象に残った歌い方をここで再び見ることができました。なお、先日にNHKで放送された映像は2日目のため、このアレンジが無かった日です。

この曲は、とても幻想的な雰囲気で進行します。紫色がベースになった照明に、白く細い光が交わる演出。ストリングスの演奏がよく目立つところにも、それを感じました。

2番終了後のサビは観客との合唱で進行。玉置さんが両手を振りながら観客に向けて指揮をすると、

1・2・3・4

のコールで合唱が開始。

(↓ここから合唱↓)
泣かないでひとりで ほゝえんで見つめて
あなたのそばにいるから
悲しみにさよなら ほゝえんでさよなら

(↑ここまで合唱↑)
ひとりじゃないさ〜

といった流れです。

その後は玉置さんが独唱して歌唱パートが終わると、後奏もストリングスの音が際立ちます。

泣かないでひとりで
ほゝえんで見つめて
あなたのそばにいるから

と同じメロディーを吉田さん、森本さんによる2人のバイオリン奏者が担当。非常に心地良い音色でした。座席位置の関係から、2人の姿がやや見切れる距離感だったため、首を少し右に傾けてこの演奏を見ました。

12. JUNK LAND

ステージ中央にあるマイクスタンドを前方に移動させて、マイクを置く玉置さん。前奏が始まり、その途中で玉置さんが後ろに置かれたギターを手に取り、左肩にかけます。この曲から観客の多くが立ち上がり、手拍子が巻き起こる中を進行。非常に盛り上がりました。

待ってる人のその前で
泣いてる人のその前で

のパートで特徴的な動きをしているメンバーを発見しました。バイオリンの吉田さんです。頭をガンガン上下に振りながら、キレのある演奏をしていました。髪が崩れないか、隣の森本さんと接触しないか、そんなことが心配になるくらいの激しさでした。隣の秋山さんも、その姿を見ながら、楽しそうにギターを弾いていたことも印象に残りました。

2番が終了し、曲が転調する

ガラクタだけど心を込めて
昔のように僕と暮らそう

から、サポートメンバーの多くが観客に手拍子を促すために頭上で手拍子をします。佐野さんがトロンボーンを左手に持ちながら手拍子をしていたのが印象的でした。

限りなく青い大空

では、ピンと手を前に出す玉置さん。旭川で見た大自然を連想させました。その後の後奏は、フェイクを自由なリズムで取って曲が終了します。

13. 田園

ステージ右奥から出てきたスタッフとギターを交換する玉置さん。そのタイミングで前奏が開始します。暗いステージに、無数の白いライトが交差する演出。そこから玉置さんがステージ中央に移動して発声パートが始まると、ステージがオレンジ色の照明で飾られます。客電は点かないのが昨年からの変化点でしょうか。

1番サビのアレンジは、

愛はここにある、故郷(ふるさと)にある

でした。その後の間奏では、玉置さんがマイクから離れてステージやや右側に移動。間奏の発声を観客に促して合唱が起こりました。これには万博2日目で見た映像が蘇りました。

2番も引き続き、大きな手拍子の中を大盛況で進行。演奏面では、佐野さんの演奏するトロンボーンの助奏が印象に残りました。歌が

みんなここにいる、愛はどこへも行かない

で終わると後奏へ。ラストは玉置さんが力強く

Oh〜〜〜〜〜!

とシャウトをして曲が終了します。ソロツアーでここまで強いトーンするのは珍しいと思いました。

曲後、メンバー全員がその場で起立。しばらく観客からの拍手が続きます。やがて、玉置さんがマイクスタンドからマイクを外して次曲が始まります。

14. メロディー

トオミさんのピアノで曲がスタート。その後に玉置さんの歌が始まりますが、1番の歌い方が普段と全く異なっていました。今にも途切れそうな非常に小さな声で、時々言葉を詰まらせながら、語りかけるような歌い方がありました。その繊細な歌声に合わせて、伴奏の音も心なしか控えめであったように感じました。

2番からはいつも通りの歌声が復活。サビでは、

メ〜ロディ〜 いつの間に〜〜〜

といった力強いトーンも聴くことができました。

2番終了後の間奏終盤で、マイクをテーブルに置く玉置さん。これを見て「ノーマイク!?」と思いましたが、その直後に黒いタオルで顔を拭きました。この行動は、間違いなく顔に滴る涙を拭いていました。同時に、1番のあの歌い方は涙で歌えなかったんだと確信するに至りました。一方で、冷静だった玉置さんの一面も垣間見えました。まもなく歌のパートに入るタイミングでこれらの一連の動きがあったため、間奏の時間を丹念に計算したタイムマネジメントを感じました。

ラストサビが始まってからも、歌いながら鼻を拭うシーンを2回ほど確認しました。これは相当なまでに感傷的になっていたことが想像できます。しかしながら、歌声のパワフルさは健在で、マイクを胸の位置まで遠ざけて歌うノーマイクの雰囲気もやや覗きました。

最後の、

泣かないで〜〜〜〜〜

の歌唱が非常に力強く、長いトーンでした。続いて伴奏が消える

あの歌は心から聞こえてるよ

は、腰の高さまでマイクを下げて歌が終了しました。

曲の終了後、メンバーが再びその場に立ち、拍手と歓声が起こります。ここで客席に向けてピースサインをする玉置さんの姿もありました。

✌️✌️✌️✌️✌️

やがてメンバーが着席してコンサートが再開。玉置さんがマイクを持つと、やはり歓声が起こりました。

15. 夏の終りのハーモニー

吉田さんの弓がゆっくり動き、

キーーーン

と高音が鳴ってスタート。続けてトオミさんのピアノで前奏が始まります。ここでも観客席から大きな拍手が発生しました。

2番では、地名を入れたアレンジがありました。

今夜のお別れに最後の2人の歌は
旭川の夜を飾るハーモニー

本ツアー初のアレンジを、この場所で見ることができて良かったです。

その後はラストまで力強く歌い上げて曲の終了へ。後奏中、玉置さんが両手を胸の前で握り合わせる動きがありました。もはや定番ともなったこの仕草、本曲の終了にピッタリ合っていると思います。

その後、玉置さんが両手を後ろから前に流す動きで、メンバーをステージ前まで促して整列。以下の順番に並びました。

(客席から見て左から)
吉田さん
稲本さん
亀井さん
森本さん
トオミさん
玉置さん
秋山さん
川崎さん
佐野さん
中北さん

吉田さんが1番左に位置しており、今回のツアーでは席次と異なる並び方を初めて見ました。全員が一列に整列したまま、玉置さんがノーマイクで一言発します。

ありがとう〜!!!

その後、サポートメンバーが下手に退場。全員が退場して玉置さんが1人になると、玉置さんがステージ下手まで歩いて礼。上手まで歩いて礼。再び中央に戻ってくると、ステージ後方にあるマイクスタンドを手に取り、前方に移動させてマイクを設置します。大きな歓声が起こると、ギターを取り肩にかける玉置さん。ここで会場のボルテージが最高潮になりました。すると、玉置さんが話し始めます。

3. 旭川スペシャル

玉置さん
玉置さん

旭川市民の皆さま、全国から旭川にお越しの皆さま、ありがとうございます。

この前、浜松で台風のときになんとかやって喋ったんですけど、そのとき以来です。

観客
観客

\拍手/\歓声/

玉置さんがギターを弾いて、観客との合唱形式で曲がスタート。

もっと勝手に恋したり もっとキスを楽しんだり
忘れそうな想い出を そっと抱いているより

忘れてしまえば
今以上 それ以上 愛されるのに
あなたはその透き通った瞳のままで
あの消えそうに燃えそうなワインレッドの
心を持つあなたの願いが叶うのに
玉置さん
玉置さん

素晴らしい。浜松で台風になってやったときは「今以上、それ以上(右腕をガンガン振りながら)」って合唱になったんだけどね。さすが旭川です。

観客
観客

笑いと歓声

玉置さん
玉置さん

じゃあ、これは行けるかな?

なぜ なぜ あなたは 綺麗になりたいの
その目を 誰もが見つめてくれないの
夜は気ままに あなたを踊らせるだけ
恋の予感が ただ駆け抜けるだけ
玉置さん
玉置さん

考えてみれば、俺のギター伴奏で歌えるのはここだけだからね。

観客
観客

歓喜

玉置さん
玉置さん

水を飲んでから歌うね。

観客
観客

笑笑

玉置さん
玉置さん

(ステージ後方に移動し、水をゴクゴク飲む玉置さん。黄色い液体も飲む。)

玉置さん
玉置さん

今飲んだのはザバス。大谷くんと同じもの。
みんなは明日大丈夫?俺は札幌に行くだけだから。

ギターを激しく弾き始める玉置さん。

(前奏のメロディーを玉置さんが発声)
分からずやの濡れた唇で(※)
死にたいほど胸に火をつけて
甘いキスで上手く逃げたね(※)

腕の中に閉じ込めたいのに
じれったい 心を溶かして

じれったい 身体も溶かして
もっと もっと知りたい

(※)で、英語パートの合いの手を玉置さんが観客に促していました。
また、この曲はどちらかと言うと、合唱より玉置さんが歌う割合が大きかったです。そして、次の曲もスタート。

風の中 限りなく 夢があった
駆け抜ける ときめきで 信じ合えた
争いや疑いの 言葉を知って
触れ合える笑顔まで 遠くなったけど
無くさないで夢を 忘れないで愛を 心を開いて
I LOVE YOU I LOVE YOU I LOVE YOU More
玉置さん
玉置さん

I LOVE YOU more~~~!

観客
観客

\拍手/\歓声/

玉置さん
玉置さん

(ステージ中央にギターを置く玉置さん。)

玉置さん
玉置さん

みんなそれぞれご事情はあるでしょうけど、今日はこれくらいで終わりにします。
皆さま、ありがとうございます。
またお会いしましょう。
(ステージ右奥に退場する玉置さん。)

観客
観客

\拍手/\歓声/

その後、館内アナウンスが鳴りコンサート終了。物凄い熱気が玉置さんの故郷・旭川に渦巻いていました。

以下、楽曲のセットリストです。

4. セットリスト

玉置浩二 Concert Tour 2024
Resume 〜レジューム 新たな始まり
9月5日
旭川市民文化会館 大ホール

セットリスト

【一部】
1. あこがれ
2. 星になりたい
3. キラキラ ニコニコ
4. 出逢い
5. 瞳の中の虹
6. 明かりの灯るところへ
7. aibo
8. ぼくらは…
【二部】
9. なにもない海へ
10. サーチライト
~メンバー紹介~
11. 悲しみにさよなら
12. JUNK LAND
13. 田園
14. メロディー
15. 夏の終りのハーモニー
【アンコール】
Ec1. ワインレッドの心
Ec2. 恋の予感
Ec3. じれったい
Ec4. I LOVE YOUからはじめよう

5. 公演後の様子

公演後の会場の様子です。

玉置さんの故郷に対する想いを、そのジェスチャーや歌い方からよく感じました。「清く 正しく 美しく」がセットから外れた分、玉置さんのトークや弾き語り、観客との合唱を楽しむことができました。今後もどのような構成になるのか注目したいです。

6. 会場内に展示されたサイン

旭川市民文化会館には、その通路にアーティストのサインが掲示されています。

玉置さんが公演当日に書いたサインが、翌日に展示されていました。

来年もまたこのサインを見に来れることを願っております。

こばかず

ブログ
【今後のコンサート参加予定】

玉置浩二 Concert Tour 2024
Resume 〜レジューム 新たな始まり
・11/13(水):東京ガーデンシアター
・11/14(木):東京ガーデンシアター

KOJI TAMAKI
Christmas Dinner Show 2024
・12/19(木):ホテルニューオータニ
・12/25(水):グランドプリンスホテル新高輪「飛天」

【今後のコンサート参加予定】

玉置浩二 Concert Tour 2024 Resume 〜レジューム 新たな始まり
・11/13(水):東京ガーデンシアター
・11/14(木):東京ガーデンシアター

KOJI TAMAKI Christmas Dinner Show 2024
・12/19(木):ホテルニューオータニ
・12/25(水):グランドプリンスホテル新高輪「飛天」

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コメント

  1. 宇都宮行くよ! より:

    こばかずさん、レポートありがとうございます。
    アンコールの盛り上がり方もよくわかって、勉強になりました。
    しっかり「覚えて」行きます!
    しかし、北海道ツアーから、「清く正しく美しく」がなくなったのは、本当に残念です。あの歌は、今こそ全国に聞いて欲しいうたなんですが。

    • こばかず こばかず より:

      コメントありがとうございます!
      アンコール、非常に盛り上がりました🔥
      そうなんです、1曲削られてしまったのが残念で…
      あの歌声・モニター演出・ドラムパフォーマンスは最高でしたから🥲
      これから復活を期待します🙌