【ファイナル】玉置浩二 Pastorale公演(6/1・2)@万博記念公園 お祭り広場(特別公演)の感想とセットリスト(後編)

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こんにちは。
こばかずです。

先日の6月1・2日、billboard classics 玉置浩二 LEGENDARY SYMPHONIC CONCERT 2024 “Pastorale”@万博記念公園 お祭り広場(特別公演)に参加しました。

<出演>
玉置浩二
<指揮・管弦楽>
栁澤寿男指揮
バルカン室内管弦楽団×大阪交響楽団

今回は2公演分をまとめて記載します。情報量が多くなったため、前後編の2本立てにしました。公演前の様子から第一部の感想を前編、第二部の感想から公演後の様子を後編としています。

公演前の様子から第一部の感想を記した、前編はこちらからご覧ください。

4. 休憩中の様子

悪天候だった2日目は、第一部が終わった後の休憩中に、直近の天気予報を知らせる館内アナウンスが入りました。その文言は、

雨雲が近付いているため、今のうちに雨具の用意をしておくように

といった内容でした。この知らせは度々繰り返されており、運営の懸命な興行努力を感じました。

結果的に、この案内は非常に見事なサービスだったと思います。私はコンサート開始前から万全の装備をしていましたが、こうした方は周りにごく少数でした。以降、天気の移り変わりについても時系列で言及しますが、第二部は序盤から雨が降りました。ただでさえ雨音が気になる中、公演中に多くの人が雨具を着る光景や音を想像すると、今でもゾッとします。

5. 第二部の様子・各曲の感想

通常の公演と同様、20分間の休憩後に第二部が始まります。バルカン室内管弦楽団のメンバーが、左右の舞台袖から入場してきました。ここでポイントになるのが、大阪交響楽団の楽団員はステージ裏に待機中で、バルカン室内管弦楽団のみで第二部の管弦楽が始まる点です。そのため、コンパクトな人員構成で後編がスタートしました。

女性バイオリン奏者がコンサートマスターの位置に立ち、チューニングが開始。その音が止んだ後、栁澤さんがステージ左から入場します。歩きながら両手を広げてメンバーに起立を促し、全員で一礼。栁澤さんが指揮台に登り、ここではタクトを持たずに指揮が始まります。

8. 『スピリット・オブ・トラディション』より「ダンス」(ヴァルトン・ベチリ作曲)

ストリングス隊の迫力ある演奏でスタート。切れ味鋭いバイオリンの演奏で始まります。栁澤さんの指揮は、身体・手を小刻みに揺らしながら、全身でそのリズムを作っていきます。

中盤からは打楽器の演奏も加わり、激しさが増していました。その後、弦楽器が指で「ボロン、ボロン」というリズムを奏でて、一旦テンションが落ち着くと、最後は冒頭と同じくシャープなストリングス隊の演奏へ。フィニッシュは、栁澤さんの激しい指揮動作で第二部1曲目の管弦楽が終了しました。

ここで栁澤さんが楽団員を起立させて、コンマスをはじめとする、座席前方4名の奏者と握手をしていました。その後、ステージ奥のメンバーにも手を伸ばし、演奏を讃えるジェスチャーをしていました。

このタイミングで、栁澤さん・バルカン室内管弦楽団のメンバーが1度退場します。ステージに誰もいなくなったところで、黒いテントで覆われたステージ裏の待機室から、拍手の音が聞こえてきました。その音が、演奏を終えたバルカン室内管弦楽団から発生したものなのか、奥で演奏を聴いていた大阪交響楽団から向けられたものなのかは客席から窺い知ることはできませんでしたが、非常に高いモチベーションで演奏をやり遂げることに成功した、ハイレベルで醸成されたチームワークを感じました。

本曲の一節を、以下のリンクから聴くことができます。また、曲後に栁澤さんがコンサートマスターをはじめとする複数名の奏者と握手をする場面や、後方に位置取るメンバーへ向けて賛辞を贈る様子も、ここで見ることができます。

9. 「管弦楽のためのラプソディ」(外山雄三作曲)

しばらく経つと、再びオーケストラが左右の舞台袖から入場してきます。今回はバルカン室内管弦楽団・大阪交響楽団の両メンバーが座席へ向かいます。そのため、前曲の演奏時とは人数が違います。

その後、コンサートマスターの森下さんが1人で入場。ステージ中央まで来て、礼をしてからチューニングが開始。ここでも、第一部と同様に少し長めの時間が取られている印象を持ちました。

しばらく経ち、栁澤さんが下手から登場。やはり歩きながら両手を上げて楽団員に起立を促し、メンバー全員で礼をして次曲が始まります。

いきなり、これまでのクラシック音楽とは毛色の違う演奏で始まりました。拍子木ひょうしぎが速度のある一定のリズムで連打され、そこにきんの音がアクセントを加える始まり。続いて、打楽器がスピード感あふれる打撃を連発してから一旦演奏が止まります。

その後、トランペットが「あんたがたどこさ」の演奏を始めるのを皮切りに、吹奏楽器をはじめとする演奏音が加えられていきますが、その曲調は一般的なクラシック音楽とは異なり、日本の民謡を感じるものでした。こうした独特な演奏から、「お祭り広場」で行われた本公演で同曲が採用された背景をよく感じました。

曲の中盤で再び各楽器演奏のスピードやボリュームが落ち着くと、が鳴る音からフルートの静かな演奏がスタート。そこからまた一転して、序盤と同様に拍子木や打楽器の音が連打され、演奏に本曲1番の盛り上がりを帯びて終盤に突入します。この、静から動へのポイントを強調した演奏がハープでした。素早く弦を両手の指で弾き、曲にアクセントを加える様子がスクリーンに映っていました。これによく似たカメラアングルからの映像を、以下のリンクから確認できます。

その後は、弦楽器・木管楽器・金管楽器・打楽器と、オーケストラを構成する楽器隊が揃い踏みでインパクトのある演奏が披露され、曲のクライマックスへ向かいます。弦楽器の弓が迅速に往復する様子や、打楽器が激しく叩かれる動きは、視覚的にも迫力を感じるものでした。ラストは、栁澤さんの過激な指揮により、特別公演を飾った第二部2曲目の管弦楽が終了しました。

その後は、栁澤さんが楽団員を起立させて、客席に向かって一礼をします。ここでも、栁澤さんはステージ奥のメンバーに向けて手を伸ばし、その演奏を讃えていました。こうした姿に、拍子木や鏧、鈴など、メンバーが本来の担当楽器以外を演奏したことによるリスペクトの姿勢を感じました。

本曲を作曲した、故・外山雄三さんが生前に指揮者を務めている貴重な映像を、以下で見ることができます。御存命時には、大阪交響楽団の名誉指揮者を務めた経歴もある外山さん。ゆかりのある曲がこうしてコンサートで披露されることによって、音楽は「時空を超えて」生き続けるのだと実感しました。

10. SACRED LOVE

栁澤さんが、ステージ左側に右手を上げる合図で玉置さんが再登場します。真っ黒な衣装に身を包み、第二部の本編が始まります。なお、2日目はこのタイミングで雨が降り始めました。

栁澤さんが右手を上げる指揮で、チューブラーベルによる「祈りの鐘」が3回鳴ります。この部分、指揮者によって、3回指揮をする方と、1回のみの方に分かれることを確認しました。栁澤さんは後者でした。担当する指揮者やオーケストラによって、楽譜が異なるのでしょうか。

続けて、バイオリンの音が少しずつ大きくなる前奏で曲が始まります。途中からはハープの音も乗り、玉置さんの歌い始めに向かいました。

今自然に心で感じる

序盤は、第一部でも目立った玉置さんとハープの共演があります。また、冒頭から非常に瑞々しく、清らかで澄んだ玉置さんの歌声が印象的でした。

その後は、裏声を駆使するパートに入ります。

離れてて会えないの もう一度会いたいの

繊細な歌声がしっかりと座席まで届いてきました。Pastorale公演では、全体的に玉置さんの綺麗な裏声が際立っていた印象がありました。

そこからは雰囲気が変わり、力強い歌声へ。

暗い夜明けでも
凍えそうな真夏も
心にあるのは

記憶に残ったシーンが2つありました。

凍えそうな〜〜ぁ⤴︎〜

ここでも、トーンの途中で1段階音程を上げる歌い方。こうしたちょっとしたアレンジが、個人的に好きなポイントです。

心にぃぃ〜あるのは〜

にぃぃ〜」で歯を食いしばって歌う玉置さんの姿がモニターに映っていました。ここも2日間でカメラアングルが異なり、1日目は真正面から、2日目は横から玉置さんを撮影した映像が投影されていました。

続く、鉄琴とピアノのハーモニーが綺麗な間奏中にも、構図の変化による大きな見どころがありました。初日は鉄琴・ピアノをよく映していましたが、2日目はピアノのみが一瞬映るだけでした。その分、尺を取って玉置さんの姿が映写されていました。右手に持ったマイクを、胸に当てて聴く玉置さん。そのアイコンが、2021年に円盤化されたКАПЕЛЬ(カペーリ)公演のジャケットにそっくりで感動しました。

その後はライティングがオレンジ色になり、情熱を帯びた最終盤を迎えます。

暗い夜明けでも
凍えそうな真夏も
心にあるのは
いつも幸せを歌った君と
愛の日の永遠を
誓ったあのときの僕だよ

③では玉置さんの力強い歌声があり、
④からは曲が一層メロウな雰囲気に、
⑤を裏声から地声への綺麗なコントラストで締める。

短いながらも、様々な魅力が詰まったラストでした。

11. 行かないで

前曲から、かなりの間を空けて次曲が始まります。オーケストラの真髄を感じる、オーボエ・ピアノ・バイオリンの前奏でスタート。

歌い始め、

何も見えない何も〜

ここから玉置さんがスクリーンに映ります。この頃には空が暗くなっており、ステージ上方から眩いほどの白い光が玉置さんを照らして曲が進行しました。漆黒の中、玉置さんが白く強調されるこの姿は、非常に神秘的なものでありました。また、曲が進むにつれて玉置さんに当たる白いライトが1本→2本→3本と多くなり、さらに玉置さんの姿が目立つようになりました。

サビは、繊細な裏声と大胆な地声を織り交ぜた、玉置さんの感動的な歌声が響きました。

Ah〜 行かないで 行かないで
いつまでもずっと 離さないで
Ah〜 行かないで 行かないで
このままで
① いつまでもずっと〜 は〜〜なさないで〜〜

1番は入りの部分にタメを作って歌うイメージが強いですが、両日ともに早めの歌い入りでした。

Ah〜 行かないで 行かないで

その後の「Ah〜」が、3ヶ所全てで歌い方が異なりました。

(1番)裏声で歌う
(2番)地声で原作と同じメロディーラインを辿る
(ラスト)「Ah〜〜あぁ〜⤵︎⤵︎」と2段階語尾を下げる

これらのサビ部分、玉置さんの歌声が地声と裏声を行ったり来たりするため、その度に感動の波が打ち寄せました。

この曲はシンフォニックコンサートのシンボル的な曲で、オーケストラの演奏も見どころが多い作品です。2番〜ラストに向かう間奏ではオーボエのソロパートがあり、玉置さんの歌い終わり後の後奏では森下さんによるバイオリンのソロパートがあります。いずれもその様子がスクリーンに映し出され、見事な演奏が本曲を飾りました。

12. ワインレッドの心~じれったい~悲しみにさよなら(メドレー)

曲前、モニターにハープの映像が映り、長時間そのまま待機する演出がありました。しばらく経ち、栁澤さんの指揮でそのハープの音が演奏を主導して「ワインレッドの心」から安全地帯メドレーがスタートします。

歌い始め、

もっと勝手に恋したり〜

ピンク色のライティング下で、管弦楽が合いの手の演奏を取る中をゆっくり曲が進行します。玉置さんもそのテンポに合わせながらリズムよく歌っていました。

サビからは力強い歌声に変化。

今以上 ①それ以上 愛されるのに
あなたはその透き通った瞳のままで
あの消えそうに ②燃えそうな ワインレッドの
心を持つあなたの願いが 叶うのに

特に①と②で力強さを感じました。

2日目はその後、ライトがピンクから赤色に変わったラストサビで「そのとき」が来ました。

あの消えそうに燃えそうな
ワ〜〜インレッドの〜〜

で激しいシャウトを本公演初拝覧。個人的にこのアレンジを見るのは、昨年の12/24に行われたクリスマスディナーショー2023@グランドプリンスホテル新高輪以来でした。シンフォニックコンサートまで遡ると、昨年のNavigatoria公演(5/25)@東京ガーデンシアター公演以来でしょうか。Pastorale公演では影を潜めていた歌い方を、最終盤で聴くことができて嬉しかったです。

続いて、オーケストラの間奏を経て「じれったい」に移ります。この曲も、比較的ゆっくり進行しました。

サビ前、

腕の中に閉じ込めたいのに

で、左手を自分の身体に寄せて包み込む玉置さんのジェスチャーがありました。

その後のサビ、

じれったい 心を溶かして
じれったい 身体も溶かして

で、歌声がカジュアルになり、左手を地面と平行に這わせるように溶かす仕草をしていました。

ラストサビも、見どころがありました。

Baby Baby Baby
心を燃やして
Ah〜 Baby 全てを燃やして
もっと もっと知りたい
Baby Baby Baby

ここで、歌唱に合わせて3度、玉置さんをそれぞれ別アングルからカットするモニタリングがありました。

もっと〜おぉ⤵︎⤵︎〜 もっと知りたい

この部分は、原作と同様に音程を下げていく歌い方でした。個人的に好きなポイントです。

そこから「Foo〜」の裏声で前曲を締めて、次曲の「悲しみにさよなら」が始まります。壮大な前奏からスタートして、さっそく玉置さんの歌唱へ。

泣かないで1人で
ほゝえんで見つめて
あなたのそばにいるから

出だしから力強い歌声が響きました。

続く、

夢にまで涙が溢れるくらい〜

からは曲が静かに進行。1日目はその後の節で、印象的な歌い方がありました。

揺れる心を止められない

のところ。

揺れる・・・こころをぉ〜⤴︎

というように、タメを作って「心を」を詰め込み「をぉ〜」で音程を上げるアレンジ。このような歌い方は珍しいと思いました。

サビからは再びダイナミックな歌唱にシフト。ラストは両日ともに、

愛を〜世界の平和の〜ために〜

といった歌詞アレンジが歌われると、ここでステージ内の左奥から客席・太陽の塔を映した映像がスクリーンに投影されました。この画角は、見るたびに感動を覚えるものでした。

そしてラストサビへ。ここから玉置さんのフルスロットルな歌唱が繰り広げられました。2日間ともに、ここまでで1番の気合の入り具合で、迫力を感じました。

悲しみにさよなら
ほゝえんでさよなら
1人じゃないさ

で会場全体を右手で覆うジェスチャーを見せて、最後の

泣かないで1人で
ほゝえんで見つめて
あなたのそばにいるから

はマイクを胸の位置まで下げての歌唱。非常にパワフルな歌声がありました。

その後のわずかな間奏を「Yeah〜」といった声で彩ると、ラストの

悲しみに〜さよなら〜

は完全にマイクを下げて歌います。広い野外コンサートでも、この演出は変わりませんでした。

曲終了後、握手を交わす玉置さんと栁澤さん。素晴らしいパフォーマンスをお互いに讃え合っていました。振り返ると、本ツアーの「悲しみにさよなら」は本当に凄かったと思います。2月末の沖縄公演からファイナルの万博公演まで、一気通貫して気持ちのこもった玉置さんの歌声が印象に残りました。

13. JUNK LAND

曲前、スクリーンに栁澤さんの姿が映っていました。演奏が終わった譜面を右端に整理して、丁寧に次曲の楽譜に入れ替える所作。こうした映像がモニターに映るのは珍しいと思いました。

ここでステージを見ると、スモークが下から沸き起こり、黒いステージに大量の白い煙がかかっていました。これはまるで、オーディエンスの興奮や会場の熱気を現在進行形で表しているようにも見えました。

この曲も、前曲から間を空けて、ハープ&ピアノの前奏で始まります。玉置さんの歌い始め

どっち行く?どっち行こう?

2日目は2度目の「どっち」で、言葉を強調して歌っているように見えました。

その後は、本曲にしては非常にゆっくり曲が展開されていきます。初日はリズムに合わせて観客席から手拍子が発生しましたが、2日目は起こりませんでした。雨で身の回りの環境が悪かったからでしょうか。

サビ前、

どんな風が吹いたって負けるわけない

の歌詞に、2日目の悪天候を類推しました。また、ここで右の拳を伸ばす玉置さんから、負けないパワーを感じました。

続くサビ、

待ってる人のその前で〜

以降は、切れ味鋭いバイオリンと甲高く美しいフルートの演奏下を、玉置さんがビートを刻んでいきます。

愛してる人のその前で

では、両日とも右手を聴衆に向ける玉置さんのジェスチャーがありました。これはPastorale公演でよく見た動作で、今後のスタンダードになっていくのでしょうか。おそらく、8月からのソロツアーでも本曲は実演されると思うので、また注目したいです。

続く1〜2番への間奏中では、玉置さんが裏声のフェイクを連発して2番へ移行しました。

2番は、中盤の

破れちまった旗でも高く掲げ

で腰の位置までマイクを下げ、後屈した姿勢で繰り出される迫力あるシャウトがありました。

2日目はその後の、

僕のスピードじゃ何も変えることができない

が、これまでとやや異なる歌い方だったように聞こえました。安全地帯XIIIでカバーされた歌い方によく似ていたと記憶しています。

転調後の、

ガラクタ〜だけど
心を〜込めて

からは張り詰めた緊張感を抜け出し、感動的なラストが繰り広げられます。伸びやかな玉置さんの歌声が、万博記念公園 お祭り広場にこだましました。会場の風景によく合うジェスチャーもあり、

緑の丘で2人で暮らそう

では客席に右手を向けて、広くカバーしていました。客席から見て、右芝生シート→椅子席→左芝生シートに向かって、ワイドにスライドさせていました。

限りなく青い大空

では、右手を上空に向けてピンと真っ直ぐ伸ばしていました。これらの動作は両日ともにあり、野外コンサートの景色とよく合うものでした。なお、1週間前に行われた5/23@東京ガーデンシアター公演でも、同様のよく目立つジェスチャーがあったため、当時から万博公演を想定していたのかな?と思いました。

その後の間奏では、フェイクを多く取り入れる玉置さん。「Oh〜」といったシャウトや、「レロレロ」といった遊びを織り交ぜて、グルーヴを作っていきます。

ラストの

JUNK LANDで〜

は裏声で、栁澤さんと正対しながら、指揮終了の動作と同時に歌い終わりました。ここでも両者は曲後に握手を交わし、見事なパフォーマンスを相互に讃えていました。

14. 夏の終りのハーモニー

壮大な前奏で曲がスタートします。

2日目、1番の冒頭でやや気になった場面がありました。

今日のささやきと昨日の争う声が

のところ。

昨日の争う声は

と聞こえた気がしました。

1番のサビラスト、

いつまでもずっと忘れずに〜〜〜

では、

忘れずにぃぃ〜〜〜

のトーンを2日間とも非常に長く歌っていました。特に2日目は、トーンの終盤にマイクを口から少しずつ身体の右外側に離していくマイキングで、2番が始まる直前までその歌声が伸びていました。

その後、すぐに2番が開始。

今夜のお別れに最後の2人の歌は

ここで目線を様々な場所に移しながら、オーケストラを紹介するような動きをしているように見えました。その直後で、ご当地を入れた歌詞アレンジがあると思いましたが、

夏の夜を飾るハーモニー

は、両日とも原作通りの歌詞で歌っていました。しかし、2日目は別のアレンジがありました。

夏の夜を・・・飾るハ〜〜モニ〜

飾る」の入りを遅らせて歌っていました。続く「ハ〜〜モニ〜」は序盤から小刻みなビブラートをかける歌い方で、咄嗟のアレンジに私の身体も震えました。

2番サビ、

夜空をたださまようだけ
星屑の間を揺れながら

2日目はここで、玉置さんが左手を前に出して、揺らす動作がありました。この箇所でも、КАПЕЛЬ(カペーリ)公演と同様の姿を重ねました。3年前の様子を、以下の動画で確認できます。

その後は、

2人の夢 あこがれを
いつまでもずっと想い出に

を歌い終えると、「Yeah〜」のシャウトを挟んで、マイクをテーブルに置く玉置さん。野外コンサートでも、オフマイクパフォーマンスは健在でした。

真夏の夢 あこがれを
いつまでもずっと
忘れずに

ここをノーマイクで歌います。座席位置の関係からか、1日目と2日目で声の伝播が異なるように感じました。1日目は、スピーカーを通して声が伝わってくる感覚がありましたが、2日目は機材を介さない肉声寄りの歌声でした。13,000人も収容した公演、しかも音が飛び散りやすい野外コンサートで、玉置さんの一直線な歌声が空まで響き渡りました。

この部分、玉置さんは両手を身体の前で握り締めるか、あるいは両足の外側にぶら下げて歌う姿が多い印象がありますが、2日目は序盤で手が各方面に動いていたように見えました。この姿に、太陽の塔の両手やPastoraleポーズが重なりましたが、それ以上に玉置さん自身にも強い興奮があり、自然に身体が動いたのだと推察しました。

ラストの、

忘れずにぃぃぃ〜〜〜〜〜

のロングトーンがやはり非常に長く、スクリーンにもその映像が映っていました。一定の声量を保ち続けたオフマイクでのロングトーン。この上なく素晴らしい驚愕のパフォーマンスがそこにはありました。トーンの途中からオーケストラの演奏が再開しますが、その後もスクリーンは終始玉置さんの様子をモニタリング。目を瞑るくらいまで「」の口角を上げて、食いしばる歯がとても綺麗に映っていました。

玉置さんのトーンが終わると、観客席から拍手が発生し、その中をオーケストラの後奏が続きます。これまで参加した公演では、拍手は後奏の途中で鳴り止むか、徐々に静かになっていくことが多かったですが、2日目は全く違っていました。一切拍手の音が小さくならず、後奏が終わるまで永続的に音量がキープされていました。この一定な拍手は、玉置さんのロングトーンを観客が受け継いだような、感動的でドラマチックな瞬間でありました。前述したJUNK LANDでは、手元の環境が悪かったために曲中で手拍子が生まれなかったと考察しましたが、本曲ではこうした背景は度外視で、玉置さんのパフォーマンスに対する最高級の賛辞が贈られていました。

劇的なシーンはまだまだ続きます。オーケストラの演奏終了間際に、玉置さんの非常に充実した表情がモニターに映っていました。目を瞑りながら、オーケストラの演奏および観客の拍手を全身で聴き浸り、時折その音に対してうなずきながら、多幸感に包まれた自然な微笑みを浮かべていました。これを見て、私自身も非常にうっとりしました。それと同時に、このファイナル2Daysに全てを出し切った、玉置さんの胸の内に秘められた達成感や満足感のようなものを感じました。

ラストは、オーケストラの演奏が止むのと同時に、両手を横に広げてから手と手を少しずつ近付けていき、最後に握り合わせる動きで終了します。この動作は2日間ともありました。沖縄公演の2日目でアイコニックだった表現を、千秋楽でも見ることができて非常に嬉しかったです。

その後はカーテンコールへ。栁澤さんが指揮台を降りて、観客席から見て左、玉置さんが右の立ち位置。栁澤さんは少し引いたところに立っていました。お互いに拍手をしたり、手を伸ばしてリスペクトをする表現をした後に、2人がステージ左側に退場していきます。

その後も続く観客からの拍手。しばらくすると、玉置さん・栁澤さんが2人で再入場してきました。ここでもお互いを讃える姿を見せた後、栁澤さんは指揮台へ登り、玉置さんは退場します。ここで玉置さんは「1度裏に戻って、またステージに戻ってくる」という具合に、下手とステージを順に指差して退場していきました。また、最後には左手でオーケストラを強調するようなジェスチャーも見せていました。

15. 田園

拍手が鳴り止み、一瞬の静寂が包む万博記念公園 お祭り広場。栁澤さんの指揮から、ベートーヴェンの「田園」でコンサート再開です。「田園(Pastorale)」と銘打ったツアーのファイナルに相応しく、野外会場で美しいオーケストラの音色が響きました。途中からは玉置さんの「田園」も織り混ざる展開に変化。ここでやはり観客席から拍手が起きていたのが印象的でした。徐々にメロディーの比重がベートーヴェンから玉置さんの曲優勢になり、ラストは盛り上がって序曲が終了します。

栁澤さんのキレの良い指揮で、玉置さんの「田園」の前奏がスタート。ここで玉置さんがステージ左側から再入場します。2日目は、入場のタイミングがいつもより数段階早いように見えました。前奏が始まる前に歩き始める、玉置さんの活気付いた勢いを感じました。ここで観客の多くが立ち上がり、盛り上がりを支援します。玉置さんもそれに応えるように、2日目はイントロ中に「ヘイ!」と1つシャウトを入れてから発声イントロに向かっていたのが印象的でした。

A・Bメロは、オーケストラの合いの手が目立つ中、玉置さんがリズミカルに歌い上げていきます。Aメロでは特にフルートの演奏がよく聴こえてきました。この2日間、フルートの女性奏者がモニターによく映っていました。

そしてサビへ。観客の手拍子が再開して、盛り上がりを後押しします。待ち侘びた歌詞のアレンジは、2日間とも

愛はここにある 太陽の塔にある

でした。ここで、玉置さんが歌いながら眼前にある「太陽の塔」に向けて、真っ直ぐ手を伸ばす動作がありました。直後に、ステージから撮影された、最奥に太陽の塔を映した映像がスクリーンに投影。この頃にはすでに周りが暗くなっていたため、コンサート開始時に同じ角度から撮られた映像とは趣が異なっていました。

続く間奏では、1日目と2日目で大きな変化がありました。1日目は玉置さんが間奏を歌ったのに対して、2日目は両手を高く上げ、身体をのけ反らせて観客に歌声を促していました。すぐさまその様子を察知する観客。13,000人に上るコーラスが公演を後押ししました。

2番もオーケストラの合いの手演奏が目立つ中、玉置さんの丁寧な歌声で進行します。

2番のサビ前、

明日も何かを頑張っていりゃ

ここで一旦、オーケストラの演奏が止まり、玉置さんの歌声が強調されます。照明演出も、ステージ全体が紺紫色になり、白い無数のライトが玉置さんを照らします。真っ暗な野外会場で、一際輝きを放つ玉置さんの姿がありました。

そこから2番サビ・ラストサビへと向かいます。2日目は、ラストサビの入りで玉置さんの印象的な歌声がありました。

生きていくんだ それでいいんだ

のところ。

い・き・て・い・く・ん・だ
そ・れ・で・い・い・ん・だ

というように、それぞれの言葉を強調するように歌っていました。

玉置さんの目の前にそびえ立つ「太陽の塔」は、その内部に「生命の樹」があります。

この樹は、生物における進化の過程を数億年単位で遡って示しています。アメーバーなどの原生生物から始まり、爬虫類、恐竜、そして人類に至るまで、様々な模型が展示されていました。そのような示唆に富んだ背景の下で、玉置さんの

生きていくんだ それでいいんだ

という歌には、どんなに時が経っても変わらない、生命活動における本質的なメッセージが込められていると感じました。

そして本曲を、

みんなここにいる 愛はどこへも行かない

といった歌詞、客席全体を包み込む玉置さんのジェスチャーで表現すると、後奏に向かいます。前間奏と同じメロディーをリズムよく口ずさむ序盤から、オーケストラの演奏が少しずつ盛り上がる中盤へ。その後はクライマックスとなる終盤の大シャウトが待っています。

ダットゥビ、ダットゥビ、ダットゥビ、ダットゥビ、ダットゥビ、ダァットゥッビッ、
イェ〜〜〜ッ!!!!!

非常に力強い叫び声が、万博記念公園 お祭り広場に響き渡りました。ラストのトーンでは、途中から観客の拍手が起こっていました。また、栁澤さんの指揮が終了した後も、玉置さんの後屈姿勢が続いていました。その後、観客席からは拍手喝采・大声援が沸き起こりました。

以降、1日目と2日目で演出が異なるため、分けて記載します。

6/1 1日目

1日目はその後、玉置さんがステージ右側、栁澤さんがステージ左側に立ち、しばらく観客からの拍手・歓声を浴びていました。しばらく経つと、栁澤さんが指揮台に上がり、玉置さんがマイクを持ってラストの曲が始まります。

6/2 2日目

2日目は曲後、玉置さんが右の拳を空に向けて突き出す動きがありました。これが合図となって、客席から見て右側の上空に花火が打ち上がりました。栁澤さんにエスコートされ、ステージ上手まで一緒に歩みを進める玉置さん。ステージの右端で立ち止まると、2人で花火を眺めていました。これは、玉置さんと同じ作品を見ることができて感動した瞬間でした。この花火は、体感にして1〜2分ほど続きました。悪天候で本演出の決行が危ぶまれましたが、この頃には天気も回復気味でした。

花火の演出が終わると、玉置さん・栁澤さんがホームポジションに戻ります。栁澤さんが再び指揮台へ、玉置さんがマイクを持ってラストの曲が始まります。

16. メロディー

栁澤さんの指揮によるオーケストラの前奏から

あんなにも好きだった

の玉置さんの歌声。「メロディー」が始まります。

本曲は2日間ともに非常に良かったと思います。ゆっくりしたオーケストラ演奏の中、丁寧に言葉を紡ぐ玉置さんの歌声がそこにはありました。

サビは本公演中に各曲でよく目立った、繊細な裏声と強烈なトーンの融合がありました。

メ〜ロディ〜
泣きながら〜/いつの間に〜

①では、裏声になるところが全く澱みなく、ハッキリと聴こえてきました。
②のロングトーンは、いつもより少し長めに歌っていた印象がありました。2日間を通じて、玉置さんは絶好調でした。

2番終了後の間奏時、マイクをテーブルに置き、イヤモニを外すお馴染みの姿は、野外コンサートでも同様でした。

あの頃は何もなくて
それだって楽しくやったよ

このオフマイクパフォーマンスも、1日目は玉置さんの歌声がスピーカー越しに感じられましたが、2日目はまるでステージから直接響いてくるかのように、玉置さんの生声が鮮明に耳に届きました。

続く

メロディー
泣きながら/④泣かないで

③では、

メロ〜⤴︎⤴︎ディ〜

というように、「」の音程を跳ね上げるようなフェイクがありました。これまで参加した公演では、2回目のみこのアレンジを取り入れていた印象がありましたが、この2日間は2回ともこうした歌い方でした。

泣かないで〜〜〜

最後のロングトーンは、栁澤さんの非常に小さい指揮動作の下で、オーケストラの静かな演奏がありました。そのため、玉置さんの歌声がよく聴こえてきました。ロングトーンの終了と合わせて、栁澤さんの指揮が過激になり、演奏に迫力が生まれると、最後は一転して静寂の中、

あの歌は心から聞こえてるよ

を玉置さんの深みのある歌声で締めて、ラストの曲が終了します。

ここで観客席から感動の拍手が沸き上がり、千秋楽のパフォーマンスへの賛辞が贈られました。これ以降も1日目と2日目で演出が異なるため、分けて記載します。

6/1 1日目

1日目は、このタイミングで玉置さんが右拳を空に突き上げるポーズがありました。これがスイッチとなり、会場の右側上空に花火が打ち上がりました。この日は右端前方の席だったため、花火をよく観察することができました。

初日の玉置さんはステージの右端まで移動せず、終始ステージ中央に立っていました。花火を見ると玉置さんが見れず、玉置さんを見ると花火が見れない究極のジレンマに苛まれる中、視線を空とステージに向けて行き来しながら玉置さんの様子を確認すると、度々観客に向けて両腕を横に広げるポーズをしていました。

おそらく、ステージ設備の関係上、中央に立った玉置さんの位置からは花火を見ることができなかったと思います。各楽団員の方々は、ステージの屋根があるため確実に見えなかったでしょう。それが、2日目は栁澤さんの誘導もあり、玉置さんと同じ作品を鑑賞することができました。2年前の河口湖ステラシアター公演2日目で、いきなりステージ後方の扉が開き、花火が打ち上がったときと同様に、同じ場所で同じ演出を共有できる、感動的かつ歓喜的な瞬間でした。

その後、玉置さんと栁澤さんがステージから退場し、また2人で再入場をするカーテンコールの演出へ。そこから玉置さんが、

① ステージ左端まで足を運んで礼
② ステージ右端まで足を運んで礼
③ ステージ中央に戻ってくる

の順で移動すると、玉置さんがノーマイクで一言。

ありがとう〜!!!

の叫びがありました。この瞬間、大歓声が観客席から沸き起こる中、玉置さんと栁澤さんが退場し、館内アナウンスが会場に流れてコンサートが終了しました。

6/2 2日目

2日目は「メロディー」の終了後、玉置さんと栁澤さんが退場して、再び2人でステージに戻ってくるカーテンコールの演出がありました。

しばらく観客席からの拍手を浴びた後に、玉置さんがマエストロ・栁澤さんと握手、続けてコンサートマスター・森下さんと握手をして、退場しようとしたところで、玉置さんと森下さんが話し合う光景がありました。そのニュアンスとしては、

玉置さん「やりますか?
森下さん「もちろん、やりましょう

というような短いやり取りでした。ここで、全く間を空けることなく、栁澤さんが指揮台へ登り、玉置さんがテーブルに置かれたマイクに手をしました。何やら公演が続く予感が一気に高まり、観客からは大歓声が沸き起こりました。これまで参加した公演では、ダブルアンコールの開始時には余白を持たせて焦らすような空気がありましたが、この日は間髪を空けずにダブルアンコールへ突入する演出でした。期待値が0から徐々に100になるのではなく、0が急に100へ達しました。

17. 田園(ダブルアンコール)※6/2のみ

マイクを持ったまま口に両手を近付けて、観客に向けて発声を促す玉置さんの姿がありました。ここで、ステージ左側にも少し歩いていき、同様の動作をしていました。

ベートーヴェンの「田園」は省略され、玉置さんの「田園」から前奏が始まります。この開始スタイル、本編以上に迫力をよく感じる演出になっています。照明はステージ全体が白く明るく照らされて、ダブルアンコールバージョンを感じました。

発声イントロが始まると、さっそく玉置さんが両手を高く広げて観客からの歌声を引き出しました。これに応える観客、13,000人の合唱が公演を彩ります。

1番のAメロ、

石ころ蹴飛ばし 夕陽に泣いた僕

ここからは玉置さんが歌います。

Bメロ、

何もできないで 誰も救えないで

以降も玉置さんが歌唱。そのままサビに向かいます。

サビ、

生きていくんだ それでいいんだ

ここで両手を高く上げる玉置さん。再び観客のパートに移ります。

続く、

ビルに飲み込まれ 街に弾かれて
それでもその手を離さないで

からは玉置さんの歌声も加わり、観客をフォローします。そして最後は、

僕がいるんだ みんないるんだ
愛はここにある 大阪にある

の歌詞アレンジがありました。この日も、本編とダブルアンコールで異なるアレンジで、玉置さんの強いこだわりを感じました。

その後の間奏は観客が歌い、2番も1番と同様にAメロ・Bメロは玉置さんが歌う形式でした。サビは再び玉置さんが両手を上げる合図から、

生きていくんだ それでいいんだ

を観客が合唱し、それ以降は玉置さんが歌う展開へ。

波に巻き込まれ 風に飛ばされて

を1番と同じ

ビルに飲み込まれ 街に弾かれて

と歌っていたのが印象的でした。歌唱パートが飛び飛びになると、歌詞の認知が難しくなることを実感したのと同時に、本編における玉置さんの圧倒的な集中力に感服しました。最後は2度目となるクライマックスのシーンに突入します。

ダットゥビ、ダットゥビ、ダットゥビ、ダットゥビ、ダットゥビ、ダットゥビ、ダットゥビ、ダットゥビ、ダットゥビ、ダァットゥッビッ、
イェ〜〜〜ッ!!!!!

体感的に本編の倍の回数、小刻みなシャウトを繰り出す玉置さん。ラストは骨太なロングトーンが、再び万博記念公園 お祭り広場に轟きました。

Pastorale公演のフィナーレを圧巻の歌声で締めくくり、観客席からは万雷の拍手と大歓声が沸き起こりました。ここで、玉置さん・栁澤さんがステージ裏に退場します。大喝采の様相はまだまだ続き、しばらく経つと玉置さん・栁澤さんが再びステージに戻ってきました。さらに盛り上がる観客席。ここで玉置さんが客席に向かって、

ありがとう〜!!!

とノーマイクで叫ぶパフォーマンスがありました。

その後、玉置さんが栁澤さん・森下さんと握手をしてからステージ裏へ退場します。続いて、後を追うように栁澤さんも退場。ステージ上がバルカン室内管弦楽団・大阪交響楽団のメンバーのみになります。

この中をしばらく拍手が続いてから、公演終了のアナウンスが会場に流れ、コンサートが終了します。玉置さん再入場への期待や、素晴らしいパフォーマンスへの余韻を存分に持たせた、ナイスタイミングで放送が流れたところも、見事なポイントでした。この頃には雨もすっかり止んでおり、一点の曇りもない晴れやかなムードでPastorale公演が幕を閉じました。

以下、楽曲のセットリストです。

6. セットリスト

billboard classics
玉置浩二
LEGENDARY SYMPHONIC CONCERT 2024
“Pastorale”
6月1日・2日
万博記念公園 お祭り広場

特別公演
セットリスト

【一部】
1. ベートーヴェン 交響曲第6番「田園」第5楽章~歓喜の歌(管弦楽)
2. ボードビリアン ~哀しみの道化師~
3. ホームレス
4. Beautiful World
5. あこがれ(Instrumental)
6. MR.LONELY~All I Do~サーチライト(メドレー)
7. Friend
【二部】
8. 『スピリット・オブ・トラディション』より「ダンス」(ヴァルトン・ベチリ作曲)
9. 「管弦楽のためのラプソディ」(外山雄三作曲)
10. SACRED LOVE
11. 行かないで
12. ワインレッドの心~じれったい~悲しみにさよなら(メドレー)
13. JUNK LAND
14. 夏の終りのハーモニー
【アンコール】
15. 田園
16. メロディー
【ダブルアンコール】(※6/2のみ)
17. 田園

7. 公演後の様子

公演後の会場の様子です。

6/1 1日目

6/2 2日目

暗くなり、誰もいなくなった会場を見ると、あの素晴らしいコンサートの光景が頭の中を駆け巡ります。

8. Pastorale公演の総括

2月末から行われたPastorale公演を回想すると、やはり本公演も回数を追うごとに進化を積み重ねていったように感じました。その歌声はもちろんのことですが、歌詞に合わせた玉置さんの表現も増えていき、注目するべきポイントが多くなったと思います。今後もさらに素晴らしいパフォーマンスが発展されそうで、ますます玉置さんから目が離せません。

以下に、各公演へ参加後、X(旧Twitter)に上げた感想と一言コメントを添えて終わりにします。

2/28・29 那覇文化芸術劇場なはーと

・第一部の初め3曲で感じた、息を飲むような緊張感
・非常に気持ちの入った「悲しみにさよなら

3/13 東京芸術劇場

・玉置さんの豊富な歌唱アレンジ
・3階席までしっかりと聴こえてきたノーマイク歌唱

3/28 東京国際フォーラム

・オーケストラの音と見事に調和する玉置さん
・大盛況になった「田園」のダブルアンコール

4/29 仙台サンプラザホール

・「愛はここにある、東日本にある
・「波に巻き込まれ、風に飛ばされて」で、左手を胸に当てる玉置さん

5/23 東京ガーデンシアター

・第一部で聴いたビブラートの快感
・第二部のリミッターを外したような玉置さんの力強い歌声

6/1・2 万博記念公園 お祭り広場(特別公演)

・圧巻のファイナル2Days
・これからもさらに玉置さんのパフォーマンスが凄くなる予感

1ヶ月後の8月からは、ソロツアー「Resume 〜レジューム 新たな始まり」も始まります。サポートメンバーはどんな人員なのか、セットリストはどんな構成なのか、今から楽しみですね。ここまで、長文をお読みいただき、ありがとうございました。

こばかず

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【今後のコンサート参加予定】

billboard classics 玉置浩二
LEGENDARY SYMPHONIC CONCERT 2025
"ODE TO JOY"
Coming Soon…

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